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法廷遊戯
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法廷遊戯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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[第1部:無辜ゲーム]のところの意味が分かりにくいので二度読み、[第2部:法廷遊戯]に入ってからは意味が分かりにくかった第1部の伏線回収でやっと「面白い(かも)‼︎」と思ったが、最後の約30ページの法律の畳み掛けで私の頭は混乱したためここでも二度読んで、最終的に話の内容は(多分)理解したが、終盤は解説の河村拓哉さんじゃないが脳にかなりの汗をかいた(苦笑)。 全体的に法律の知識がなくても理解出来るようになってはいるのだろうが、手続法を理解していればより楽しめたのではないかと思う。 ただ、いわゆる「士業」といわれる人が小説を書く才能があるのはいつもすごいと思う。今回五十嵐律人さんの作品を初めて読ませてもらったが他の作品も読んでみたいと思わされた。 | ||||
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とてもキレイな状態でした | ||||
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途中いろいろ引っかかって入り込めなかった。 父親が死んだのはいつ? それによって馨の行動と思いの強さも変わるんだけど…。 母親は「馨が死んだ一ヶ月前」って言ってるけど。馨本人はもっと前に「父親と祖父母が入ってる墓」って言ってるし。 それと振り返る時に「死んだ一ヶ月前」って言うかなあ。「死ぬ一ヶ月前」って言うんじゃないかな。 | ||||
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悪いわけではなく、とても良くできているのですが 歴代メフィスト賞の中では割りとノーマル、普通な作品でした (その分万人受けはすると思われます) クセが強めの作品を読みたい方には向かないかと | ||||
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とても初めてとは思えない作品です。ただ犯人はすぐにわかるし、動機もわかるので、そのへんはイマイチですけど、最後のひとひねりは読めなかったです。ただそのせいで、とても後味が悪くなったと思いますけど。 | ||||
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児童養護施設で一緒にいた主人公と美鈴が痴漢詐欺をして、善良な被害者を階段から突き落とし、その後、二人とも法律に目覚めて司法試験に一発合格という設定は現実味に欠けて、ストーリーに入り込めない。親の支援がなかったとしても、国立の大学かロースクールに行けば学費免除が受けられるだろうし、奨学金も保証人なしだと受けられないということもないだろうから、詐欺をしてまでお金を得ようとする動機には理解に苦しむ。(バイトをしながら大学に通う苦学生もいるし、なぜわざわざバイトのしづらいロースクール&司法試験の道を選んだのか、そこまでして弁護士になる必要性がなぜあるのかも疑問。) また、いくら美鈴のことがあったとは言え、養護施設の所長を刺すというのも短絡的で、主人公は考えが浅い人物なのかと思ってしまう。この事件で武器対等でないと正当防衛にならないことを知って法学に興味を持ったというくだりも、悪知恵を付けたくて法律を学びたいと思ったのかとやはり動機の部分で理解に苦しむ。(主人公が親に頼れず生きる術を得たくて法律を学びたいと感じたというのであれば、もっとその部分が描写されないと話についていけない。) 主人公が美鈴を弁護する場面でも、痴漢の証拠を捏造して無関係な他人を犯人に仕立て上げ、さらには階段から突き落とした自分の方がよほどタチが悪いのに、美鈴が裁判で自分の罪を認めるという段になって、自分がやったことは棚に上げて、まるで自分は何も犯罪に関わって来なかったかのように振る舞っているのも違和感。最後に主人公が警察に出頭するのは当然のことだと思うが、一連の裁判が終わるまで、自分の過去の罪を認識して来なかったのか、良心の呵責はなかったのか、物語を通じてサイコパスとしか思えない主人公が今さらなぜ心変わりしたのか、違和感が多くて話についていけなかった。 裁判制度などについてはリアルな描写がなされているだけに残念。 | ||||
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2020年ミステリーベスト10の上位に選ばれ、メフィスト賞受賞作でもあるらしい。確かに良く出来ている。最後に伏線が全て回収され、なるほどと納得も行く。その意味では傑作としてカウントされてもおかしくない。 けれど、話が余りに小さい。世界に広がりがなくて、読んでいて正直うんざりする。そこは好き嫌いだろうけれど。もっと許せないのは、主人公でもある児童養護施設出身の2人が犯罪者として描かれていること。これは偏見ではないのか? | ||||
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法廷ミステリーとしては最後まで読ませるし、伏線回収もどんでん返しもあり破綻がないのですが、読んでいてどんよりした気持ちになりました。 その理由は、主人公とヒロインに魅力も共感も感じなかったことに尽きます。 著者が人間ではなく法律の面白さや整合性を描きたかったのなら仕方がありませんが、理詰めなだけで登場人物には惹かれず、救いもない話でした。 学友である第三の人物の方に人としての哀しみを感じ、こちら目線で描かれた話だったらまた違ったかもしれないと思いました。 一概に比較できませんが、著者と同年代の弁護士作家新川帆立のデビュー作『元彼の遺言状』は法律を扱った話でしたが、主人公が魅力的でエンタメ要素もあり、読後感が対照的でした。 | ||||
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法廷ミステリーとして凄くおもしろく、文章も読みやすいので、物語にぐいぐい引き込まれる。またテーマとしての有罪・無罪・冤罪については考えさせらる点も多い。 ただ主要登場人物に特異な人が多いが、その人格形成の背景や生い立ちなどは、ほとんど語られず、小説としての厚みはない様に思う。 | ||||
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ネタバレになる部分があります 構成が上手いと思います。現在から始まって、時折主人公の過去話をいれてそれが事件の真相にも繋がっている。そして、現在のロースクールでの疑似法廷ゲームから主人公が弁護士になっての本当の裁判の二重の構成。 ただ、細かい部分の設定が雑なのかなぁと言う感じはします。脳内補完出来ない事もないが、ミステリーでそれはどうなのかなぁと思う。例えば、主人公が別件で抱えている被告、彼はホームレスで墓のお供え物を食べて過ごしていたと言う。ただ、読んでいると、どうも一つの墓へのお供え物と思える。飢えをしのぐのに、一つの墓のお供え物だけでは無理だろうし、そんなに頻繁に墓参りには来ないだろう。他の墓のお供え物を食べると言う手段も有るだろうが、そうすると、その設定の根幹に関わってしまうし、その辺の事は何も書かれていない。など、ミステリーとして、気になる部分をあやふやにして構成力で乗り切った感は否めないかな。 | ||||
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