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赤毛のレドメイン家
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【この小説が収録されている参考書籍】
赤毛のレドメイン家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 41~42 3/3ページ
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乱歩のベストテンの中で最も疑問がわくのがこの作品です確かに乱歩はこの手の入れ替わりトリックが大好きですがそれでも冗長なコージーミステリにどれほどの魅力があったのでしょうか恋愛がうまくミステリに絡んでいるのですが前半と後半の展開が一変すること(静の前半、動の後半)ブラックユーモアな結末等乱歩が好んだところは私には楽しめませんでした | ||||
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「推理小説史上不朽の名作」と名高い古典。同じ作者の「闇からの声」が結構おもしろかった事もあり、当然大いに期待して読んだが…実につまらなかった。金はともかく、時間を返せと言いたくなった。探偵役の刑事がどうしようもない馬鹿。本当はそれほど馬鹿じゃないのだろうが、ある事情ですっかり目がくらんでしまい、しかも本人はその事に全く気づいていない。事件の糸口は、読者にはすぐピンと来るのに、刑事はいつまでたっても気がつかない。全然複雑な筋立てではないのに、迷路にはまり込んでしまった刑事が、自分1人で複雑怪奇な事件だと大騒ぎしている感じ。読んでいて、ものすごくイライラした。犯人はきわめて強烈な個性の持ち主なので、どうせなら犯人が主人公の犯罪小説として書いてくれた方が、まだましだったような気がする(実際、最後まで読むと、この話は犯罪小説だったのかな…とも思わせられる)。ただ、それでも問題がある。まず、犯人の成功は、犯人自身の優秀さよりも、刑事の愚かさによるところが大きいので、あまりピリッとしない。次に、なぜ犯人がレドメイン家の人々を皆殺しにしようとするのか、その動機に説得力もなければ、スケールの大きさもない。いずれにせよ、あまりおもしろい話にはならないだろう。要するに、探偵小説と犯罪小説の両方を狙って、両方とも著しい消化不良に終わった、失敗作だと思う。しかし、「不朽の名作」のレッテルが貼られている限り、本書は今後も読み継がれ、ずっと「不朽」であり続けるだろう。 | ||||
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