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星を継ぐもの



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星を継ぐものの評価: 4.42/5点 レビュー 599件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.42pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全504件 401~420 21/26ページ
No.104:
(4pt)

SF好きで未読なら読む価値あり

1977年出版(日本語訳は1980年)で、正直、内容にはそれほど期待してなかったのですが、とても面白い。盛り込めるだけ盛り込んだという感じ。ただ、淡々と進んでいく感じで、盛り上がりに欠け、無駄なシーンが無く、情報量が非常に多い。SF好きなら絶対に読んでおかねばならない作品として鉄板ですが、一般向きでは無いと思う。最近の娯楽小説にあきてきて、濃いのを読みたいと言う方にお奨め。シリーズ物ですが、これだけでも完結してるので、気負わずに読めます。ラストの発掘現場の1シーンがちょっと心に残りました。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
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No.103:
(4pt)

SF好きで未読なら読む価値あり

1977年出版(日本語訳は1980年)で、正直、内容にはそれほど期待してなかったのですが、とても面白い。盛り込めるだけ盛り込んだという感じ。ただ、淡々と進んでいく感じで、盛り上がりに欠け、無駄なシーンが無く、情報量が非常に多い。SF好きなら絶対に読んでおかねばならない作品として鉄板ですが、一般向きでは無いと思う。最近の娯楽小説にあきてきて、濃いのを読みたいと言う方にお奨め。シリーズ物ですが、これだけでも完結してるので、気負わずに読めます。ラストの発掘現場の1シーンがちょっと心に残りました。
星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)より
B000J88AR8
No.102:
(5pt)

背景のスケールが大きいだけに、興奮もひとしお

SFは敬遠していたのですが、たまたま絶賛されてる記述を見て、読んでみました。
ウワサに違わぬ面白さでした。
ひとつの疑問が解かれたかと思うと、新たな疑問が。。そのたび飛躍的な論理展開が繰り広げられ、それでもなおかつ最後にドンデン返しが準備されている。
背景のスケールが大きいだけに、興奮もひとしおであるように思います。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
448866301X
No.101:
(5pt)

背景のスケールが大きいだけに、興奮もひとしお

SFは敬遠していたのですが、たまたま絶賛されてる記述を見て、読んでみました。
ウワサに違わぬ面白さでした。
ひとつの疑問が解かれたかと思うと、新たな疑問が。。そのたび飛躍的な論理展開が繰り広げられ、それでもなおかつ最後にドンデン返しが準備されている。
背景のスケールが大きいだけに、興奮もひとしおであるように思います。
星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)より
B000J88AR8
No.100:
(5pt)

決してハードでない「ハードSF」

 ミステリー仕立てのハードSFという位置付けですが、30年近くSFから離れていた私も、すんなりと入っていけました。
 「星を継ぐもの」の「星」が何を指すのかも一つのミステリーです。
 読後、高い確率で続編の「ガニメデの優しい巨人」と「巨人たちの星」を読みたくなると思います。
 余談ですが、主人公をはじめとして、多くの登場人物が公の場でふつうに喫煙しているのは、やはり一昔前の作品であることを感じさせます。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
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No.99:
(5pt)

決してハードでない「ハードSF」

ミステリー仕立てのハードSFという位置付けですが、30年近くSFから離れていた私も、すんなりと入っていけました。
 「星を継ぐもの」の「星」が何を指すのかも一つのミステリーです。
 読後、高い確率で続編の「ガニメデの優しい巨人」と「巨人たちの星」を読みたくなると思います。

 余談ですが、主人公をはじめとして、多くの登場人物が公の場でふつうに喫煙しているのは、やはり一昔前の作品であることを感じさせます。
星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)より
B000J88AR8
No.98:
(5pt)

難しかったけど、余韻を残すラストを味わいました

(ネタバレはしません)
月面で発見された5万年前の死体。
謎が謎を呼び、ラストには月や人類の起源にまでさかのぼる驚愕の展開のストーリーです。
あらすじに書いてある、木星の衛星ガニメデで地球の物ではない宇宙船が発見されるのですが、これは中盤のことです。
ガニメデの宇宙船の中で発見された巨人の宇宙人はガニメアンと名付けられるのですが、物語を読んでいくと戦争といった暴力的なことがあったらしいと匂わせてくるんですが、続編である二作目のタイトルが「ガニメデの優しい巨人」となっていることが、なぜわざわざ優しいと書いてあるのか、もう魅力的ではないですか。
私はSFといえば夏への扉かマイナス・ゼロぐらいしか読んだことが無く、読みたいけれどもろくに小説を読んだことが無いので躊躇してました。しかし退屈した日々を過ごしてたので、凄いのを読みたいと決意して買いました。親もSFが好きですが本書を絶賛してたので。
買った直後はこんなに字が小さくて漢字や言葉も難しく、ルビもあまりふってないのを見て自信がなくなったんですが、もう我慢して読むかという感じでした。
初めの方はみなさんが壮大だという割には何十ページも議論の描写ばかりで期待してたのと違うぞと思い、まぁ5万年ってのは壮大だけどな・・・と謎を少しずつ解明していくんだなとやっと本筋を理解しました。結果的には壮大なストーリーになってましたが。
ただ、ハードSFということもあり、言葉が固いばかりか(慣れましたが)説明も漢字から意味がわかる的な専門用語も多用され、中盤過ぎのところは何が謎で何を解明しようとしてるのか付いていけなくなった部分もあります。小惑星帯というのも、火星と木星の間に実在するものだとは知らずにそれが前提となってた個所もありました。
ですが、ラストではタイトルの意味も明らかになり、読み終えた感があります。私はジュピターVのシーンが印象に残ってます。「人類は大きな夢を描きます・・・・・・」「人類が今日描いた夢は、明日きっと実現するのです」
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
448866301X
No.97:
(5pt)

難しかったけど、余韻を残すラストを味わいました

(ネタバレはしません)
月面で発見された5万年前の死体。
謎が謎を呼び、ラストには月や人類の起源にまでさかのぼる驚愕の展開のストーリーです。
あらすじに書いてある、木星の衛星ガニメデで地球の物ではない宇宙船が発見されるのですが、これは中盤のことです。
ガニメデの宇宙船の中で発見された巨人の宇宙人はガニメアンと名付けられるのですが、物語を読んでいくと戦争といった暴力的なことがあったらしいと匂わせてくるんですが、続編である二作目のタイトルが「ガニメデの優しい巨人」となっていることが、なぜわざわざ優しいと書いてあるのか、もう魅力的ではないですか。

私はSFといえば夏への扉かマイナス・ゼロぐらいしか読んだことが無く、読みたいけれどもろくに小説を読んだことが無いので躊躇してました。しかし退屈した日々を過ごしてたので、凄いのを読みたいと決意して買いました。親もSFが好きですが本書を絶賛してたので。
買った直後はこんなに字が小さくて漢字や言葉も難しく、ルビもあまりふってないのを見て自信がなくなったんですが、もう我慢して読むかという感じでした。
初めの方はみなさんが壮大だという割には何十ページも議論の描写ばかりで期待してたのと違うぞと思い、まぁ5万年ってのは壮大だけどな・・・と謎を少しずつ解明していくんだなとやっと本筋を理解しました。結果的には壮大なストーリーになってましたが。

ただ、ハードSFということもあり、言葉が固いばかりか(慣れましたが)説明も漢字から意味がわかる的な専門用語も多用され、中盤過ぎのところは何が謎で何を解明しようとしてるのか付いていけなくなった部分もあります。小惑星帯というのも、火星と木星の間に実在するものだとは知らずにそれが前提となってた個所もありました。

ですが、ラストではタイトルの意味も明らかになり、読み終えた感があります。私はジュピターVのシーンが印象に残ってます。「人類は大きな夢を描きます・・・・・・」「人類が今日描いた夢は、明日きっと実現するのです」
星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)より
B000J88AR8
No.96:
(5pt)

目標とする人材像

この本(シリーズ)にはまって20年、もう10回以上読みかえし毎回目頭を熱くしてしまう。人類の始祖コリエルのような最後まで生き抜くことを諦めない勇者になりたい。生物学者ダンチェッカーのような真実の追究者になりたい。でもやはり著者ホーガンの目標とする人材像でもあるのだろう、人類の明るい未来をけっして疑わないハントのような人間に私はなりたい。
 この本に出会うまで、私は科学の進展が人類の本当の幸せをもたらすのだろうかと自信がなかった。もちろん今でもそう容易く割り切れているわけではないが、この本の主題の一つにあるように私達人類は他の手段で恐怖や貧困から抜け出す事はできない。
 素晴らしい翻訳で名句名言を教えてくれた池氏、この本の存在を教えてくれた先輩にも言葉に尽くせないほどの感謝をしている。
星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)より
B000J88AR8
No.95:
(5pt)

目標とする人材像

 この本(シリーズ)にはまって20年、もう10回以上読みかえし毎回目頭を熱くしてしまう。人類の始祖コリエルのような最後まで生き抜くことを諦めない勇者になりたい。生物学者ダンチェッカーのような真実の追究者になりたい。でもやはり著者ホーガンの目標とする人材像でもあるのだろう、人類の明るい未来をけっして疑わないハントのような人間に私はなりたい。
 この本に出会うまで、私は科学の進展が人類の本当の幸せをもたらすのだろうかと自信がなかった。もちろん今でもそう容易く割り切れているわけではないが、この本の主題の一つにあるように私達人類は他の手段で恐怖や貧困から抜け出す事はできない。
 素晴らしい翻訳で名句名言を教えてくれた池氏、この本の存在を教えてくれた先輩にも言葉に尽くせないほどの感謝をもっている。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
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No.94:
(5pt)

びっくり

私は20年以上前に読みました。出張先で時間つぶしに立ち寄った本屋さんで買って、ホテルで一気に読んでしまいました。そのご事故で入院した方に貸し出して、、その方が会社に戻った時に同僚に紹介し、、皆さん絶賛!!僕よりも詳しくなってました。ここのレビューで今でも絶賛されており、、びっくり!!、、又読んでみます。スケール、時間軸、リアル感、、どれととっても一級ですね。月の裏側はクレータだらけなんだよね、、今でも。
星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)より
B000J88AR8
No.93:
(5pt)

びっくり

私は20年以上前に読みました。出張先で時間つぶしに立ち寄った本屋さんで買って、ホテルで一気に読んでしまいました。そのご事故で入院した方に貸し出して、、その方が会社に戻った時に同僚に紹介し、、皆さん絶賛!!僕よりも詳しくなってました。ここのレビューで今でも絶賛されており、、びっくり!!、、又読んでみます。スケール、時間軸、リアル感、、どれととっても一級ですね。月の裏側はクレータだらけなんだよね、、今でも。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
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No.92:
(5pt)

科学を好きにする特効薬!?

数多くの書評が出ていますが、噂にたがわぬ面白さです。
同じ創元文庫から出ているポール・アンダーソンの「タウ・ゼロ」に近いタイプで宇宙規模の謎(タウ・ゼロの場合は困難)に対して、努力と友情と勇気ではなく、知恵と忍耐を便りに取り組んでいきます。
ラスト近くの大きな謎を解くカギに主人公が気付く場面は、太陽系をまたがる謎にふさわしい、美しく雄大なシーンとなっています。
一方、小説の語りとしては、途中で取り残される登場人物がちらほらいるなど、ぎこちない部分も多く、水準以下といえるでしょう。
しかし、どんな困難な問題が出ても、徹頭徹尾、科学の力で立ち向かう主人公の姿は、どんなスーパーヒーローや名探偵にも負けず劣らず、輝いて見えるでしょう。
中学校の読書感想文の課題図書に本書がなれば、きっと理系に進みたがる学生が増えるのではないでしょうか?
星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)より
B000J88AR8
No.91:
(5pt)

科学を好きにする特効薬!?

数多くの書評が出ていますが、噂にたがわぬ面白さです。
同じ創元文庫から出ているポール・アンダーソンの「タウ・ゼロ」に近いタイプで宇宙規模の謎(タウ・ゼロの場合は困難)に対して、努力と友情と勇気ではなく、知恵と忍耐を便りに取り組んでいきます。
ラスト近くの大きな謎を解くカギに主人公が気付く場面は、太陽系をまたがる謎にふさわしい、美しく雄大なシーンとなっています。
一方、小説の語りとしては、途中で取り残される登場人物がちらほらいるなど、ぎこちない部分も多く、水準以下といえるでしょう。
しかし、どんな困難な問題が出ても、徹頭徹尾、科学の力で立ち向かう主人公の姿は、どんなスーパーヒーローや名探偵にも負けず劣らず、輝いて見えるでしょう。
中学校の読書感想文の課題図書に本書がなれば、きっと理系に進みたがる学生が増えるのではないでしょうか?
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
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No.90:
(5pt)

ハードSFを楽しむには。

いきなりですが、理解しようとしてはダメ。これは科学とかサイエンスな分野に弱い私のSFの読み方です。分からない単語は雰囲気で読む。これはかなり重要だと思います。
そしてこの「星を継ぐもの」これは単語を雰囲気で読んでも、十分楽しい素晴らしい作品だと思います。この作品は最初、濃密で予測不能な謎から始まります。この、謎の部分を頑張って理解すれば、後は登場人物たちが熱く語る内容をふんふんと追っていくだけで良いのです。
ハードSFはかなり読む人を選んでしまう作品が多くて至極残念です。SFはちょっとなー、と思っている方も挑戦していただきたいな。と思います。
この作品が楽しめれば大抵のSFはいけるはずです。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
448866301X
No.89:
(5pt)

ハードSFを楽しむには。

いきなりですが、理解しようとしてはダメ。これは科学とかサイエンスな分野に弱い私のSFの読み方です。分からない単語は雰囲気で読む。これはかなり重要だと思います。

そしてこの「星を継ぐもの」これは単語を雰囲気で読んでも、十分楽しい素晴らしい作品だと思います。この作品は最初、濃密で予測不能な謎から始まります。この、謎の部分を頑張って理解すれば、後は登場人物たちが熱く語る内容をふんふんと追っていくだけで良いのです。

ハードSFはかなり読む人を選んでしまう作品が多くて至極残念です。SFはちょっとなー、と思っている方も挑戦していただきたいな。と思います。

この作品が楽しめれば大抵のSFはいけるはずです。
星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)より
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No.88:
(5pt)

仮説を組み立てるお手本としても!!

今まで読んだ小説のなかで、一番面白かったです。
物語の入り方、徐々に明らかになっていく事実、
畳み掛けるようなラスト、明らかになるタイトルの意味、
読後感、どれも最高でした。
人間が未知の状況を解明していく過程が、克明に書いてあります。
現実に未知の出来事にぶつかった場合、人間は同じように乗り越
えていくんだろうなと思いました。
仮説を積み重ねて、核心に迫っていくのですが、結局なにが正解
かなんてわからない。
そんなところがビジネスにも似ていると思います。
本著には、物事をロジカルに証明していく記述が多くあります。
その証明の仕方、人を説得する仕方を学ぶという読み方も十分で
きると思います。
本著は三部作の一作目ですので、残りの二冊を読むのが楽しみです。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
448866301X
No.87:
(5pt)

仮説を組み立てるお手本としても!!

今まで読んだ小説のなかで、一番面白かったです。

物語の入り方、徐々に明らかになっていく事実、
畳み掛けるようなラスト、明らかになるタイトルの意味、
読後感、どれも最高でした。

人間が未知の状況を解明していく過程が、克明に書いてあります。
現実に未知の出来事にぶつかった場合、人間は同じように乗り越
えていくんだろうなと思いました。
仮説を積み重ねて、核心に迫っていくのですが、結局なにが正解
かなんてわからない。
そんなところがビジネスにも似ていると思います。

本著には、物事をロジカルに証明していく記述が多くあります。
その証明の仕方、人を説得する仕方を学ぶという読み方も十分で
きると思います。

本著は三部作の一作目ですので、残りの二冊を読むのが楽しみです。
星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)より
B000J88AR8
No.86:
(5pt)

SFミステリの傑作

ハードSFでありながら、生物学やら言語学やらいろいろな要素を詰め込んで
これだけ破綻の無いミステリを作り出すとは!
謎を一つ解決したと思ったら、また新たな謎が現れ、謎が謎を呼び…
最後の解決では凄い!と頷き、と思ったらドンデン返しが待ちかまえており、
エピローグで深いカタルシスを得られる事が出来る。
いやあ面白いとかそういう次元を通り越していると思いますよ!って感じ。
実際に考古学とか生物学とかってああゆう風に憶測に憶測を重ねて構築していくのかな?
って思いながら読んでいくとこれまた味わい深い。
星を継ぐもの (創元SF文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (創元SF文庫)より
448866301X
No.85:
(5pt)

創造力を求められる作品

SFはあまり読まない為相対的な比較は難しいが、それでもかなりの良書といえるのではないだろうか。
自分SFといえばスターウォーズやエイリアンのようなものだろうと思っていたが、今回はよい方向に裏切られた。

本書は全編を通して、学者達が月に現れた未知の死体を追求するということに注がれており、
次々に明らかになる発見からやがて人類起源の定説を覆す大いなる真実が明らかに・・・という壮大なストーリーである。
アクションやバトルは皆無だが、謎が謎を呼ぶ推理小説的な楽しみ方ができ、SFを敬遠していた方にも是非お勧めしたい。

ラストはいかにもすっきりとした感じで終わる割に、作中で明らかにされない謎が多く残るのもこの作品の面白いところだ。
なぜ巨人が万年前チャーリーと一緒に戦っていたのか、墜落した宇宙船はどこへ向かっていたのか、など巨人についていくつかの疑問が残る。
このあたりはある程度脳内補完するしかなく、読者の想像力が大いに求められるところだろう。
続編を読む前にあれこれ空想をめぐらせるものひとつの楽しみである。

始めの数十ページはやや冗長な部分も感じられるが、中盤以降の怒涛の展開とラストのどんでん返しは必見。
星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:星を継ぐもの (1980年) (創元推理文庫)より
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