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深夜プラス1
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【この小説が収録されている参考書籍】
深夜プラス1の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全119件 101~119 6/6ページ
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とにかく極上の作品です。プロを自認する男たちの、ペダンティックな生き様…手本にしたくなるようなセリフの数々は、スリリングな物語の展開の中で、珠玉のようです。海外作品が好きな人なら、必ず通っていくべき作品であることは間違いなし! | ||||
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とにかく極上の作品です。 プロを自認する男たちの、ペダンティックな生き様… 手本にしたくなるようなセリフの数々は、 スリリングな物語の展開の中で、珠玉のようです。 海外作品が好きな人なら、必ず通っていくべき作品であることは間違いなし! | ||||
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本作はライアルの代表作で、冒険スパイ小説の代表作としても高い人気を誇る。 主人公は元工作員。昔の上司に頼まれ、ある要人を車(シトロエンDS)で目的地まで護送される事を頼まれる。何故か要人の持つ私用ヘリコプターは使えない。仲間としてアル中のガンマンがいる。 ここまで来て、作者の意図するところは「現代版西部劇」を描こうというものだと感じた。「幌馬車=車」、「幌馬車の乗員=要人」、「インディアンの放つ矢=敵の撃つ銃弾」と考えればピタリとはまる。アル中ガンマンの存在は映画「リオ・ブラボー」をたやすく想起させる。ヘリコプターを使っては、こうは行かない。 本作も当然、車、銃、アンティーク物等が丁寧に描かれる。人物造詣も見事だ。定番だが、アル中ガンマンの再生過程などやはりうまい。ヘリコプターを使用できなかった時点でピンと来る人にはピンと来るが、そうでない人には最後に仕掛けも用意してある。 激闘の末任務を終えたのは、0時1分、「深夜プラス1」だ。最初から最後までカッコ良い、男のストーリー。人気の高さがうなづける。 | ||||
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本作はライアルの代表作で、冒険スパイ小説の代表作としても高い人気を誇る。 主人公は元工作員。昔の上司に頼まれ、ある要人を車(シトロエンDS)で目的地まで護送される事を頼まれる。何故か要人の持つ私用ヘリコプターは使えない。仲間としてアル中のガンマンがいる。 ここまで来て、作者の意図するところは「現代版西部劇」を描こうというものだと感じた。「幌馬車=車」、「幌馬車の乗員=要人」、「インディアンの放つ矢=敵の撃つ銃弾」と考えればピタリとはまる。アル中ガンマンの存在は映画「リオ・ブラボー」をたやすく想起させる。ヘリコプターを使っては、こうは行かない。 本作も当然、車、銃、アンティーク物等が丁寧に描かれる。人物造詣も見事だ。定番だが、アル中ガンマンの再生過程などやはりうまい。ヘリコプターを使用できなかった時点でピンと来る人にはピンと来るが、そうでない人には最後に仕掛けも用意してある。 激闘の末任務を終えたのは、0時1分、「深夜プラス1」だ。最初から最後までカッコ良い、男のストーリー。人気の高さがうなづける。 | ||||
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要人を目的地に送り届ける。 それが大筋なのですが、なぜ?どうして?という謎がちりばめられ、 それが最後に向かっていくうちに解き明かされていく。 このハードボイルドは、嫌味ではないカッコよさが疾走していきます。 読了後、こんな面白い作品があるんだ、と思いますよ。絶対。 | ||||
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要人を目的地に送り届ける。 それが大筋なのですが、なぜ?どうして?という謎がちりばめられ、 それが最後に向かっていくうちに解き明かされていく。 このハードボイルドは、嫌味ではないカッコよさが疾走していきます。 読了後、こんな面白い作品があるんだ、と思いますよ。絶対。 | ||||
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戦後のヨーロッパが舞台。 あの名車、シトロエンDSでパリからリヒテンシュタインへと要人を運ぶストーリー。 カーチェイスの後、傷ついたシトロエンがオイル漏れを起こしているのを見て、「出血している」というセリフ。 クルマ好きなら、思わず納得してしまうでしょう。 古めのシトロエンと言うクルマはすべてが油圧制御のクルマで、オイル漏れと言っても、単純にエンジンのトラブルとは限らないんですよ。 そこで、出血しているというセリフは、思わずうなってしまいます。 | ||||
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戦後のヨーロッパが舞台。 あの名車、シトロエンDSでパリからリヒテンシュタインへと要人を運ぶストーリー。 カーチェイスの後、傷ついたシトロエンがオイル漏れを起こしているのを見て、「出血している」というセリフ。 クルマ好きなら、思わず納得してしまうでしょう。 古めのシトロエンと言うクルマはすべてが油圧制御のクルマで、オイル漏れと言っても、単純にエンジンのトラブルとは限らないんですよ。 そこで、出血しているというセリフは、思わずうなってしまいます。 | ||||
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20年ほど前に書評誌で絶賛していたので、読んでみたらやっぱり絶賛することになった。ストーリーはシンプル(勿論ひねりは効いている)だが、登場人物の造詣がすばらしい。特に主人公とアル中ガンマンのやり取りは、人間の弱みに向き合わせる深みもあり、素晴らしい。なにしろカッコ良すぎる。でもイヤミは無い。この小説は当時「冒険小説」とされていましたが、上質のハードボイルドでもある。ギャビン・ライアルの作品中ベストであり、ミステリ史上に残る傑作だと断言できる。読後、シトロエンのクルマを見るたびこの作品を思い出す。 | ||||
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20年ほど前に書評誌で絶賛していたので、読んでみたらやっぱり絶賛することになった。ストーリーはシンプル(勿論ひねりは効いている)だが、登場人物の造詣がすばらしい。特に主人公とアル中ガンマンのやり取りは、人間の弱みに向き合わせる深みもあり、素晴らしい。なにしろカッコ良すぎる。でもイヤミは無い。この小説は当時「冒険小説」とされていましたが、上質のハードボイルドでもある。ギャビン・ライアルの作品中ベストであり、ミステリ史上に残る傑作だと断言できる。読後、シトロエンのクルマを見るたびこの作品を思い出す。 | ||||
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知識人や文化人が集うことで有名だったパリのドゥ・マゴで戦時中の仲間に出会い、仕事を依頼され、それを遂行していくストーリー。格好が良いです、登場人物全員がなにがしかのプロフェッショナルであり、もちろん皆それを自分でもわかっている。だけど人間、誰しもネガなところがある。アル中であったり、感傷的だったり、お節介だったり。普通の生活をしていく分にはたいしたことじゃない、というようなことでもハードな仕事を遂行するときに時としてそれが厄介な事になる。 小道具にシトロエンのDSと言うクルマが出てきます、今だったら厄介なクルマです。何かを目的地まで時間通りに運ぶという局面では絶対にセレクトしたくない。何故かというとこのクルマには「ハイドロ・ニューマチック」というメカニズムが使われており、ブレーキ、サスペンション、ステアリングのパワーアシストのためにボディー全体にまるで血管のようにシステムの動力を伝達するための配管がなされていて、それがまた脆い時が多い。 ストーリーの中でクルマは事故に遇い、それが原因でDSのというかハイドロが壊れ行くさまをリアルに描写しています。作者はきっとDSに乗ったことがあるんだ、そしてハイドロが壊れちゃったことがあるんだ。だんだんとサスペンションが効かなくなり、ブレーキもままならず、ステアリングも重くなってくる、たとえそうなっても最後までクルマを御していく様に妙に共感を覚えました。 | ||||
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長年待ち続けた原書をようやく手に入れました。陳さんのベストオブベスト。私も格調高い菊池光訳は10回以上読んだのでかっこいいせりふはすでに頭の中に入っているので、今回は菊池訳の原文を確認するようなものでした。フランス語が結構入っていたのが、結構雰囲気を盛り上げてくれたのですが、実は記憶をたよりに推測した だけでした。 ギャビン・ライアルはチャンドラーのように名文家とはあまり言われませんが、簡潔でスパイスの効いた台詞や情景描写には苦労してでもあえて原文を読む価値があると思います。 | ||||
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すばらしいの一言です。それぞれのキャラクターがしっかりと描かれており、最後まで飽きません。また、車や銃などのアイテムにもたまらない魅力があります。 | ||||
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すばらしいの一言です。それぞれのキャラクターがしっかりと描かれており、最後まで飽きません。また、車や銃などのアイテムにもたまらない魅力があります。 | ||||
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普通のミステリーは犯人・トリックが分かってしまうと興味が薄れてしまいますが、この作品は何度読み返してみても面白さが薄れません。登場人物の魅力、元工作員現ビジネスマン、アルコール依存症のガンマンどこか問題を抱えながらも、男として引き付けられるものが大きいです。この小説のすばらしさの証拠として私がこの本を人に貸すと確実にかえってきません。 | ||||
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普通のミステリーは犯人・トリックが分かってしまうと興味が薄れてしまいますが、この作品は何度読み返してみても面白さが薄れません。登場人物の魅力、元工作員現ビジネスマン、アルコール依存症のガンマンどこか問題を抱えながらも、男として引き付けられるものが大きいです。この小説のすばらしさの証拠として私がこの本を人に貸すと確実にかえってきません。 | ||||
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黒いシトロエン(ゴースト)がもう一人の主人公である。重厚なプロットもさることながら、「滑空」的に夜の闇を駆ける、シトロエンのスピード感、存在感。作品そのものも、猛スピードで一気読みしてしまう「ハード・エンターテイメント」とでも呼びたい作品。ただし読み出すと止まらないので、通勤の友には不向きかも。 | ||||
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最初のページからフランス語で出てくるが、ルビによって気にしないで読み進めることが出来る。ピストルが出てきたり、ガンマンがアル中みたいで、手が震えてくるなど、こんなガンマンが必要なときに、上手く人が撃てるのか、と心配しながら読みました。306ページと分厚い本でしたが、どうにか読み終えました。ルビがなかったら、挫折したかもしれなかった。 アメリカのSidney Sheldonの英語に慣れていた私は、最初この本を読み始めたとき、ちょっと読み難かった。でもルビで読むことが出来てうれしかった。 | ||||
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この本を初めて読んだのは、高校生の頃だがいまだにその記憶が鮮明に残っている本である。ギャビンライアルという作家は不思議なもので、作品を毎度のことながら非常に映画的にリアルに表現してしまう。この本は、いわゆるスパイものにジャンル分けされるのかもしれないが、007のような華々しいスパイの姿はそこにはない。主人公はすでに第一線を退いたロートル、その相棒のガンマンはアル中といった有様である。しかしながら彼らが無性にかっこいい。自分の限界を知りつつも、その限界にあえて挑んでいく男の姿がそこにある。ストーリーはもちろん良いのだが、哀愁の漂う人物描写がそれをより強固なものにしている。しかし、ストーリーそのものも含め、この作品全体が醸し出す雰囲気、それがこの作品の!何よりもの魅力ではないかと思う。 | ||||
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