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赤毛のレドメイン家
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【この小説が収録されている参考書籍】
赤毛のレドメイン家の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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| フィルポッツのこの作品は必ず江戸川乱歩の称賛が引用される。この文庫の扉にも掲載されている。 この乱歩の言葉はいつ言われたか。解説p.434に1935(昭和10)年とある。原作の発表も1922年と非常に古い。ヴァン・ダインのベンスンが1926年、エラリー・クイーンのローマ帽子が1929年であり、それらより古い。 何を言いたいかというと、この作品は百年以上前の古い作品で、乱歩の評価も90年前になる。現在、この作品を読んでもそれほど感心しない読者がいても不思議でない。物語の初めの方で二人の人間が失踪すると、一方が他方を殺したようだ、死体がまだ発見されない、などと出てくる。発見されていないのに死体となぜ言えるのか。登場人物についても、この人物が怪しいと思わせるよう書いているのかと思うほどである。本作品は古典的推理小説で、後の小説で知っている設定やトリックなどを、本小説の方が早いといっても古い分、稚拙に感じるかもしれない。 我々が乱歩よりも勝っているのは、現在までのより多くの推理小説に親しんでいるという点である。推理小説のトリックなどは大して多くないから、少しの変更等で使い回ししている。推理小説を読んでいると、似ている別の作品が思い浮かぶのは珍しくないだろう。だから今の我々が90年前の乱歩ほど感心しないのは当たり前である。 また解説に今ではフィルポッツが推理小説界で評価されていないと書いてあるが、現在ではもっと積極的に、フィルポッツは人として否定されているとインターネットに書いてある。 フィルポッツと言えば『闇からの声』に言及したい。昔、中島河太郎という、推理小説専門の評論家(当時はこの人くらいだった)がいて、解説などをよく書いていた。随分自分の好き嫌いを前面に出して書いていて、好きな評論家ではなかったが。この人が『Yの悲劇』の解説だったか、古今の推理小説のベスト3として『Yの悲劇』『黄色い部屋の謎』『闇からの声』を挙げ、特にYの悲劇を絶賛していた。欧米では今では全く言及されない『Yの悲劇』が、わが国では今だにNO.1扱いされているのは、この人の影響があるのかと思えるほどである。『闇からの声』についてどう書いていたか忘れた。『闇からの声』は犯人捜し、トリックものの推理小説でなく、サスペンスなのだが、この『赤毛のレドメイン家』と非常に構成が似ている。久しぶりに『赤毛のレドメイン家』を読み直してそう思った。 | ||||
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| もう何十年も前に読んでいますが、新訳になったとのことで再読。 登場人物が少ないので、最後のほうはなんとなく結末はわかってしまうのですが、、 作者は田園小説作家で有名な人物。その自然描写、人間描写に酔えます。 (物語前半のダートムアはホームズの「バスカビル家の犬」の舞台ですし) これを推理小説として読まずに、物語として評価すればよいのではないでしょうか。 旧訳とは比較していませんが、すらすら読めたのは訳者様の賜物でしょうか。 | ||||
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| 本書は、江戸川乱歩が選んだ黄金時代の ベスト・テンの第1位にランクされ、 推理小説ファンの間ではとても有名な作品です。 ロンドン警視庁の探偵、マーク・ブレンドンは イギリスの片田舎、ダートムアを訪れて、 マス釣りを楽しんでいましたが、 そこで、レドメイン家の女性、 ジェニー・ペンディーンを見かけ、 恋に陥ってしまいます。 やがて彼女の夫、マイクル・ペンディーンが、 彼女の叔父、ロバート・レドメインと共に 連れ立って出かけたまま、 行方がわからなくなってしまいます。 状況から、マイクルはロバートに殺されたと目され、 ブレンドンが事件を任されます。 当初、簡単に解決するかと思われた事件ですが、 ロバートは見つからず、 また1人、レドメイン家の男性が姿を消してしまうのでした・・・。 江戸川乱歩が激賞したこの作品、 過大な期待を持って読んだ読者も多いはず。 しかし、本書の解説にも記されているとおり、 「推理小説を読み馴れた人」は 「いちはやく犯人を推測するかもしれない。」 意外な犯人の設定も、現代の私たちの目から見ると、 驚くには当たらないものとなっています。 それではどこが優れた作品なのかというと、 文学的な格調の高さでしょうか。 本書は1922年の刊行、 イーデン・フィルポッツが61歳の時の作品です。 それまで文学作品を執筆してきた著者が 老境に達して初めてものにした推理小説が本書なのです。 そうした目で見てみると、 人物描写や情景描写が 丹念に書き込まれているのが分かります。 乱歩にとって、 この文章の巧さが とても魅力的に映ったのでないかと推測されるのです。 本書は、文学系の作者が推理小説を書くとこうなります、 という作品の典型として読んでみると面白いと思います。 | ||||
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| 本作は日本に紹介された際、乱歩が激賞したため、その後古典ミステリの名作として日本では高い地位を保つ事になった。 だが、実際に読んで見ると、犯人やトリックは容易に分かってしまい、ミステリ的驚きは少ない感じがする(発表当時としても。私は小学生の時読んで、犯人がすぐ分かってしまった)。それを悠揚迫らぬ筆致で重厚感あふれる物語に仕上げた所を乱歩は買ったのであろうか ? 個人的には作者の作品では異様なまでの心理闘争を描いた「闇からの声」の方が一段上のような気がする。 ただし、当時の本格ミステリの様式・雰囲気を味わうという意味で一読に値する作品。 | ||||
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| 乱歩のベストテンの中で最も疑問がわくのがこの作品です確かに乱歩はこの手の入れ替わりトリックが大好きですがそれでも冗長なコージーミステリにどれほどの魅力があったのでしょうか恋愛がうまくミステリに絡んでいるのですが前半と後半の展開が一変すること(静の前半、動の後半)ブラックユーモアな結末等乱歩が好んだところは私には楽しめませんでした | ||||
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