■スポンサードリンク
(短編集)
怪盗紳士ルパン
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
怪盗紳士ルパンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.61pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ルパン登場にまつわる話を含む 連作短編集的な一冊。 1980年代に何冊か買って読んだものの、 これは今まで一度も読んだことがなかった。 ルパンの言動に青臭さは感じるものの、 探偵として推理力を発揮する冒険譚というより、 頭脳明晰な怪盗としてのルパンの原点が 瑞々しく描かれている。 沈着冷静な人物と思いきや 狼狽える姿も描かれていて 若いルパンの人間味が味わえる。 最後に収録されたシャーロック・ホームズとの対峙は 次作『ルパン対ホームズ』への序奏だろうか。 ルパンの全てはこの一冊から始まった。 これはまず最初に読んでおくべき一冊だろう。 訳文も今読んでも読みやすい。 大人向けの文庫も他社から出ているが、 この本は「児童書」に分類されているとはいえ 大人が読んでも楽しめる。 カバーも偕成社版の文庫化されたものより ハードカバーシリーズの方が格段にカッコいいし、 デッサン風の挿絵も大人向けだ。 現在偕成社本社には在庫がなく、 偕成社ウェブサイトでは購入不可能。 Amazonでは、巻によっては新品で入手できる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ルパン3世ではなく、小学校の時に読んだ少年向けの本でもないアルセーヌ・ルパン全集を本棚の奥に見つけて読みました。1986年8刷。60年ぶり。今時のピカレスクとも違ってすっと物語の世界に引き込まれます。1) 怪盗紳士ルパン、2) ルパン対ホームズ、3) ルパンの冒険、4) 奇岩城と一気に読んでしまいました。訳者が変わっていますが違和感はなく上手だと思います。シャーロックホームズ(エルメック ショルメス)がやや悪役になっているところなどニヤリとさせられます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ルパン・シリーズの第一弾は長編ではなく九編の連作短編集。発表は1907年。 フランスからアメリカに向かう定期客船が舞台になる第一篇の時点で、アルセーヌ・ルパンは千の顔をもち、狙いを貴族の城館や金持ちのサロンに限るという趣味的な傾向を持つ、すでに著名な神出鬼没の怪盗として紹介される。あわせて彼のライバルである名刑事ガニマールの名も挙がる。 第一篇の「アルセーヌ・ルパンの逮捕」に始まり「獄中のアルセーヌ・ルパン」「アルセーヌ・ルパンの脱獄」と続くことからわかるように、オーソドックスな「怪盗vs探偵」の図式ではなく、のっけから意外な展開を意図する作品の傾向が強い。その後もルパンの過去のエピソードであったり、義賊としての一面や、ライバル役としてシャーロック・ホームズを登場させるなど、ルパンが一種のヒーローであることを前提としている。 各話の謎についても、ミステリ然としたトリックもなくはないのだが、どちらかといえば手を変え品を変えという感じで、展開の意外さで驚かせることを目的にしているように感じる。ルパンが皮下注射で変装したり、カラテチョップやジュードーで敵を倒すなど、子供だましと言えなくもない荒唐無稽ぎみの展開も珍しくない。類似としては、子どもの頃に読んだ江戸川乱歩の少年探偵団シリーズを思い浮かべた。本書からも直接の影響を受けているのかもしれない。 ルパンのキャラクターとしては、鮮やかな活躍を見せたと思えば、ときにはターゲットにまんまとしてやられたり、惚れた女性にはからっきし弱かったりと、人間臭い一面をもつ。前述のやや荒唐無稽な展開ともあわせて、このあたりから『三世』が"原作"を忠実に踏襲していることは意外でもあった。 総じてはミステリ要素もあるヒーローものとして読んだ。会話文も多く、小・中学生ぐらいまでに読んでいれば素朴に親しむことができたかもしれない。 余談だが、いくら現代とは時代が違うとはいえ、当時作品が発表されていたシャーロック・ホームズを登場させるのはどうかと思ってネットで調べたら、やはり途中からアナグラムの変名で差し替えられていたようだ(現在は元のままシャーロック・ホームズで掲載されている)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
推理小説が読みたくて、購入しました。 ありがとうございました。 ハラハラドキドキの連続でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネトフリの同名作品をみて、よみたくなったが、 子供の頃、読んだ記憶があった。 なつかしかったが、アニメでみているので、 既視感満載。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ホームズに比べるとちょっと知名度が低いルパンだけど、原作はとても面白い | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
南洋一郎氏、堀口大学氏の翻訳で昔から親しんでいました。平岡敦氏の訳で新たに一部読み直しました。すんなりと話に没頭でき、その心理をうまくついたプロットの巧妙さに今さらながら感心するばかりです。ホームズ物は全訳が全巻容易に入手できるのに、ルパンは主要作品でも品切れで入手困難な状況が残念です。早川書房と平岡氏のご努力に期待します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小学生の時分にポプラ社版を読んだはず、ですが、薄っすらとでも読んだと思えたのは、「ハートの7」くらい(^^;;)。ルパン三世の軽さを納得。もう何回か読まないと謎は解け無さそう(^^;;)。 タブレットで読みましたが、「この本の情報」では目次タブがグレーアウトしていて選択できず、不便でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アルセーヌ・ルパンのシリーズ。短編集だが、関連性はある。 定期客船にアルセーヌ・ルパンが入り込んでいるという無線通信が入る。ルパンを追うのがガニマール刑事。主人公(ルパン)は、ミス・ネリーという女性に惚れているのだが、船に乗り込んだガニマールに正体を見破られ、いきなり逮捕されてしまう、という話からスタート。ルパンは柔道にも通じている。いったんは捕まったもののルパンが脱獄するのではないかという世間のなんとなくの期待があり、ルパンは少し顔を変えて裁判に出廷。すると、彼はニセモノだと騒ぎになり(実は本物)、その心理的盲点を衝いてまんまと脱走。 ミステリーの古典である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ポプラ社」の南洋一郎訳は子供向けでかつて読んだ今は大人の懐かしむ声が多い、「偕成社文庫」は単行本サイズで1980年代の「完訳」で文字が大きくて読みやすく振り仮名付きで親子で楽しめるし数が揃っている、「創元推理文庫」は1960年代の「完訳」でやや読みにくいが数が揃っている、「ハヤカワ・ミステリ文庫」が「アルセーヌ・ルパン生誕100周年」の2005年に出た平岡敦の「新完訳」で大人向けで翻訳が優れており評価が高いが「品切れ」が多く「翻訳ペースが停滞」しているのが非常に残念。全体として「ハヤカワ・ミステリ文庫」の平岡敦訳に期待する声が多いと思います。日本ではアニメ「ルパン三世」が国民的人気で、2017年が「モンキーパンチ原作50周年」、2021年が「アニメ放映50周年」です。この機会に再度、各出版社に奮闘努力を期待します! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小学校の時以来ですが、大人になって読み直しても面白かったです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昔を思い出して買いました。 懐かしいですね。 満足です。 ありがとうございます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アルセーヌ・ルパンシリーズ第1弾。 アニメ版ルパン三世のイメージで読むとひっくり返る。簡単に言うとアクションゼロ。タイトルの“紳士”というところが、ルパンの本来のスタイル。 スマートに盗みを働くというのがルパンの売りで、そこが新しかったわけです。凡そ100年前の作品であるルパンは、紳士と下劣な泥棒とのミスマッチが生んだ希代の怪盗といえる。 話しは短編集調で読みやすい。内容は当然ミステリで、今からすると古くさく感じると思うが、意外に大がかりなトリックなどではなく、実用的な心理トリックが主になっている。冷静沈着に物事を進めるイメージだが、案外人間臭く、色々思い悩んだりする。事件やトリックで押す話しではなく、心情描写が意外に多い。ルパンてこんなの、て感じだ。 最後の最後にホームズが登場する。既に初期段階で、ホームズを絡ませる構想があることが分かる面白い演出だ。日本ではマンガ、アニメの影響でルパン人気が高いが、ヨーロッパではやはりホームズの方が高い。当時なら圧倒的だったろう。ゆえに当然の成り行きと思われる。 既に沢山のミステリを読んできた方なら、ここに登場するネタや展開が後世の多くの作品にどう使われてきたか見ていくのも面白いのではないだろうか。古典の良さは、純粋性にあると思う。後の作品は原典を脚色し細分化し混在させて発展させていくので、色々な要素の入り交じった気細切れになってしまう。それは変化があって面白いのだけれども、本来的な要素は薄まり、何だか分からなくなっているものも多い。それを再確認、または知ることで面白さが深まると思うのだ。 アニメ版しか知らない方は、原典がこうだから、あーなったのかという見方も出来る。色々な意味で興味深い一冊であると思う。シリーズであるので、これ1冊で終わるわけもなく、興味が湧いたなら他も手に取ってみては如何だろうか。“カリオストロ編”というシリーズものもあるよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子供の頃はイラストやテレビで描かれるアルセーヌ•ルパンがとても渋いおじさんに見えてしまい、いろんな出版社から出ていた作品にもなかなか手を伸ばせませんでした。それが大人になって本書を読んだらビックリ。ルパンのことも、すっかり気に入ってしまったんです(今の所は偕成社の挿絵が自分のイメージと近いです)愛を語るためにフランス語があるという言葉もあるくらいだから、ルパンも恋をするし、普段は小粋に明るくふるまって、心の底では格差社会への怒りや悲しみを抱えてる、そんな風にも見えました。 内容もルパンの青春といえそうな話が入っていたのでよかったです。 日本では毛利 蘭ちゃんの名前のモデルにもなってる作者のモーリス•ルブランは、もともとフローベールのような純文学作家を目指して小説を書いていたと聞いています。ヴェルヌのような冒険活劇の人ではなかったんですね。 アガサ•クリスティ著の「複数の時計」に出てくるルブラン評も的を射ていておもしろいです。作品の中には推理や冒険の要素もあるけど、改めて読むとそれよりもっと人間同士のドラマの部分に寄り添って書いていた人なのかなという気がしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ルパンの物語は随分昔にほとんど読みました。しかし、この「怪盗紳士ルパン」はほとんど憶えていませんでしたが、新鮮な気持ちで読ませて貰いました。傑作の「813」を購入しましたがフランス語で残念でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の方も書いておられますが、偕成社のルパン全集よりも読みやすく、素晴らしい訳だと思います。例えるなら早川文庫は「障害物を取り除いて綺麗に整地された舗装道路」、偕成社のものは「未舗装の砂利道」といったところでしょうか。前者が内容に深く入って読み進めるのに対し、後者は不自然な口語につかえて立ち止まってしまう所があります。ぜひ早川文庫さんが再考してルパンシリーズの新訳全集を出してくれることを願います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ルパンシリーズの最初のお話やルブランの紹介が載っています。 短編集なので気軽に読むことができ、訳も読みやすく自然に入ってきました。 長編の大作に比べるとハラハラドキドキすることはないですが、その分気楽に読めたように思います。 子供の頃のルパン、恋する女性の前では悪者になりきれず盗品を返してしまうルパン、シャーロック・ホームズと対面するルパンなど、いろいろな面が見れて楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編集 アルセーヌ・ルパンの逮捕(L'Arrestation D'Arsene Lupin) 獄中のアルセーヌ・ルパン(Arsene Lupin en Prison) アルセーヌ・ルパンの脱獄(L'Evasion D'Arsene Lupin) 謎の旅行者(Le Mysterieux Voyageur) 王妃の首飾り(Le Collier de la Reine) ハートの7(Comment J'Ai Connu Aresene Lupin:Le Sept de Coeur) アンベール夫人の金庫(Le Coffre-fort de Madame Imbert) 黒真珠(La Perle Noire) 遅かりしシャーロック・ホームズ(Herlock Sholmes Arrive Trop Tard) ルパンの虜になりました。犯罪者を暴くだけのホームズよりは、どちらの立場にもなれるルパン。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
翻訳、解説 竹西 英夫 絵 田中槙子 ふりがなも多く、小学生向け。 ルパン逮捕される(L'Arrestation D'Arsene Lupin) 獄中のアルセーヌ・ルパン(Arsene Lupin en Prison) ルパンの脱獄(L'Evasion D'Arsene Lupin) ふしぎな旅行者(Le Mysterieux Voyageur) 女王の首飾り(Le Collier de la Reine) ハートの7(Comment J'Ai Connu Aresene Lupin:Le Sept de Coeur) アンベール夫人の金庫(Le Coffre-fort de Madame Imbert) 黒真珠(La Perle Noire) おそかりしシャーロック・ホームズ(Herlock Sholmes Arrive Trop Tard) ルパンの魅力に嵌るかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて読んだけどむちゃくちゃおもしろかった。 また違う作品も読みたくなった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!