■スポンサードリンク
法廷遊戯
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
法廷遊戯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても綺麗な状態で、どこにも気になる箇所はありません。新品という真新しさがないだけで、とても良好な状態です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上手なパズルが組み上がっていくのを見るという意味では面白いです。私は、筋書きを楽しむタイプなのでよかったです。 しかし、他の方の指摘にもあるように、キャラクタの心理描写が少なめで、行動理由のリアリティが少ないというか単純なようにも思えます。ネーミングがちょっと雑(主人公「セイギ」君ですよ)というかわかりにくいの(離婚して苗字変わる人、通り名しか出てこない人など)で、文学作品を多く読んでいる方からすると、人物が薄っぺらいように見えるのかも? メインとなる登場人物が3人いて、その周辺のキーパーソンも複数いるということ、加えて「無辜ゲーム」の設定説明が必要なことなどを考えると、短時間の映画や舞台に類するエンタメ作品としてまとめるには人物の内面はこれくらいしか描けないのと思います。 ある程度現実を単純化した法廷エンタメが読みたい人にはお勧め。私は楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
先ず文句なく面白かった。 序盤は少し読みにくいと感じるところもあったが、どんどん物語りに引き込まれて行きそんなことも気にならなくなった。 後半はまさかの展開に一体このあとどうなるのか?と大きな謎を抱えて物語りは展開していく。 終盤、ある程度想定した通りに痛快な弁論が続いていくのかと思いきや・・ ただ面白いだけではなく、複雑な読後感をもたらす最後の展開だった・・ 法廷ものとしては異例の作品だと思う。痛快法廷ミステリーではなく、展開の読めない法廷ミステリーでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
法廷、専門用語は難しいけどストーリー展開が面白かったです。 後半に入る辺りから、結果が気になり一気に読み進めたいと思えました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
応援してます! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私はこの本を、最近購入してとても気に入っている高性能ワイヤレスイヤホンを耳にし、 私が敬愛する辻伸行の弾くラフマニノフのピアノ協奏曲第二番を聴きながら、読み始め ました。しかしその序盤で止めました。何故なら、片手間に読んだり聴いたりするのが、 著者の五十嵐律人氏にも辻井伸行氏にも、とても非礼なことだと思ったからです。即ち 集中して味わうべき傑作だからです。 本著に対する賛辞の数々は決して大袈裟なものではありません。充分よく練り込まれた ストーリー展開、衝撃と感動に溢れた秀作です。その誕生に心からの拍手を贈りたいと 思います。皆さんも是非お楽しみください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
リーガルミステリーと言うと難解な専門用語と堅い文体でとっつきづらいイメージがあるが、本書では法律用語が丁寧に説明され、しかもくどくならない程度の説明にとどまっているため、ストレスなく読み進めることができる。 主人公・清義は施設育ちで後ろ暗い過去を持つロースクールの青年だが、変に斜に構えた面倒なタイプの主人公ではなく、どちらかと言えば好青年であり、親しみが持てる。 ロースクール仲間の間で行っていた無辜ゲームの果てに学友が死に、その容疑で同じ施設の出である美鈴が逮捕される。 主人公は弁護士となって彼女の弁護を担当するが、なぜか美鈴は時間について何も述べようとせず、意味ありげなことばかりを言い続ける。 読んでいる間は美鈴の不自然な言動にイライラさせられたが、公判の被告人質問ですべてが明らかにされた時はそのイライラが大きな驚きに変わった。 美鈴の沈黙と、被害者である馨の復讐の真の目的はとても意外性があり、丁寧に張り巡らされた伏線のおかげで驚きが何倍にもなる。 それなだけに、判決宣告期日の美鈴とのやりとりは蛇足な感じがした。 また、他のレビュアーが指摘している通り、ペン型カメラの盗撮映像はむしろ冤罪の証拠になるだろうと思う。この矛盾を無視して、警察が同僚である警察官を徹底糾弾するというのは腑に落ちない。 とはいえデビュー作でこのクオリティはすばらしい。時間の本筋とは関係ない墓荒らしの男のエピソード等も丁寧に描かれているのが好印象だった。 次作も読んでみたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
無辜(むこ)の制裁という言葉を初めて聞いた。 正義とは何か。 「やられたらやり返す」という言葉の奥深さ。 冤罪で人に罪を着せるということの重さ。 「罪を背負うこと」「罪を償うこと」「罰を受けること」はまったく違うということ。 リーガル・ミステリーというジャンルかと思ったけど、単なるミステリーでは終わらない、人間ドラマとしても深く考えさせられた。同じ法曹関係者が描くリーガルミステリーでも、元彼の遺言状と真逆のベクトル。 ただし、主要な登場人物や心の機微まではもっと掘り下げてもよかったと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ユニークな珠玉の法廷ミステリー。 ”無辜の制裁”をテーマにしている。 事実関係を解明し、それに基づく法律を展開していく。 感情を抑え、事象をロジックで表現しているが、思いやるきもちは伝わってくる。 二転三転とひっくり返りがあり、真相に迫る最後の最後まで楽しめる。 ひとがひとを裁くこと、その司法制度の盲点を捉え、社会に一石を投じている様子が伺える。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ラストにもっていくためか、なぜそうしたのかの心情がわかりにくかった その後でもいいので,主人公たちの吐露があれば良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
法廷がミステリではよくある設定ですが作者が本職ということで新鮮に思いました。法律家としての論理的思考が面白かったです。あと、登場人物たちが清廉潔白で鼻に着く人がいなかったのもリアリティがあって良かったです。次回作にとても期待しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
法廷を舞台にした…というより法廷や法律そのものを題材としたミステリ。 話が良く練られていて最後まで楽しめるし、ドンデン返しも用意されている。 筆者が司法試験合格者ということなので、法廷シーンを含む法律用語や解釈は正確なんだろうけど、どこか用語に走りすぎたきらいはある。そこまで法的な根拠を描きこまなくても十分であろう。 主要な3人のキャラはしっかり描きこまれてはいるが、それ以外のキャラが凡庸で舞台劇のような感じは否めない。ただし、それはそれで舞台化や映画化には向いているのかもしれない。 いずれにしろ、これが一作目のようなので次の作品にも期待が持てる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まだ途中だけど面白いです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は第62回メフィスト賞を受賞した著者のデビュー作です。著者は自身司法試験に合格している法曹界の若手で、この小説も本当に法曹界でこんなことが起ったら大変だろうなという専門家ならではの構想の産物となっています。ミステリーとしても大変によく出来ている作品なのですが、これはこういった専門家以外ではとても書くことができない性格の作品で、そういう意味でプラスアルファの味付けができているともいえます。 物語はこのところ5年間も司法試験合格者を出していないという三流ロースクールを舞台として始まります。いつのころからか、このロースクールでは「無辜ゲーム」と呼ばれる奇妙な模擬裁判が開催されていました。この審判者をしているのが結城馨という本来こうした場所にいるべきではない優秀な学生です。何しろ彼はロースクールに入る前にすでに司法試験に合格してしまっていたのです。それにこの物語のヒーロー、ヒロインとなる久我清義と織本美玲。この二人もこのロースクールには不似合いな程優秀なのですが、その過去に何か秘密があるらしいことが暗示され物語は進行していきます。 いつものことなのですが、これ以上踏み込みますとネタバレになってしまいますので、感想だけ述べさせていただきますが、まずこの著者の筆力が新人離れしていることです。一気に最後まで読ませる力があります。ただ、この結末については、こういうかたちでしか相手に愛情・友情を示すことのできなかった不幸な若者たちの物語ともとれますが、少し性善説に偏り過ぎているのではないかという気もしました。ネタバレすれすれの言い方になりますが、これだけ頭も切れて法律にも法曹界の裏側にも詳しいひとたちなら、もっと積極的に保身を図るという選択肢があったのではないのか、そして普通の人間ならそうしていたのではないのか、その辺が少し引っかかります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画では近年「女神の見えざる手」が、意表をつく展開の法廷ミステリの傑作だったけど、本作も、それに 劣らない驚きを覚えた。 「法廷ミステリで、メフィスト賞?」とおもったが、たしかに、これは乱歩賞ではなく、メフィスト賞。 法廷ミステリながら、大学内につくられた「法廷ゲーム」からはじまり、それがやがて実際の事件に、という展開が、推理ゲームを楽しむミステリ研、というなじみのあるあれを思わせるが、これを法的な論理でつめていくのがすごい。そして、「罪にあたいする裁きとはなにか」という問いが根底にあるところは、辻村深月の「僕のメジャースプーン」を思いだした。読みやすいし、意外な展開にわくわくしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第62回メフィスト賞受賞作。現役司法修習生のデビュー作の法廷ミステリー。 罪の認定と罰の決定の経験を積むための無辜ゲームという設定は斬新で、公判前整理手続きや裁判のやり取りなどは、筆者の知識が存分に発揮され、リアリティを感じました。 ただ、事件の真相にはやや無理筋なところもあるように思い、また読み手の勘が鈍いのか、肝心の無辜ゲームのこの物語での役割に今一つ馴染めず、物語に充分入り込めないところがありました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一気に読み進めちゃいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近読んだ本の中では一番面白かった。 しかし、犯行の決定的証拠となった盗撮映像の入ったペン型カメラは、逆に冤罪の証拠になるのではないかと疑問を持った。 映像のデータで撮影の日時が特定できるだろうし、場所も概ね特定できる。 となれば警官がその日時に別の場所にいたことが明確になれば証拠は捏造されたものとなり、嵌められたことが立証できる。 警官であれば、女子高生と共犯者の意図を筋読みできるだろうし、否認しないというのは不自然。 それにホームで騒ぎになっていたら男子高校生が突き落としたり、ペン型カメラをポケットに入れた目撃者もいるだろう。 エンタメ系のミステリーならこの程度の齟齬も許されるかもしれないが、法廷ミステリーとなると物語の発端の事件だけに気になってしまう。 ここからは一読者の勝手なアイディア。 たとえば、その警官の後輩の警官が無実を信じて独自に捜査を続けていて、主人公と彼女を徐々に追い詰めていくというストーリーでも面白いかと思った。 なぜなら本書では敵となるのは一応検察官だが、丁々発止で対決はしているわけではない。 そこにもやや物足りなさが残った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書はミステリーとしてだけでなく冤罪をテーマにした、制裁と救済の物語でもあり、飽きさせず一気に読ませてしまうのは流石です ただ、細部では、法定で一つ一つ謎が解かれていくワクワク感や終盤のドンデン返しも、意外性や感動を伴うところであるはずなのですが、伏線や主人公とヒロインの内面描写が弱く、ヒロインとの関係との盛り上がりや、罪を償おうとする主人公の心境変化に至る心情が十分に伝わらない等、人物の掘り下げについては次回に期待したいです | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!