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名探偵のいけにえ: 人民教会殺人事件
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名探偵のいけにえ: 人民教会殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全60件 21~40 2/3ページ
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ミステリーにリアリティ、空気感、迫力、ストーリー、人物描写、社会性 等を求める人はまったくおすすめできません 机上の空論的なトリックを緻密に緻密に張り巡らした どんでん返しの連続 みたいなのが楽しめるならオススメです 大変凝ってます これは好みの問題で ハマる人にはハマる小説でしょう 一つ好みでは片付けにくい欠点があります この話は現実に起こった非常に異常性の高い面白い事件を ほぼそのまんま扱っています ドラマ部分の面白さは、ほとんどその事件自体の面白さであり この小説は実際の事件よりも迫力もグロテスクさもはるかに劣ります そして探偵役が実在の犯罪者を論破したりします さすがに幼稚っぽすぎます こんな子どもっぽいカタルシスをやりたいなら もっと現実の事件からあえてズラしてくれないとノれません | ||||
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よくぞ人の身でここまで練り上げた! 最後の動機の判明に至るまでの多重解決と論理の罠。 実際にあった事件を題材に、いやもう素晴らしく練り込まれて大満足。 最高に感心させられる読書体験でした。 | ||||
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とにかく斬新で革命的なミステリーです。実際に起こった人民教会の集団自決事件を忠実になぞりながら、ガイアナ共和国に調査に向かったまま帰国しない助手を探しにいく探偵が主人公です。 ホームズ以来必ず「探偵」>「助手」なのですが、本作では「探偵」<「助手」でたいへん聡明な女子大学生がきちんと事件を解決してゆくのですが、推理を披露するたびに「否定」され、さらに新しい推理も矛盾を指摘されて、新推理といういわば「無限ループの推理合戦」に突入します。 しかも、集団自決さえもトリックが存在するという驚愕の結末を迎えます。そして最後は(個人的には若干の蛇足感もありますが・・・)希望へとつながる、というあらすじです。 表紙のイラストが「?」なのとあまりに安易に殺人が繰り返されるとい気もしますが、蜜室トリック、すり替え、なりすまし、勘違い、へき地での密封などかなり濃厚な要素が随所に埋め込まれた作品です。 | ||||
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ミステリ小説で世間で持ち上げられてる作品を読むと大抵は金額に見合ってるか微妙な天秤で読了後、 満足感を得られる事は少ないタイプが自分である。 が、この作品の密度と完成度は久々に金額以上の価値があるミステリだと断言出来る。 正直言ってamazonで本作より何故かよく売れてる本格ミステリとしては過大評価された硝子の塔の殺人や屍人荘の殺人(いや面白いは面白いよ?ただ、何故あんなに本作より売れるんだ?誇大広告が上手くいったからか?本格ミステリとしてはこちらの方が断然上なのに釈然としない。)などより10倍面白いと感じたし、作者の狂気的な執念が怒涛の解決編の文章で殴られて分からせられた。 この本を端的に言ったら白井智之に分からせられるミステリなのだ。 自分はミステリに密度を求める。中身スカスカで尺稼ぎ乙、肝心の伏線回収も数える程度、あるいは伏線は数あれど別に驚く程の質では無いミステリは読んでて退屈だ。そんな人に本作をお勧めする。 本作は無駄な描写が殆ど無く、伏線、質の高さを余裕でクリアしている。先に挙げた小説5冊分位を濃縮したのが「名探偵のいえにえ」である。もうお腹一杯だ!と思ってもまだ料理が運ばれてくる。楽しい、嬉しい。それだけでは無く、登場人物の行動理念が単純に小説として完成されてるのである。 あの二択のプロットは天才的と言わざる得ない。ただのミステリで終わらせない。 そして最後の1ページまで楽しませようとする作者に拍手を送りたい。 本当によく思い付くなこんな話。 本格ミステリ作家に言いたいが、これからは本作、この密度を標準にしてほしいというのは酷だろうか。現代数多ある娯楽の中でミステリ小説という手狭なジャンルに半端な作品を本格ミステリとして作るのは辞めませんか。この位の気概を見せて欲しいです。 でもそうやって作られた作品達の生贄の元 この作品が生まれてきたのであれば少しは意味はあったのかもしれない。 白井智之先生、次回作期待してます。 ハードルが馬鹿みたいに上がってますが笑 | ||||
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この著者の本は初めてです。 Amazonの試し読みで導入部に引き込まれて購入しました。 前評判が良かったので期待しながら読み進めていましたが、途中の推理がうっとうしく感じてしまいました。 「やっぱり探偵モノだから著者は得意気にいろんな推理パターンを出してくるな~」ってがっがりしながら読んでいましたが、最後の最後でグッと心を持っていかれてしまいました。 やはりミステリー小説といえども、密室殺人やトリックより心を揺さぶられる小説がいいですよね。 しかし、人によっては何も心動かされないかと思うので「めちゃくちゃ良かったよー!」とは大声で勧めにくいですね。 でも私は著者のほかの本も読んでみたいと思いました。 | ||||
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その可能性はすでに考えたと同じ論理が使われてるような気がする 読んだの結構前なんであんまり覚えてないんだけど | ||||
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実際にあった事件を元にしてるのは面白いが、わりと犯人が分かりやすい。推理が憶測や妄想だけで予想外な展開を期待していた為、少し物足りない感がある。 | ||||
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色々と張り巡らされた伏線が、ラストに近付くに連れて回収されて行くのですが、個人的には探偵の推理が諄く感じたり(もちろん伏線回収に必要なのは理解してます)、殺人が起きても登場人物達があっさりし過ぎてて、感情移入ができない!と言う感想になってしまいました。(身近な人が殺されてるのに、なんか軽いんですよネ。ショックを引きずる様子も見られないし) もし、登場人物に感情移入できてたら、星5つの作品だったと思います。 | ||||
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間違いなく本格ミステリの傑作。ただ恐ろしい数の死者がでた実在の事件を下じきにしているせいか、読んでいる間も気分が沈みこむことが多く、あまり楽しいと思える読書にならなかったのが少し残念。だがこれは完全に好みの問題なので、本格ミステリ好きの人にはおすすめしたい一作だ。 〜以下、ネタバレあり〜 読み終わった直後は気づかなかったのだが、最後の最後であかされる「名探偵のはらわた」とのつながりに気がついた瞬間に一気に心が締めつけられ、期せずして二段階の衝撃をうけることとなった。(思わず「名探偵のはらわた」を本棚から出して確認したほど。) | ||||
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推理小説で一番楽しい解決編をたっぷりと読めます。 わりとハードな展開もあるので、苦手な人はお気をつけて。 ただ、とある登場人物の最後の行動が納得いかなくて、物語の都合で動かされてる感じがして、残念でした。 | ||||
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本レビューは構成についてかなりネタバレを含みます。 事前知識無しで読みたい方は読まれないよう注意です。 個人的に本作を大雑把に分類するならアシモフ型ミステリーとなる。 ロボット三原則というルールのある中で、どうすればロボットが事件を起こせるか? という論理パズルのあれである。 カルト宗教の信者、その認知の歪みというルール等、随所に推理のピースを散りばめながら、 ロジックに推理できるように出来ている本格である。結末まで読んで無駄なシーンの少なさに、 改めて舌を巻く作りになっており、この巨大なパズルを作り上げた作者に拍手を送りたい。 また本作の特徴の一つがそのボリュームにあると思う。ワトソンや警察が推理を披露、 ホームズが真相を究明というのが、この手のミステリーのエンタメ的な肝であり華である。 今作はページ的に6割程の辺りから、其れがずっと続くという大ボリュームとなっている。 どういう事かというと、まず三つの密室殺人とその後の探偵殺し、 これらについて、それぞれ真相として三つの推理が披露される。この時点でどんでん返しが2つ。 更にその後のカルトの終焉と、その真相や動機、更にタイトルの意味まで、 1つ2つのどんでん返しと、そうだったのかという気づきが続くという。 怒涛の構成になっている。そのボリュームは圧巻の一言だ。 それに加え、本作はテーマとして信仰を取り扱っているが、 きちんと推理すれば矛盾に気づける作りになっているのに、 作者という教祖の提示する推理を、唯々諾々と受け入れてしまう読者。 というどんでん返し体験の連発を通して、貴方も其処から自由ではありませんよ。 と突き付ける作りにもなっている。テーマと内容が密接に絡み合っていて、 その点も傑作の条件を満たしていると思う。 | ||||
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助手の最期を読んだ段階で、題名の「いけにえ」って、まさかこんな理由じゃないよね。まさかだよね。と読み進めたら、まさかの理由だった。しょんぼり。 幼馴染の死亡はスルーなのに、助手はそうじゃないのが、歪な自己愛炸裂で気持ち悪かった。 | ||||
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もしかしたら他の方のレビューに記載があるかも知れませんが、本書はそこそこ多くの準主要クラスの登場人物がいます。しかし登場人物一覧が本書本体になく、カバーの内扉の方にあります。私はカバーを外して通勤中に読んでいたので、メモを取りつつ読んだのですが、読了後、保管のためにカバーをつけようとして、登場人物一覧表がカバーにあることを知りました。 またこれも他の方が書いていると思いますが、『名探偵のはらわた』と同じ探偵が活躍するシリーズものではないのでこの点注意が必要です(作者は一部設定を共有する姉妹編と呼んでいるようです)。両者とも、独立した作品としてそれぞれ単体で読んでも楽しめますが、『はらわた』の方が読者を選ぶ内容なので、他の方のレビューを参考にすることをお奨めします | ||||
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とうとう本格ミステリもここまできたか…というのが率直な感想。 多少の強引さはあるけれど多重推理にここまで意義を見出す作品は初めてだ。間違いなく現代ミステリの最高峰だろう。 | ||||
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後半で大減速。 前半でも友達殺されてもほとんど関係なく話が進む。 推理小説の材料生煮えって感じ。 統一教会が話題になったので読もうかって人も多いとは思います。 カルトの危険性など勉強するきっかけになればいいんでしょうが推理小説としては...... | ||||
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探偵のいけにえというタイトルが最後でわかります。帯通りに怒涛の如く繰り出される推理のどんでん返しが楽しかった。やっぱりミステリーものは最後まで読まないと楽しさがわからないですね。最初の方は若干退屈だったが、読み進めていくと徐々に次を読むのが楽しみになるくらい次々とページをめくっている自分がいました。このミステリーはすごい。 | ||||
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そして誰も死ななかったのような小説。 人物描写が少ないので登場人物をイメージしにくく、登場人物が誰かわからなくなってくる。その状況の中で推理や状況が二転三転するので飽きてくる。 | ||||
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ロジックって名前をつければ中身もロジックであることが担保されるわけではないし。 主人公が展開する「推理」なるものも とてもロジックという名前には値しないと思います。 挿入されている図示も いちいち稚拙。 思わせぶりに終わりかけてからの最後の「どんでん返し」(らしきもの)も 「え これでどんでん返しですか」という感じ。 ええー という驚きには或る程度の納得感があってこそ初めて成り立つので 適当なことを(テキトーと意外を取り違えて)殴り書きで「さあどうだ」と言われても呆れ果てる以上の感想はない。 端的に総括すれば「この小説は滅茶苦茶だ」と。 | ||||
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実在の事件をモデルにした本格ミステリー。 最初は物語が何処に向かっているのか分かりませんでしたが、ある種のクローズド・サークルものでした。 繰り広げられる多重解決は圧巻で、名探偵が犯人に迫る選択もこのミステリーの特殊条件を活かし切ったもので見事でした。 更に、伏線回収はここに極まれり、といったどんでん返し返しも用意され、向かっているゴールも分かりました。 | ||||
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現実に起きた事件を下敷にしている作品ですが、細部にリアリティが無い。 psychoという単語を読むことのできない男が、メガホンでクソ長い難解推理を英語で説明していると思うと笑える。 | ||||
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