竜血の山
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北海道に実在したイトムカ鉱山を題材にした作品です。平和学習で水俣を訪れる前に読みました。水銀鉱山の存在はこの歳になるまで知りませんでした。昭和40年代に夕張の鹿島地区に育ちましたので、衰退していくヤマの情景には既視感があるように思いました。 | ||||
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昭和13年、北海道北見市にある辺気沼で、暴風雨の際、倒木の撤去作業中に、辰砂が発見された。 そこには水銀を飲む一族がいてた。 イトムカ水銀鉱山をモチーフとした、あくまでもフィクションの小説。 ”イトムカ”とはアイヌ語の「光輝く水」という意味。 辰砂(しんしゃ)とは、硫化水銀からなる鉱物で赤褐色に染まっている。 一族の聖域である水銀の湖には竜が。 美しい水銀は毒。 その山は水銀にあふれつつも、いけにえのごとく、赤褐色に染まっていく。 | ||||
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水銀鉱山により鉱業の企業城下町となった北海道の山麓の町。そこで鉱夫として働くことになった山の集落の青年の約30年に及ぶ大河小説。 時代の波に翻弄されつつ、<水飲み>と揶揄される特異体質故に、その地に縛り付けられている青年の閉塞感と、水銀に魅せられたもう1人の男の人生の選択に、忸怩たる思いや息苦しさを大いに感じる程の人間ドラマでした。 | ||||
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水銀という毒物をめぐる壮大な物語。 水銀を採取するためには、中毒症状のリスクが避けられないが、「水飲み」と呼ばれる特殊な一族には、水銀耐性があり中毒症状にかからない。 そんな「水飲み」の一族と、水銀という特殊な毒物の魅力に引かれた男たちの差別や嫉妬、挫折や苦悩が丁寧に描かれていて読み応えがあった。 軍需景気、戦後不況、朝鮮特需、輸入自由化と水俣病など、時代の流れに翻弄されながら、不死身の鉱夫と呼ばれ、フレシアという山間の集落でしか生きられない榊芦弥という男の生き様は凄まじかった。 | ||||
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