死の舞踏
- ベイジル・ウィリング博士シリーズ (13)
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初めは入り込めなくて、どの時点でやめようかと思ったけど、読み進めるうちにぐんぐん面白くなってついには徹夜で読んでしまった。 書かれた時代を忘れてしまうくらい古さがない。 | ||||
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犯人は誰かなと思いながら読んでいと消去法で犯人が分かってしまう。まあそれは最後の最後まで分からないから良しとしよう。本格ミステリとしては面白く、他の作品も読んでみたいと思う。元々、「あなたは誰?」を読むために本書を読んだ。これで心置きなく「あなたは誰それに」を読むことができると思う。謎解きを純粋に楽しみたい人にはもってこいの作品だと思う。 | ||||
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本格推理とサスペンス小説の魅力を併せ持つ作風で日本でも根強いファンを持つ米国女流ミステリー作家マクロイ女史の本邦初訳の処女長編小説です。本書は女史の創造した名探偵の精神科医ベイジル・ウィリングス博士の初登場作でもあります。彼の推理の特長は徹底的に心理分析を重視し、彼が呼ぶ所の「心理的な指紋」を探します。本書でも容疑者達の行動が示すうっかりミスが無意識の内に何を語ろうとしているのかを突き止めて事件を解決に導きます。性格としては当然犯罪者は糾弾しますが、犯罪を産むきっかけとなった社会の風潮を批判する事も忘れず、さり気なく犯人にも同情の眼差しを向けているようにも思えます。名探偵としての人気・知名度が低いのは、実直で真面目に過ぎて面白味に欠ける所為でしょう。事件は12月のニューヨークの路上で、雪に埋もれた若い女性の死体が発見されて開幕する。不可解な事に彼女の死体は高熱を発しており、死因は熱射病だった。やがて彼女の身元が判明し、多くの関係者が浮上して来る。地方検事局に所属する精神科医のウィリングス博士は事件に興味を持ち、NY市警のフォイル警視を助けて捜査に乗り出す。博士はスヴェルティスという商品名の痩せ薬が関係している事を探り出すが、容疑者に確固たる動機が見当たらず事件は難航する。 本書は些細な手掛りを追って緻密な推理が展開される本格ミステリーお手本のような作品ですが、やや不満が残る点としては真相の意外性がイマイチで最後からひとつ前の24章でほぼ見当がついてしまう所です。精神分析の手掛りもパターンに縛られて少し不自然さも見受けられますが、まだ処女作ですので致し方ない面もあるでしょう。それでも鋭い社会性を内包する人間ドラマには感動させられますし、人間心理の解明に至るプロセスは深く納得出来て見事ですので、レベルの高い女流本格推理小説の処女作として自信を持って一読をお奨め致します。 | ||||
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