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赤毛のレドメイン家
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【この小説が収録されている参考書籍】
赤毛のレドメイン家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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『赤毛のレドメイン家』はずいぶん昔に読んで、その当時はあまり感心しなかった記憶があるのだが、最近喜国雅彦の『本格力』を読んだら、喜国氏も初読のときは感心しなかったが、再読してみたら面白かったと書いていたので、私も再チャレンジすることにした次第。 で、手に入れたのがこの集英社文庫版なのだが、第2章の途中まで読んで、翻訳のひどさに閉口した。翻訳臭が強くて、日本語としてこなれていないし、美しくないのだ。 そこで地元の図書館で創元推理文庫版(武藤崇恵訳)を借りて比較したら、武藤訳のほうがはるかに優れていた。 というわけで、集英社文庫版は途中放棄し、創元推理文庫版を読むことにした。これから読まれる方は創元推理文庫版を手に取ることをお勧めする。 | ||||
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トリックは面白いと思いました。しかしながら、トリックだけを読みたいのならば、なぞなぞでもやってればよいのでは?小説である限り結末に至るまでの過程も面白くなければならない。装飾過剰なセリフ、ニーチェ的?な犯人にも探偵のじいさんにもなんら魅力を感じない。緊張感あるサスペンスもなし。高評価してる人は「古典で名作」だと巷で言われているからなんとなく高評価にしているだけで、実は皆あくびを噛み殺しながら読んでいるのでは? | ||||
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ストーリーは楽しめるが、論理・心理的には穴だらけ。 本格ミステリではない。 文学的にも、それほど秀逸とは感じられなかった。 書かれた時代を考慮するにしても、難あり。 | ||||
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(注意)犯人像に関するネタバレあり 乱歩が絶賛したことで有名な作品だが、非常につまらない。 わかりきったことを冗長に書き連ねているだけで驚きがない。 風景と心情の長々しい描写を文学的と定義するのであれば、文学とは大したものではない。 無論、文学とはそうしたものではない筈である。 文学的格調を求めるなら、世界には他に文学の傑作が山ほどあるはず。 本作を読んで時間を浪費するには及ばない。 では冗長さを削れば名作になるかというと、トリックは大したものでもないし、 大体○○が●●を××と思わないなんて、読者の目からは不自然すぎて、馬鹿みたいである。 つまり文学としてもミステリーとしても、どうってことない作品である。 乱歩ほどの人が何故ベストに挙げたのか、その問題の方がよほど面白い。 また、誰も触れてないが、犯人のキャラクター。あれは一体何なのか。 今ある便利な言葉で表せば、単なる中二病でないか。ニーチェを持ち出す辺り、テンプレ通りで滑稽である。 作品発表時はああいった性格描写が斬新で深い問題提起をしていると受け止められたのだろうか。 今日の視点からすると苦笑してしまう。 ただ、このレビューを書くにあたって気付いたが、本作発表(1922年)の2年後に レオポルドとロープの殺人事件(※)が起きている。 ※ ニーチェかぶれのボンボン2人が自分達の優越性を証明しようと子供を殺害、 あっさり捕まって互いに罪をなすりつけ合った事件。 すると、ある意味本作は、時代の空気をよく読んで事件を予見していたのであろうか? 作品評価を上げるほどではないが、ちょっと興味深いと感じた次第。 | ||||
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推理小説の古典だから、トリックは後代の者に追い抜かれてしまう、というのは本当かねと思うくらい、簡単というか、誰だっておかしいと思うだろう。それをこの長さで真ん中過ぎまで明らかに見当違いの方向をうろうろされては困る。古典的といったってクロフツの『樽』なんか今でも面白いぞ。しかも…を…しか知らないなんて、不自然過ぎる。なんで古典なのかね。 | ||||
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江戸川乱歩が選ぶ黄金時代の長編推理小説ベスト10で、 クイーン「Yの悲劇」クリスティ「アクロイド殺し」 クロフツ「樽」ヴァンダイン「僧正殺人事件」を押しのけて 1位に選ばれているので、どれだけ面白いのか と思って期待して読んだのだが・・・ なぜこれが1位? とううのが率直な感想。 先にあげた4作品のほうがはるかに面白いと思うが。 | ||||
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下の一点の方とまさしく同感。 これのどこが名作なのかわからない。 情景描写には確かに他のミステリには味わいがあるが ミステリとしてはお粗末だし、とにかく主人公の刑事のマヌケぶりにはあきれるばかり。 こいつの取り返しがつかなくなるまでの勘違いっぷりが延々と描かれているのが、 心理描写が巧みとでも言うのだろうか? どうもこの作品を褒めているヒトは、普段ミステリしか読まず、純文学を読んでないことに コンプレックスを感じていて、純ブンガクっぽさを感じるこれを読んだことで 免罪符を得たような気になってるんじゃないだろうか・・・ | ||||
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「推理小説史上不朽の名作」と名高い古典。同じ作者の「闇からの声」が結構おもしろかった事もあり、当然大いに期待して読んだが…実につまらなかった。金はともかく、時間を返せと言いたくなった。探偵役の刑事がどうしようもない馬鹿。本当はそれほど馬鹿じゃないのだろうが、ある事情ですっかり目がくらんでしまい、しかも本人はその事に全く気づいていない。事件の糸口は、読者にはすぐピンと来るのに、刑事はいつまでたっても気がつかない。全然複雑な筋立てではないのに、迷路にはまり込んでしまった刑事が、自分1人で複雑怪奇な事件だと大騒ぎしている感じ。読んでいて、ものすごくイライラした。犯人はきわめて強烈な個性の持ち主なので、どうせなら犯人が主人公の犯罪小説として書いてくれた方が、まだましだったような気がする(実際、最後まで読むと、この話は犯罪小説だったのかな…とも思わせられる)。ただ、それでも問題がある。まず、犯人の成功は、犯人自身の優秀さよりも、刑事の愚かさによるところが大きいので、あまりピリッとしない。次に、なぜ犯人がレドメイン家の人々を皆殺しにしようとするのか、その動機に説得力もなければ、スケールの大きさもない。いずれにせよ、あまりおもしろい話にはならないだろう。要するに、探偵小説と犯罪小説の両方を狙って、両方とも著しい消化不良に終わった、失敗作だと思う。しかし、「不朽の名作」のレッテルが貼られている限り、本書は今後も読み継がれ、ずっと「不朽」であり続けるだろう。 | ||||
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