■スポンサードリンク
法廷遊戯
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
法廷遊戯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作中で重要な要素をなす「無辜ゲーム」がデタラメすぎる。 挑戦という名目で何らかの犯罪行為の被害に合わされ、 被害者は自分ひとりで捜査を強いられ、証人にはウミガメのスープ的なYesNo質問でしか尋問できないという意味不明過ぎる縛りを課せられた状態で犯行を立証せねばならず 失敗した場合は追加で罰ゲーム(私刑)を言い渡される、 道徳的に最悪の上にゲームとしても成立していない、たちの悪いいじめみたいなもので、何故こんなことをしているのか意味がわからないし、面白くない。 後半はゲームではなく実際の法廷が舞台になるが、事件の謎を解明する過程は最初から仕組まれたとおりに展開しているだけで、主人公が捜査の結果として明らかにするわけではないのでこれも面白くない。 作者は法律に詳しいようで、一般的な法廷モノでは省略されるような細かい手続きを詳細に書いたり、小難しい法律用語や解釈の話がやたらとでてくるが、そもそも設定が荒唐無稽なのでチグハグで、読むのに邪魔なだけ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
清義も美鈴も自分のことしか考えていない。痴漢詐欺で人の一生を狂わせておきながら、そんなお金を使ってでも進学したいのか?ラスト清義と美鈴のシーンが泣けると好評らしく映画のリピーターも多いようだが、なぜ泣ける?泣きたいのは馨だろう。二人で刑務所に入って一生かけて罪を償ってほしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
弁護士さんの書いた小説だけあって、確かに法律用語や裁判の描写などは上手く書けていると思いますが、いかんせん登場人物の設定に無理がありすぎて、読み終えても、何かスッキリしない感が否めませんでした。本当の正義とは?無罪と冤罪とは?罪と罰とは? 法律によって人を裁くとは?などなど疑問を呈した小説ではあるのですが?ちょっとな、 というところでしょうか、。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
序盤の無辜ゲームのあたりがつまらなくて、読むのをやめかけたけど、おっこれはというような展開があり、なんとか持ち直したのだが、その後、半分くらい読んだところで展開が読めてしまって、案の定、その通りに進んだので、がっかりでした。馨の性格から考えて、真相はおそらくそうなんだろうなということが大多数の人は分かると思う。それを本当の裁判みたいにあらゆる方向から検討して、引っ張って、引っ張って、ここまで引き延ばしたみたいな感じ。単調で読むのに時間がかかる。それぐらい、つまらない部分もあった。 ミステリーあるあるの大どんでん返しを期待していたら、肩透かしをくらいます。 美鈴ちゃん、男からは好かれるけど女性からは嫌われるタイプじゃなかろうか。女友達は皆無だろうなと勝手に思った。美人なら尚更。 そこはかとなく漂う悲壮感、触れたら折れてしまいそうな儚い感じ、まさに男から見た魅力的な女性という書き方で、イマイチ魅力的に思えなかった。だから、尚更、物語に興味が湧かなかったな。主人公のセイギくんも、イマイチ魅力に欠けるのよね。今時の男の子が、女の子が汚されるみたいな言い方するかな?昭和じゃあるまいし。まあ、漫画とか映画のキャラクターとしてはありかな?ハイハイ、司法試験、一発合格ね、すごいですねー。優秀ー。勝ち組ですねー、って感じ。馨くんも。話し方が女性っぽいから、最初、女性かと思った。独特の話し方をするので、そこらへんで興醒めというか。あ、でも魅力的なキャラクターが1人だけいたわ。さぬまさん。この人、なかなか面白い。この人に主人公が翻弄されていて、ざまあと思った。いや、この人、何でも屋で怪しさ抜群の人物なんですけどね。それぐらい、主人公に好感が持てない(笑) 法律用語がこれでもかと出てくるけれど、きちんと説明がなされているので、分かりやすくはありますが、一般人からすると、裁判なんてとんと縁がないので、そこまで興味が湧かなかったな。 夢中でページをめくるということはないけれど、なんとなくで読み切れてしまうそんな感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
盛大なネタバレありますので未読の方スルーしてください。 なんですかこれ? リアリティなさすぎる。 いや、逆に人間ってこんなに利己的なものってことでリアルなのか…? 誰にも感情移入できない。 序盤で誰が犯人か、その動機も全て読めてしまった。 それでも登場人物が魅力的であればまだ良かったのだけど… 主人公はただのサイコパス。 無辜の人間をしに至らしめ、家庭は崩壊し… 自分が招いたことなのに、その事実を知っても、へー驚いた、くらいの反応しかなく平然と弁護士として共犯者の弁護人として法廷に立っている。 人格どうなってんねん。 でもまだ最後に自分の罪と向き合おうとしていたからなんとか許容。 しかししかしヒロインのみれいがその上をいくほど人格破綻。 生い立ちや性被害を加味してもひどすぎる。 あんたが生き延びるより、馨の父親が生きていた方がよほど世のため人のためになったわ。 そのくらいヒロインには憤りを覚えた。 こんなにイライラしながら読んだのは久しぶりである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ほぼロースクールで得た法律の知識だけで、取材もせずに、頭の中で作った 筋書きって感じ。なので、どなたかが、書いておられましたが話の奥行きが 狭く、各キャラにも血が通っていない。あと全体的に暗く、読後感も悪い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者の強みを活かした構成は面白いと思う、が如何せん人物に魅力がない。 隠しカメラの件とか優秀なのに奨学金はないのとかちょっと杜撰すぎるというのもあるが、それより何より主人公たちにまるで感情移入できず不快感すら抱かせるのが問題。 不幸な生い立ちには同情するが、発想がまともな人間のそれではない。 他のレビューにもあるように主人公たちが法曹を目指す理由があまりに身勝手だし、極めつけがヒロインの行動。いくら主人公を思ってのこととはいえそのためにとった選択はどうしても受け入れがたい。 殺人という行為そのものもだが、土壇場で瞬時にこのような手段を思い付き、実行できるということは、人の人生を狂わせ、一つの家庭を崩壊させておきながら結局のところ何ら反省することなく、その生き方も変わっていないという事だから。 そのような人間は、今後の人生でも窮すればまた同じような選択をする。 一度安易な方法に頼った人間にとって、次はそのハードルはもっと下がるから。自らを省みないような人間は特に。 こんな連中が法律の知識を武器に生きようとしていたことに恐怖すら覚える。 別にアウトローが主人公ならこんなこと気にはならないが、その真逆の立ち位置にあるべき人間が斯様な倫理観しか持ち合わせていないということに嫌悪感を抱かずにはいられない。 主人公とヒロインの対比を書きたかったのだろうがだからと言って不快感は消えず、読後感もよくないのだから単純に作者の力量不足だろう。 次回作に期待、と言いたいところだがあまり読む気はしない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
裁判に終始していて、まったく、登場人物やストーリーに入り込めなかった。内容もまったく入ってこず、文字を追って終了。つまんなかったです。小難しくしてる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レビューが高いので期待しすぎたのかも。 登場人物の性格も中途半端な感じであまり入り込めなかった。(この前に読んだ小説に引き込まれすぎただけかもしれません。) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公やヒロインの境遇は悲惨だが、それでも人を一人死に追いやっていて平気平然と法曹を志望できる神経がまずわかりませんし、冒頭の過激な無辜ゲームを開催する理由はもっとわからない。まともな価値観を有しているのは院の先生くらい。法学部卒なのですが、いくら底辺ローとはいえ学部一、二年で習うはずの名誉毀損の真実性の証明を間違える下りとか、ええ……ってなりました。煽る主人公も年不相応で大分痛々しい。 登場人物が皆幼稚で性格が悪く、なぜこれほどまでに高評価を得ているのかわかりません。メフィストの座談会で取り上げられた『無辜の神様』のときは面白そうだと思ったのですが、うーん、これは……。過大評価ではないでしょうか。ノリと文章表現(女子高生と中年男性で援交を連想とか)も明け透けで、あまり気分がよくならない。過去と現在を行き来し、回想を頻発する関係上、ストーリーラインに起伏があまり感じられず、流すように読みました。読者の皆様に問いたいんですけど、あのラストで本当に感動しますか、胸が悪くなっただけでは……? 帯に踊る文言や文藝雑誌の評価はあまり信用ならないな、とつくづく思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大学のロースクールの模擬裁判(「無辜ゲーム」と呼ばれる)をモチーフとした物語。「無辜ゲーム」のルールの説明が必要だろう。審判者の結城馨の言葉を引用すると、「告訴者は、自己の身に降りかかった被害を罪という形で特定した上で、必要な証拠調べを請求して、罪を犯した人物を指定する。審判者が抱いた心証と告訴者の指定が一致した場合は犯人は罰を受ける。さもなくば、告訴者自身が罰を受ける」となる。冒頭、主人公の久我清義は告訴者として「無辜ゲーム」に臨む。 清義が告訴者となった理由は同じ施設出身の恋人の織本美鈴の部屋のドアにアイスピックが突き刺さっていた事。これはもう「無辜ゲーム」をやっている場合じゃなくて、一刻も早く警察を呼ぶべきだろう。文体も必要以上に生硬くて幼い印象を受ける。「無辜ゲーム」の後も美鈴への嫌がらせは続く。後で分かる事だが、美鈴は施設の先生に裸の姿を撮られ、それを知った清義は先生を刺したという過去を持つ。それにしても、美鈴の命を守るためなら「無辜ゲーム」なんて無意味で、何か代替手段があった筈だ。実際、事件が未解決のまま清義達はロースクールを修了してしまう。そこへ突然、馨から「興味深い告訴の申し立てがあったので、久し振りに『無辜ゲーム』開催しよう」とのメールが届く。清義が指定場所の模擬法廷に出向くと、馨は刺殺されていて、その側には血まみれの美鈴が......。その後、清義は弁護士となり、美鈴の弁護人となる。 終盤で3人の関係が明かされる。女子高生時代の美鈴の痴漢詐欺に遭ったある男性は馨の父親の警察官で、この結果、結城家は瓦解する。清義は現場に居合わせて、馨の父親を階段から突き落とす。それを同じホームで見ていた馨は主義である"同害報復(<目には目を>的趣旨)"の論理で、父親の"冤罪"を晴らすために2人に復讐しようとしていたという仕儀。結局、終始、頭デッカチの3人だけの閉じた問題で、「無辜ゲーム」なんて遊びを持ち出して出版する価値のない駄作だと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
法廷ミステリーが斬新の如く宣伝したが、根幹はありきたりで宣伝をたくさんしたり、わざわざ賞のクラスかというと普通の作品だった。第一、法廷ミステリーは完全には異なるが、逆転裁判やドラマミステリーで繰り返されたものであり、宣伝に負けて読んだことを後悔した。その点を除けば、普通には面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
過去の罪を格好良く語るちょい悪憧れの優等生僕ちゃんと不幸を正義の御旗に開き直ってやりたい放題女の古臭いメロドラマ。今なら僕ちゃん至上主義の事務員もついてくるよ!痴漢騒ぎ→見抜かれチェイス→もみ合いの末僕ちゃんドン→僕ちゃんカメラ付きペンをポケットに仕込む。一連の行動を監視カメラもなく、会話の内容に誰も耳を傾けることもなく、冤罪完成。無理なくね?特に最後のペン仕込むところ。あと僕ちゃんドンしたの認めても、カメラ仕込んだことゲロする気ないのね。お前自身にその悪癖があったんじゃね?愛しの美怜ちゃんはキスしてくれたけど、恋人にはなってくれなかったし。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
登場人物の人物像が頭に描けない、会話が不自然、など、リアリティーに欠けていて作品にのめり込むことができない。読み進めていくうちにますます引き込まれていくという、ミステリーに最も重要な要素を壊してしまっている。作者は法律家のようだが、優れた小説家とは言えないのではないかと思う。帯の書評が「絶賛の嵐」になっているが、皆さんお金で動いているのでしょうねと思いたくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いくつかの雑誌の書評記事で高評価だったので購入しました。 その高評価に対する読了後の感想は、『本当に?これで?』 今まで本のレビューなど書いたことありませんでしたが、最近の文学賞受賞作、そしてそれに対する書評は少し過剰な評価ではないかと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!