(短編集)

最後の鑑定人



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初公開日(参考)2022年07月
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最後の鑑定人 (角川文庫)

2025年06月17日 最後の鑑定人 (角川文庫)

かつて科捜研のエースとして「彼に鑑定できない証拠物なら、他の誰にも鑑定できない」と言わしめ、「最後の鑑定人」として名を轟かせた土門誠。しかしとある事件をきっかけに、科捜研を辞職。新たに民間鑑定所を立ち上げた土門のもとに次々と不可解な事件が持ち込まれる。いつも同じ服、要件しか話さないという一風変わった合理主義者でありながら、その類まれなる能力で、難事件を次々と解決に導いていくーー「科学は嘘をつかない。嘘をつくのは、いつだって人間です」。孤高の天才鑑定人・土門誠の華麗なる事件簿。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

最後の鑑定人の総合評価:7.20/10点レビュー 10件。Cランク


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(6pt)

最後の鑑定人の感想

科学捜査もの。推協賞にノミネートされていたので手に取りました。
元科学捜査研究所にいた風変わりな鑑定人が探偵役。確かな技術力をもって弁護士や判事から依頼を受けて事件の真相を暴くというもの。作風はリアルで硬派なので扱う事件も重苦しい部類です。ただ読み辛いという事はないです。
でてくる単語が専門用語寄りなので、理系や科学捜査ものが好きな方向けの作品です。

1話目『遺された痕』
読者を掴む1話目で扱う事件は性犯罪です。最初にこの事件を配置しているあたりで本書は軽いミステリではなくて硬派な作品なのだなと気を引き締めた次第。本書は楽しく読む作品ではなく事件を真摯に科学を通して見つめる作品だと雰囲気を感じ取りました。
2話目『愚者の炎』
ベトナム人技能実習生による放火事件。これは社会派ミステリ模様でした。1話目2話目と読み進めるとフィクションの小説というより現実の事件の捜査模様を体験するような感覚を得た次第。
3話目『死人に訊け』
少し気を抜いたエピソードがあり緊張感が解れるラストが面白い。鑑定人土門誠の技術ではなく人としてどういう人なのかちょっとだけ感じられた内容。
4話目『風化した夜』
それまで匂わせていた過去のエピソードが繋がる物語となっています。

作品の雰囲気は重苦しく真面目な内容。全体を通して感じる事は、真実は人間のアナログ的な感情で左右される事無く科学的な証拠に基づいてきちんと導きだす事。そして隠さず暴く事という正義を感じました。数年前のミステリで真実を暴く事で不幸になる場合があるという探偵の悩み問題がありましたが、それに対する真摯の想いを感じた作品でした。

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T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.9:
(5pt)

★5はちょっと甘めの評価かもしれないが、自分は好きな作品

★4か5かで迷ったが、キャラクター描写に頼らなかった点が非常に好感を持ったので、★5にした。主人公や周囲のキャラクターをもっと過剰に描写して漫画的にすることもできたと思うが、それを行わなかったことで、本筋のミステリーや鑑定部分に重みが出ており、良質なミステリー作品として楽しむことができた。続編があるのであれば、ぜひ読みたい。
最後の鑑定人Amazon書評・レビュー:最後の鑑定人より
4041111676
No.8:
(5pt)

鑑定の砦

科学捜査の最後の砦と呼ばれている主人公の生きざまが、とても伝わる作品でした。
最後の鑑定人Amazon書評・レビュー:最後の鑑定人より
4041111676
No.7:
(4pt)

最後の砦

サラサラ読めました。
もっと読んでいたかった!
次巻が出ないかなと期待してます。
最後の鑑定人Amazon書評・レビュー:最後の鑑定人より
4041111676
No.6:
(2pt)

論理的風にはなっているが

単話型になっており、一話ずつに落ちはついてます。一冊を通して主人公の人となりがわかるようなストーリー展開になっています。しかし、鑑定技術の名前が出てはいるが、十分に利用されておらずミステリー小説としてはもう一押し欲しかったというのが正直な感想です。

ただ科学は嘘をつかないという趣旨貫徹された作風は評価できると思います。読みやすい分量でした。今回は暇つぶし程度の作品だったけれど、今後の作品に期待です。ストーリーに重みが出るようになれば面白くなりそうです。
最後の鑑定人Amazon書評・レビュー:最後の鑑定人より
4041111676
No.5:
(2pt)

期待し過ぎた、そして文章にリズムがないのがこんなにつらいとは。

科捜研のエースだった土門誠は、ある事件をきっかけに科捜研を辞め、民間の鑑定所を開設する。
自ずと依頼される事件は厄介なものばかりだが、孤高の鑑定人・土門誠の腕にかかれば・・・

とても期待したのですが、率直に言えば、あんまりおもしろくなかったです。
常識として、日本の科捜研のレベルは決して低くない。畑違いならともかく、同じ科捜研出身の鑑定士が、公的機関で解けない謎を解いていく、となると、相当ハイレベルで創造的なストーリーでないと、読者は納得しない。しかしそのハードルは超えられなかった、という感じでしょうか。
また、登場人物の描き方として、「変わり者で孤高で優秀な人物」に「魅力的で社会性のある若い女性」を組み合わせる、という、これもとってもありふれていて、陳腐なものでした。
それぞれの仕草や会話から人物の深みが感じられれば、また少し面白くなったのかもしれないけど。
そして、一番気になったのは、文章にリズム、テンポが感じられなかったことです。
人気作家の文章は、全てそれぞれのリズムがあって、とても読みやすく、読むのに苦労しないもの。本作品は、そのリズムがなにも感じられなかったので、ストーリー的に面白くなってくるはずが、ドンドンつらくなり、途中で何度も読むのを休んだほどでした。残念。
最後の鑑定人Amazon書評・レビュー:最後の鑑定人より
4041111676



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