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星を継ぐもの
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星を継ぐものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全504件 461~480 24/26ページ
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往々にして本格ミステリが好きな人はSFが嫌い。逆もまた真なり。本作はそんな常識を吹き飛ばしてしまう快作。月で発見された宇宙人の遺骸を探求するうちに、太陽系、そして地球人の起源をたどるというSFの設定そのものだが、それでいて本格ミステリの醍醐味が味わえるという奇跡的な作品なのである。 途中まで脇役でいた生物学者が、突然真相解明の主役として活躍し始めるという工夫も面白い。三部作の「ガニメデの優しい巨人」、「巨人たちの星」を通して読むと更に楽しめるが、本作だけで独立して読める壮大なロマン。 | ||||
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この小説はこれまで読んだSF、ミステリー小説の中で最高の小説だと 思います。 SFというとすぐレーザガンを乱射する主人公を思い浮かべてしまい ますが、この物語は派手なアクションは一切ありません。その代わり、 知的好奇心を非常にくすぐられる物語です。 物語は月の開発作業中に、地球の氷河期時代と同年代の宇宙服を着た ミイラが見つかる事から始まります。 このミイラの研究チームに所属した主人公は、この謎の人物が何者であるのか 他の科学者達とつきとめていきます。遺留品の調査結果と仮説により次第に この人物の正体が明らか?になっていく過程は、読み手をどんどん物語に ひきつけ、読み手もその研究チームの一員になったような気さえさせて くれます。また、続編がありながらもこの1冊だけでも十分楽しめるように なっているのも好感を受けます (多分続編を読みたくなってしまうと思いますが。。。)。 この物語の謎は続編「ガニメデのやさしい巨人」、そして 完結編 である「巨人達の星」でさらに明らかになっていきます。 ちなみに私はこの小説を読んで10年程前、地球で氷河の跡からミイラが 見つかり一時期マスコミでも取り上げられていた事を思い出します。 彼がどのような人物で、どのような死を迎えたのか仮説を取り上げた 特集がNHKで放送されましたが、その時まさにこの小説のような学者達のやり取りが起こったのではないかと想像します。 是非読んでみる事をお勧めします。 | ||||
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この小説はこれまで読んだSF、ミステリー小説の中で最高の小説だと 思います。 SFというとすぐレーザガンを乱射する主人公を思い浮かべてしまい ますが、この物語は派手なアクションは一切ありません。その代わり、 知的好奇心を非常にくすぐられる物語です。 物語は月の開発作業中に、地球の氷河期時代と同年代の宇宙服を着た ミイラが見つかる事から始まります。 このミイラの研究チームに所属した主人公は、この謎の人物が何者であるのか 他の科学者達とつきとめていきます。遺留品の調査結果と仮説により次第に この人物の正体が明らか?になっていく過程は、読み手をどんどん物語に ひきつけ、読み手もその研究チームの一員になったような気さえさせて くれます。また、続編がありながらもこの1冊だけでも十分楽しめるように なっているのも好感を受けます (多分続編を読みたくなってしまうと思いますが。。。)。 この物語の謎は続編「ガニメデのやさしい巨人」、そして 完結編 である「巨人達の星」でさらに明らかになっていきます。 ちなみに私はこの小説を読んで10年程前、地球で氷河の跡からミイラが 見つかり一時期マスコミでも取り上げられていた事を思い出します。 彼がどのような人物で、どのような死を迎えたのか仮説を取り上げた 特集がNHKで放送されましたが、その時まさにこの小説のような学者達のやり取りが起こったのではないかと想像します。 是非読んでみる事をお勧めします。 | ||||
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アイデア、謎解き、印象的なラストシーン。すべてが最高ランクの小説。特に、読後感の爽快さは今まで読んできた小説の中でも1,2を争う出来だと思う。 SFがどうとか、ミステリーがどうとかそんなこだわりは必要ないから、とにかく読むべき本だと思う。 なお、本書は「巨人たちの星」シリーズの第一作目であるが、本書のみでも一部謎は残るが十分完結しているので、安心して読み始めてほしい。というか、個人的には後の3作品は読まない方が物語としてすっきりするんじゃないかと思ったりもする。 | ||||
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アイデア、謎解き、印象的なラストシーン。すべてが最高ランクの小説。特に、読後感の爽快さは今まで読んできた小説の中でも1,2を争う出来だと思う。 SFがどうとか、ミステリーがどうとかそんなこだわりは必要ないから、とにかく読むべき本だと思う。 なお、本書は「巨人たちの星」シリーズの第一作目であるが、本書のみでも一部謎は残るが十分完結しているので、安心して読み始めてほしい。というか、個人的には後の3作品は読まない方が物語としてすっきりするんじゃないかと思ったりもする。 | ||||
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月上で発見された五万年前の死体。しかも人間にそっくり。これだけでも十分惹きつけられる謎なのに、その謎を解き切らぬまま、また新たな謎が出てくる。なのに読むのがめんどくさくならない、むしろ「どうなる??そうなる!?」と、どんどん読み進められる。 ぼんやり読んでいられない、頭も使う話だが本を読む人なら読んでおかないともったいない。 | ||||
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月上で発見された五万年前の死体。しかも人間にそっくり。これだけでも十分惹きつけられる謎なのに、その謎を解き切らぬまま、また新たな謎が出てくる。なのに読むのがめんどくさくならない、むしろ「どうなる??そうなる!?」と、どんどん読み進められる。 ぼんやり読んでいられない、頭も使う話だが本を読む人なら読んでおかないともったいない。 | ||||
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もしも月面で宇宙服をまとった死体が発見されたら、その正体はなんと5万年前に死亡した、現在の人類と酷似した生物だったと判明したら、どう感じますか? 近未来、月面で真紅の宇宙服をまとった死体が発見されることから物語が始まります。綿密な調査の結果その死体は5万年前に死亡しているということが判明。また、木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船が発見されるという「事件」も起こり、地球の科学者たちがその謎を解いていく物語。 「センス・オブ・ワンダー」ってこういうことなのか、と思わせるさまざまな謎・その答え・そして新たな出会い。 月面の死体(チャーリーと名づけられる)の謎をひたすら解明していくだけのお話なのだが、それがとても新鮮で面白い。新しい世界の話を読んでいく、子供の頃のわくわくする気分に似た面白さがあります。 物理学や生物学など難しい理論も書かれているが、それも読みこなせてしまう面白さ。「SF」って「サイエンス・フィクション」の略だったんだなあと改めて実感。 そういえば木星で発見された宇宙船の謎は…? と思ったあなたはホーガンの罠にはまってます。間違いなく。 | ||||
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もしも月面で宇宙服をまとった死体が発見されたら、その正体はなんと5万年前に死亡した、現在の人類と酷似した生物だったと判明したら、どう感じますか? 近未来、月面で真紅の宇宙服をまとった死体が発見されることから物語が始まります。綿密な調査の結果その死体は5万年前に死亡しているということが判明。また、木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船が発見されるという「事件」も起こり、地球の科学者たちがその謎を解いていく物語。 「センス・オブ・ワンダー」ってこういうことなのか、と思わせるさまざまな謎・その答え・そして新たな出会い。 月面の死体(チャーリーと名づけられる)の謎をひたすら解明していくだけのお話なのだが、それがとても新鮮で面白い。新しい世界の話を読んでいく、子供の頃のわくわくする気分に似た面白さがあります。 物理学や生物学など難しい理論も書かれているが、それも読みこなせてしまう面白さ。「SF」って「サイエンス・フィクション」の略だったんだなあと改めて実感。 そういえば木星で発見された宇宙船の謎は…? と思ったあなたはホーガンの罠にはまってます。間違いなく。 | ||||
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この作品はハードSFとして紹介されていることもあって、苦手な人は敬遠していると思う。私もそうであったのだが、読んでびっくり、長編SF小説の中でもベスト10級の面白さ。無駄な部分が無く、一気に読ませる。最後までぐいぐい引っ張る謎と、驚きの解明。登場人物の魅力もあり、設定や科学的な古さも感じられない。SF好きで、いえ、全ての読書家の方々へ、まだ読んでない人は損してます。 | ||||
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この作品はハードSFとして紹介されていることもあって、苦手な人は敬遠していると思う。私もそうであったのだが、読んでびっくり、長編SF小説の中でもベスト10級の面白さ。 無駄な部分が無く、一気に読ませる。最後までぐいぐい引っ張る謎と、驚きの解明。 登場人物の魅力もあり、設定や科学的な古さも感じられない。 SF好きで、いえ、全ての読書家の方々へ、まだ読んでない人は損してます。 | ||||
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本作はSFであると同時に、いわゆる「本格ミステリ」でもある。 こういう作品をミステリファンは敬遠するらしい。 なんとももったいない話である。 ハードSFということで最初の100ページ弱は専門用語がバンバン飛んでくるが、そこはガマン。 それを越えれば、その先は月面で見つかった死体の謎をめぐる数々の仮説や発見が待っている。 この部分は正にミステリと言えるだろう。 そして最後に……!! 自分はミステリファンで、SFのことはよくは知らない。 しかし、この作品がミステリ史上最大のスケールを誇ることは間違いない。 このスケールのでかさを越えるミステリなんて、ないんじゃないかなぁ。 | ||||
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本作はSFであると同時に、いわゆる「本格ミステリ」でもある。こういう作品をミステリファンは敬遠するらしい。なんとももったいない話である。ハードSFということで最初の100ページ弱は専門用語がバンバン飛んでくるが、そこはガマン。それを越えれば、その先は月面で見つかった死体の謎をめぐる数々の仮説や発見が待っている。この部分は正にミステリと言えるだろう。そして最後に……!!自分はミステリファンで、SFのことはよくは知らない。しかし、この作品がミステリ史上最大のスケールを誇ることは間違いない。このスケールのでかさを越えるミステリなんて、ないんじゃないかなぁ。 | ||||
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ハードSFは読み手を選ぶことが多い。普段耳慣れない言葉が連発するので、その言葉の意味が理解できないと内容も深く理解できないことが多いためだ。本作にもハードSFならではの用語が連発する。しかし、その意味が理解できなくても、ひたすら我慢して読み進めていくことをお勧めする。結局のところ、専門用語は本作を彩る飾りに過ぎない。そして、最後の一文まで確実に読むこと。(多くのエンターテイメント小説がそうであるように)絶対に後ろを読んではならない。なぜなら、これはハードSFでありつつ、生粋のエンターテイメント小説だからだ。これに耐えることができたらな、最上の快感を得られるであろう。 | ||||
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ハードSFは読み手を選ぶことが多い。普段耳慣れない言葉が連発するので、その言葉の意味が理解できないと内容も深く理解できないことが多いためだ。 本作にもハードSFならではの用語が連発する。しかし、その意味が理解できなくても、ひたすら我慢して読み進めていくことをお勧めする。結局のところ、専門用語は本作を彩る飾りに過ぎない。 そして、最後の一文まで確実に読むこと。(多くのエンターテイメント小説がそうであるように)絶対に後ろを読んではならない。なぜなら、これはハードSFでありつつ、生粋のエンターテイメント小説だからだ。 これに耐えることができたらな、最上の快感を得られるであろう。 | ||||
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月面で発見された宇宙服を着た人間と思しき死体。でもそれは5万年前のものだった。さまざまな分野の科学を駆使して発見される数々の事実。新たな証拠、新たな学説が披露されるたびに謎はさらに深まっていく。僕自身文系でもあり、あまりSFには詳しくないのですが、考古学、言語学、物理学、生物学など様々な学問のエッセンスがちりばめられており、一見突飛なこのお話に十分なリアリティをあたえています。読んでいて「こんなこともあったのかも・・・」と思えてしまうほどです。物語の最後まで謎の解明はおあずけですが、その謎を解く鍵はすでに数々示されているのです。そういう意味ではミステリー的な要素もあり、最後まで眼が離せないドキドキを感じさせる作品です。幻想と科学、右脳と左脳の両方を心地よく刺激してくれるすばらしい作品だと思います。 | ||||
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月面で発見された宇宙服を着た人間と思しき死体。でもそれは5万年前のものだった。さまざまな分野の科学を駆使して発見される数々の事実。新たな証拠、新たな学説が披露されるたびに謎はさらに深まっていく。 僕自身文系でもあり、あまりSFには詳しくないのですが、考古学、言語学、物理学、生物学など様々な学問のエッセンスがちりばめられており、一見突飛なこのお話に十分なリアリティをあたえています。読んでいて「こんなこともあったのかも・・・」と思えてしまうほどです。 物語の最後まで謎の解明はおあずけですが、その謎を解く鍵はすでに数々示されているのです。そういう意味ではミステリー的な要素もあり、最後まで眼が離せないドキドキを感じさせる作品です。 幻想と科学、右脳と左脳の両方を心地よく刺激してくれるすばらしい作品だと思います。 | ||||
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もうかなり昔になりますが、NHKのアニメで「不思議の海のナディア」という作品がありました。後に「エヴァンゲリオン」を作る庵野秀明が作ったものです。そのアニメの最終話のタイトルが「星を継ぐ者」でした。なんとも素敵なタイトルでずっと覚えていましたが、あるときそれが本の題名だということを知り、それ以来読んでみたいなあと思いつつ機会を逃していました。そして今回やっと読むことができました。あらすじを読んでかなり興味を惹かれる内容でしたが、実際読んでみると思っていたSFモノとは全然違いました。小説というよりはドキュメンタリーといった感じ。でもそれがとても面白い!実際にありそうなリアリティ、ひとつずつ論理的に謎を解いていく様子などまさに一級品といった感じ。今までSFモノは毛嫌いしていましたが、これはお薦めです! | ||||
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もうかなり昔になりますが、NHKのアニメで「不思議の海のナディア」という作品がありました。後に「エヴァンゲリオン」を作る庵野秀明が作ったものです。そのアニメの最終話のタイトルが「星を継ぐ者」でした。なんとも素敵なタイトルでずっと覚えていましたが、あるときそれが本の題名だということを知り、それ以来読んでみたいなあと思いつつ機会を逃していました。そして今回やっと読むことができました。あらすじを読んでかなり興味を惹かれる内容でしたが、実際読んでみると思っていたSFモノとは全然違いました。小説というよりはドキュメンタリーといった感じ。でもそれがとても面白い!実際にありそうなリアリティ、ひとつずつ論理的に謎を解いていく様子などまさに一級品といった感じ。今までSFモノは毛嫌いしていましたが、これはお薦めです! | ||||
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なんと知的好奇心が刺激される作品でしょう。この20年で様々な技術的進歩があったに違いありませんが、ホーガンの想像力はそれを越えています。加えて、月面に5万年前の人間の死体がある、などという抜群のストーリーテリングで、手を止めることを許してくれません。これ一冊で巨星と呼ばれたのも頷けます。帯に「SFにして本格ミステリー」とありますが、ハント博士が最後に仮説を開陳するくだりは、確かに名探偵のそれに近いものがあります。また、翻訳ものは、その独特の読みにくさから敬遠されがちですが、本作の日本語訳は卓越している印象を受けました。続編もぜひ読みたいと思います。 | ||||
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