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赤毛のレドメイン家



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赤毛のレドメイン家の評価: 3.83/5点 レビュー 42件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

田園小説家が書いた推理小説

もう何十年も前に読んでいますが、新訳になったとのことで再読。
登場人物が少ないので、最後のほうはなんとなく結末はわかってしまうのですが、、
作者は田園小説作家で有名な人物。その自然描写、人間描写に酔えます。
(物語前半のダートムアはホームズの「バスカビル家の犬」の舞台ですし)

これを推理小説として読まずに、物語として評価すればよいのではないでしょうか。

旧訳とは比較していませんが、すらすら読めたのは訳者様の賜物でしょうか。
赤毛のレドメイン家【新訳版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:赤毛のレドメイン家【新訳版】 (創元推理文庫)より
4488111068
No.3:
(3pt)

文学的格調の高さが評価の所以か?

本書は、江戸川乱歩が選んだ黄金時代の
ベスト・テンの第1位にランクされ、
推理小説ファンの間ではとても有名な作品です。
ロンドン警視庁の探偵、マーク・ブレンドンは
イギリスの片田舎、ダートムアを訪れて、
マス釣りを楽しんでいましたが、
そこで、レドメイン家の女性、
ジェニー・ペンディーンを見かけ、
恋に陥ってしまいます。
やがて彼女の夫、マイクル・ペンディーンが、
彼女の叔父、ロバート・レドメインと共に
連れ立って出かけたまま、
行方がわからなくなってしまいます。
状況から、マイクルはロバートに殺されたと目され、
ブレンドンが事件を任されます。
当初、簡単に解決するかと思われた事件ですが、
ロバートは見つからず、
また1人、レドメイン家の男性が姿を消してしまうのでした・・・。
江戸川乱歩が激賞したこの作品、
過大な期待を持って読んだ読者も多いはず。
しかし、本書の解説にも記されているとおり、
「推理小説を読み馴れた人」は
「いちはやく犯人を推測するかもしれない。」
意外な犯人の設定も、現代の私たちの目から見ると、
驚くには当たらないものとなっています。
それではどこが優れた作品なのかというと、
文学的な格調の高さでしょうか。
本書は1922年の刊行、
イーデン・フィルポッツが61歳の時の作品です。
それまで文学作品を執筆してきた著者が
老境に達して初めてものにした推理小説が本書なのです。
そうした目で見てみると、
人物描写や情景描写が
丹念に書き込まれているのが分かります。
乱歩にとって、
この文章の巧さが
とても魅力的に映ったのでないかと推測されるのです。
本書は、文学系の作者が推理小説を書くとこうなります、
という作品の典型として読んでみると面白いと思います。
赤毛のレドメイン家 (創元推理文庫 111-1)Amazon書評・レビュー:赤毛のレドメイン家 (創元推理文庫 111-1)より
4488111017
No.2:
(3pt)

乱歩の激賞の割には

本作は日本に紹介された際、乱歩が激賞したため、その後古典ミステリの名作として日本では高い地位を保つ事になった。
だが、実際に読んで見ると、犯人やトリックは容易に分かってしまい、ミステリ的驚きは少ない感じがする(発表当時としても。私は小学生の時読んで、犯人がすぐ分かってしまった)。それを悠揚迫らぬ筆致で重厚感あふれる物語に仕上げた所を乱歩は買ったのであろうか ? 個人的には作者の作品では異様なまでの心理闘争を描いた「闇からの声」の方が一段上のような気がする。
ただし、当時の本格ミステリの様式・雰囲気を味わうという意味で一読に値する作品。
赤毛のレドメイン家 (創元推理文庫 111-1)Amazon書評・レビュー:赤毛のレドメイン家 (創元推理文庫 111-1)より
4488111017
No.1:
(3pt)

なんで乱歩が心酔したのかな・・

乱歩のベストテンの中で最も疑問がわくのがこの作品です確かに乱歩はこの手の入れ替わりトリックが大好きですがそれでも冗長なコージーミステリにどれほどの魅力があったのでしょうか恋愛がうまくミステリに絡んでいるのですが前半と後半の展開が一変すること(静の前半、動の後半)ブラックユーモアな結末等乱歩が好んだところは私には楽しめませんでした
赤毛のレドメイン家―乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10〈1〉 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:赤毛のレドメイン家―乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10〈1〉 (集英社文庫)より
4087488292

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