■スポンサードリンク
北緯43度のコールドケース
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
北緯43度のコールドケースの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女性警察官がヒロインらしいのだが、話が進まないうちにはわからない。ヒロインを取り巻くエピソードだらけなのだが、そのエピソードも古臭く、すでに使いまわされたものばかり。 「重量6キログラムのジュラミンの盾」「TVのコメンテーターもやる人権派弁護士」「取り調べの過程で相手の心をつかめ」……古臭い半世紀前に使い古されたエピソードやどこの国のジュラルミンの盾?。 肝心の誘拐犯との確執は意外と面白かったが、ココまで来るのにてんこ盛りのエピソードがこれでもかというくらいの多さ。 ヒロインとの「人権派弁護士」とのやり取りなども1時間ドラマレベル。 北海道を舞台にした道警ものだが、これで応募のときの表題ではなく、出版にあたって表題名に変わっていなかったら買わないし、手に取ることもなかった作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
当方、読書の独自ルールがある。 1/3読んでつまらない本は、その後逆転して「読んでよかった!」となる可能性は低い。 だからその時点でつまらなかったら、時間と労力の無駄になるのでブン投げる。 さて本作。 1/3読んだ時点で、何とも微妙なボーダーライン。 迷ったが2000円弱の高額本につき、つい貧乏性が出てしまって続行することに。 だが半分まで読んで、やはりストップ。 最大の理由は、もう半分読んでるのに話が一向に進まないこと。 それなのにどう言うわけか、登場人物やサイドストーリーだけは、やたらと増えていく。 何なのこれ!? ここで一度、ブン投げた。 一か月後、電車で遠出する機会があり、迷ったが暇つぶしに本書を持参。 何の期待も無いまま、パラパラと読書を再開。 するとほどなく、「おやっ!?」っと嬉しい誤算が。 主人公が不祥事幕引きの生贄にハメられていくあたりから、俄然話が動き出すのだ。 そしてクライマックスである詩織との、警察vs被疑者の枠に収まらない女の闘い。 女としてのマウント、母性、そして主人公の巧みな駆け引きが、臨場感たっぷりに 描かれており、なかなかのモノだった。 だが、それでも全体としては首をひねる出来と言わざるを得ない。 話の幹ではなく、枝葉だけが不必要に横に広がっていく展開が長過ぎ。 それに伴い登場人物も増えていくものだから、積み込み過ぎのガチャガチャ感が否めない。 同じく女性刑事が主人公の話としては、乃南アサの音道貴子シリーズが数段上かと。 最後に、本書の帯では桜木紫乃氏が絶賛しているが、桜木さんにも一言申し上げたい。 「いやいや、あなたには遠く及びませんよ。それは御自分でもわかっているでしょう?」と。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!