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割れたひづめ



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【この小説が収録されている参考書籍】
割れたひづめ   世界探偵小説全集 44

割れたひづめの評価: 3.25/5点 レビュー 4件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

『愛は盲目というが、盲目なのは憎しみの方なのだ。愛は時に欠点を見逃すが、憎しみはあらゆる美点を見逃すのだ。』

いや、話と直接関係しているわけではないんだけど。終盤で出てきた上記の一文に非常に納得させられたので星一つ増やした。

(この後若干ネタバレあるのでご注意を)

物語自体はよくあるオーソドックスな密室殺人事件で、出版当時(1968年)においては画期的な作りだったのかもしれないが、今日ではトリックも早々にわかってしまい、少々物足りない。
というか、トリックも動機もタネ明かしも雑すぎ(笑)。
舞台となった曰くのある密室は何十年も閉ざされたままだったのだから、予行演習ができたはずもない。
なのにアレがああいうふうに作用するとなぜわかる?
だいたい、×ー×××で遮られているのだから、まずもってあんなふうになるはずはない。
なので読みながらいろいろ可能なトリックを考えていたのだが、最後に博士が実験もせずに「アレは○○のせいですよ」で片付けてしまったので、オイオイと突っ込みたくなった。

「歌うダイアモンド」でも詰めの甘さというか、強引にこじつける話がちょこちょこ見られたが、この人の作品は雰囲気を楽しむもので、「このトリックが可能かどうか」としかつめらしく考えるものではないようだ。
それでもこの雰囲気は結構好きなので、別の作品も読んでみるか。
割れたひづめ   世界探偵小説全集 44Amazon書評・レビュー:割れたひづめ 世界探偵小説全集 44より
4336044449

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