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アリアドネの声
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アリアドネの声の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全110件 81~100 5/6ページ
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| 春生(はるお)には兄がいた。何でもできて憧れの兄だったが、春生が子どものときに海で溺死した。 その事故の後、まともに生活できなくなった母を支えるため、春生は静岡の実家に住み、東京まで通勤している。勤めているのは「タラリア」という社名の、ドローンビジネスをしているベンチャー企業だ。 春生はそこでドローンの実技指導をしたり、調査用のドローンを飛ばしたりしている。この会社が災害救助用に開発した国産ドローンの名前が「アリアドネ」。アリアドネは「WANOKUNI」プロジェクトの防犯システムに使われることになっている。WANOKUNIでは、商業施設やオフィス、インフラ設備の大半が地下にある。地上には個人の住宅や教育施設など、最低限の設備しかない。地下都市にすることで、ヒートアイランド現象、騒音や悪臭などの問題が解決できる。 ドローンに物流を任せることで、物流が滞る問題も解決している。 この町のオープニングセレモニーも無事に終わった、と思われたところで、マグニチュード7.2の地震が東海地方を襲う。活断層地震で、この地下都市にも大きな被害が出る。 そして、このセレモニーでスピーチした全盲でろうあ者の中川博美という障害者を最新のドローンで探すことになる。そのパイロットをするのが春生である。 果たして、春生とアリアドネは見事に任務を果たすことができるのだろうか? しかし、このアリアドネ、とんでもない高性能のドローンである。8Kのカメラを2台備え、複数のマイクで音を収集し、音源の位置まで特定できる。レーザーパルスにより物体の位置を想定し、3Dマップの作成や自己位置の推定を行うことができ、赤外線サーモグラフィーも付いている。 近いうちにこんな高性能のドローンで人命救助を行うようになるのだろう。こういう、課題を一つひとつ乗り越えていく小説が好きなので、楽しめる設定だった。緊迫感もあり、なかなか良くできた作品である。 | ||||
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| . 高木春生は災害救助用ドローンを扱うタラリアに入社しておよそ8年。地下に多層的に広がる実験的スマートシティ兼ドローン特区の〈WANOKUNI〉で自社製品のお披露目をすることになる。しかしその式典直後に大地震が発生。ひとりの女性が地下5階の地下鉄駅構内に取り残されてしまう。崩落と浸水が原因で直接救助隊を派遣するのは難しいため、新型ドローン〈アリアドネ〉を使って救出を試みるが、要救出者である中川博美は盲聾者だ。つまり耳も聞こえず、目も見えず、言葉を発することもほとんどできない。ドローンで誘導を試みるが、時間が経過するにつれ、博美はどういうわけか光と音に反応するかのような奇妙な行動を取り始める……。 ----------------------------- 『 このミステリーがすごい! 2024 』国内編の第5位に選出された作品です。大変面白く読みました。 この作品の魅力は大きく分けて3つあると感じました。 ひとつは、技術革新の進んだドローンによる人命救助、地下化するスマートシティと次世代の物流網の開発、暴露系ユーチューバーによる陰鬱で興味本位に堕した情報発信、といった具合に、2020年代の日本に実際に広がる状況を巧みに取り込んだ精緻な物語にあります。テクノロジーの進歩が、人の暮らしを豊かにした面もある一方、後戻りが難しくなった苦々しい世界の現況もきちんと描いていて、なかなか侮れない小説だといえます。 ふたつめは、ミステリーとしての卓越性です。光も音も頼りにできない被害者を、地上へと導いていくことが果たして可能なのか。しかも浸水のタイムリミットを背負いながらの決死行です。絶体絶命の状況下で、20年前ならばSF世界にしか存在しなかった技術を駆使していくのですから、手に汗握るドラマが展開していきます。 さらにいえば、被害女性に重い障害があるというのは実は虚偽ではないのかという疑惑が浮上してきます。光や音に反応しているとしか思えない場面がそこここに見えるというストーリーの怪しさに読者は幻惑されます。そして最後に明かされる意外な真相を前にして、人間の可能性を信じてみることを今一度考えさせられました。 そしてみっつめは、この物語が春生たち主人公の成長譚の要素をはらんでいる点です。 地下世界から博美を救出する計画は、当初の原案通りにはいきません。予期せぬ事態の連続に頓挫と断念を幾度も強いられます。こうした二転三転する危難を前に、それでも春生たち救命チームはなんとか知恵を絞り出して、次の手を打ち続けるのです。 春生は幼い頃に兄を水難事故で亡くしていて、そのことに自責の念を抱えて生きてきました。「無理だと思ったらそこが限界です」――この言葉を座右の銘とし、限界突破を自分に強いる人生を送ってきました。この言葉に、もうひとつの意味を込めることも可能であることが、救急活動の途上で見えてくる流れが見事です。そしてその言葉の意味の変化を経て、春生という青年がもうひとまわり成長する姿に、清々しさを感じるのです。 この作者の小説を手にしたのは初めてでしたが、リーダビリティの高い日本語文を紡ぐことのできる、なかなか手練れの作家をまたひとり見つけたという気になりました。 ----------------------------- 校正担当者が見落とした点が一箇所ありました。増刷の際に改訂されることを期待して、以下のとおり指摘しておきます。 *45頁:衍字 ✘「障害がい者」 ◯「障害者」 もしくは ◯「障がい者」 ―――著者の井上氏は、「障がい(を抱える)」と「障害者」を意図的に使い分けているようです。ただ、この頁では混同してしまって「障害がい者」となってしまっていて、校正担当者の目をすり抜けてしまっています。 . | ||||
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| 次から次とトラブル続きの展開に読むのを止められませんでした。 災害は当たり前を奪い、想定外で予測不能なことをもたらす。 建物や人だけでなく、機械にとっても多くのまさか!が待っていました。 本文でドローンの専門用語が飛び交う場面がありますが、次の展開が気になってしまい、なんとなくの理解でも、ページを捲ることを優先してしまいました。 障害をもつ中川さんをどうやって助け出すのか。さらに!最後の展開におぉ!となるようなことが待っていますので、 最後まで楽しめる本だったなと思います。 | ||||
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| ページ数もほどよく、読みやすい文章なのであっという間に読み終えてしまった。 展開に関しては途中でそうなんだろうなぁと思った通りにはなったけど設定がそもそも面白いのでオチがわかっても楽しめた。 人に勧めやすい作品。 | ||||
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| 最後そういうことかってなるのが楽しい。 | ||||
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| 手に汗を握る展開にハラハラドキドキ。災害の多い日本で起こり得る内容にページをめくる手が止まらない。 | ||||
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| 迫真の内容であった。 | ||||
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| 【読書のきっかけ】 メフィスト賞受賞作家の中でも、緻密なミステリ作品で多くの読者を獲得している著者の新作として、ある種の期待を込めて、読んでみることとしました。 【率直な感想】 巨大地震が発生し、地下空間に閉じ込められたヘレン・ケラーと同じ障害(見えない、聞こえない、離せない)のある女性。 彼女を救うことができるのか? この興味深い設定が、本作品の肝だと思います。 また、この地下施設では浸水が発生していて、早く救出しないと溺れてしまう、というタイムリミットサスペンスになっているところも、注目した点です。 さらに、救出に使うのが最近、脚光を浴びているドローンを使うというところが、いかにも現代的で、今まで読んだことのない救出劇となっています。 ただ、ひとつだけ、想像と違っていた部分があります。 それは、ドローンを操って救助に携わる、高木という男性の一人称視点で、終始描かれており、救助される女性の側の視点で描かれるシーンが全くないことでした。 でも、その理由は、第Ⅳ章「疑惑」を読むと理解できます。 この「疑惑」の内容はネタバレとなるので記載しませんが、その内容から、救助される女性の視点で描くことはできません。 このことを敢えてことで取り上げているのは、この「疑惑」に対する著者が準備した答えが、物語の終盤、ある種の「感動」を読者に与える要素となっているからです。 サスペンスの終盤の楽しみといえば、意外な事実が明らかになること。 本作品でも、「疑惑」に対する答えとして、意外な事実が明らかになるのですが、それが、単なる衝撃ではなく、「感動」でもあるところがこの作品の優れている点であると感じました。 【全体評価】 緊迫感の途切れることのないストーリー展開と、感動を与えてくれるラスト。 良質なミステリ小説として、高く評価します。 | ||||
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| 迫るタイムリミットの中、見えない・聞こえない・話せない1人の女性の救出劇。ハラハラしながら読む手が止まらず迎えたラスト。こんなに美しいラストがあるだろうか!読んで良かった! | ||||
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| いわゆるどんでん返しでもなく おそらくミステリでもない (サスペンスかな?)のでしょうが、 読後感がとても良い秀作です。 ドローンの説明が多すぎるので-1 | ||||
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| このお話の続編が出れば良いなと思いました。 読みやすく、わかりやすい小説でした。 | ||||
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| 目が見えず耳も聞こえない女性が災害で取り残され、ドローンを使って安全な場所まで誘導する話ですが、果たしてこの女性は何者なのか?というのがポイントです。 本当に障害があっては説明がつかない場面がいくつか出てきます。 しかし本当に障害があるとしたら、超人的なメンタルと身体能力です。 ネタバレを読んではいけません。 | ||||
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| 文章は非常に読みやすかったです。災害と救助というストーリーに読む前はしんどい話を想像してましたが、全員で救助しようという一体感のためか辛くなることはなかったです。 物理的精神的に立ち塞がる障害が巧みでハラハラしながら駆け抜けて、読み終わるまで一瞬でした。 どんでん返しは無理のない美しい展開でしっかり騙されました。 | ||||
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| 前作の虫がいっぱい出てくるというのを まだ読んでいないのですが この最新作を読み、作者は映画の脚本家に なりたいのだろうかと感じました。 映像化には向いていると思いますが 広義のサスペンスでは有ってもどちらかと いえば「災害もの」「脱出もの」に 分類されるのだとは思います。 しっかりとした筆致で目に見える様に 描写されて読み物として成立しています。 私自身としては意外性もあり楽しめました。 作者の変心や展開も読者として見守る しかないのでしょうね。 かといって論理学に傾倒した AがBと同時に一致しない場合のみCが 成り立つ場合においては。的なものに 戻って欲しいとも思わない。 | ||||
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| 「素晴らしい」の一言につきます。 様々な困難を仲間とともに進む主人公。過去の葛藤と多くの疑惑が混じり合う物語。 そして最後は・・・予想できないラストです。 一気に読んでしまいました。 多くの人におすすめしたい、そんな1冊です! | ||||
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| 一気に読んでしまいました。 最後まで飽きることなく本当に最高の物語でした。 | ||||
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| 巨大地震が発生し、地下にとり残された女性をドローンを使って救出するストーリー。 その要救助者は盲目で聞こえなく喋ることができなく、途中幾度となくアクシデントが発生。 「無理だと思ったらそこが限界」と信念を貫いて救助にあたる場面がカッコよかった。 救助中にもハラハラ、ドキドキする場面もあり、読みやすく面白く感動した作品です。 | ||||
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| 障がいを持つ人の救助という事で読んでみようと思いました。 興味深く読み進み最後まで読んだ後、もう一度読み返してみる気になりました。 | ||||
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| 読みやすい文章でサクサクと読み進めることができた。 見えない、聞こえない、話せない。の三重苦を抱えた女性を救助活動がどのように行われるのか。事態が好転しては暗転してき手に汗握るハラハラする展開の連続。 辛い過去を抱えた主人公。その枷がスッと外され、困難に挑戦していく覚悟に心を打たれた。そして、彼女の生き方、考え方に前向きで多くの印象的な言葉があった。 また、ラストのドンデン返しは全く予想できませんでした。。。心温まるラストシーンでした。 | ||||
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| ネズミの辺りで、そうか!と謎が解けたのが爽快でした。 どの時点で結末が分かったかで感想が変わってきそう。展開がさくさく進むので、1時間程度で読めます。 | ||||
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