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たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説



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たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説の評価: 2.83/5点 レビュー 42件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

名古屋要素に期待するといまいちかも

時代を考えたら登場人物の八割方は名古屋弁をしゃべってないとおかしいのではないでしょうか。この小説内では老人しか名古屋弁を使いませんが、現代の小学生にすら残っている訛りがきれいになく、みんな標準語で、地名だけでこれが戦後すぐの名古屋ですと言われても正直えーって感じです。ミステリ要素は、ちょっと無理のあるトリックでは?と思いつつも面白かったです。
たかが殺人じゃないか: 昭和24年の推理小説 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:たかが殺人じゃないか: 昭和24年の推理小説 (創元推理文庫)より
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No.6:
(3pt)

戦後の日本。

名古屋市民にはお馴染みの地名がたくさん出てきます。
覚王山、大曽根、白川・・・
戦後の状況が描写されているので、歴史好きには良いのでは。
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No.5:
(3pt)

見掛け倒し

名古屋ほかの地名が頻出との触れ込みにつられ購入したが正直がっかり!地名はさほど多く出ても来ないうえ表記表現の誤りも随所にみられる一言でいえばがっかり!
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4488405185
No.4:
(3pt)

殺人の動機も方法も解明されるが、死体をバラバラにした理由が最後まで全く分からない・・・。

この著者の作品は初めてである。
最高齢88歳で、「このミス」「週刊文春ミステリーベスト10」「ミステリが読みたい(ハヤカワ)」のベスト1を獲得とある。
そのことが凄いので、思わず買ってみたのだ。
本作は、いわゆる殺人トリックの謎解きをする本格推理小説というジャンルである。
舞台は終戦直後の昭和24年の名古屋の新制高校。
その高校の映画研究会と推理小説研究会の部員たちが、旅行先で密室殺人事件に出会い、またその何か月か後に、今度は台風の夜の学校敷地内の建物でバラバラ殺人事件に出会うというものだ。
当時の世相や、男女共学、民主教育にとまどう教員たちの様子もかなりアリティがある。
著者の体験が反映されているという。
最後に探偵役が関係者を集めて、謎解きをするというのも本格物のお約束だ。
実はこれには違和感があるのだが、まあ本格物のプロトコールのようなものだから仕方がないと思っている。
ただ、これをやるために、本格物は限られた登場人物の人間関係の描写が不自然になってしまうように感じることが多い。
でも、そこまでは許容するとしよう。
だが、本作でどうしても納得できないのは次のことだ。
密室の謎は解けた。バラバラ殺人のやり方も犯人も分かった。
殺人の動機も分かった。
けれども、どうしてバラバラにしたのか、その理由がさっぱりわからない。
本格物にするために、無理にバラバラにしたとしか思えないのである。
犯人にとっては理由もなくw
それから密室にした理由も、かなり弱くて無理がある。
こういうのが嫌で、高校時代までは本格物を読み漁ったけれど、それ以降は敬遠していたのだが、同じ事を今回も感じてしまった。
またしばらくは本格物は敬して遠ざけることになりそうだ。
たかが殺人じゃないか (昭和24年の推理小説)Amazon書評・レビュー:たかが殺人じゃないか (昭和24年の推理小説)より
4488028101
No.3:
(3pt)

うーん。

なんか、はやいうちに犯人がわかって、んー??って感じだった。最後の三行と頭の三行が同じなのがみそなんだろうけど、想定内。うーん。もう少し犯人がわからなければ、もう少し最初の密室が現実的だったら、動機がもう少し伏線でちらちら見えてたらおもしろかったかも。ま、高校生が書いたと言う前提で、「許して」
感があったのかもしれません。
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No.2:
(3pt)

次回作には甘酸っぱさを極めた青春小説を期待

なんといっても88才での「このミス」一位に驚かされる。
しかも、作者は昔観たアニメの脚本家としてその名前が心に刻み付けられている
辻真先ではないか。早速、kindleで購入、一気読み。
副題に「昭和24年の・・・」とあるように、戦後の風俗小説としての側面もあり、
初めて知る事実に驚かされた。それに青春小説としてのちょっと甘酸っぱい雰囲
気も楽しめる。しかし、正直なところ、これが「このミス」一位でいいのか、と
いう感じ。決して作品の質としてふさわしくないというのではなく、読後に感じた
ミステリーの濃度の低さからの感想。

タイトルへの想いは作中で語られるが、チャップリンの「殺人狂時代」の「一人殺
せば殺人者、100万人殺せば英雄になる」に通じるものなのだろう。

しかし、この人がいなかったら昭和のアニメの質は全く違ったものになっただろう。
この本を読んで、次回作には切なさを極めた青春小説を期待してしまった。
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No.1:
(3pt)

帯に惹かれて入手したけど

文章もこなれているし、展開的にはオーソドックスなミステリーではあるけど、導入部分が読んでいても惹かれないのがもったいない。
ある程度古典的なミステリーを読み込んでいる人ならそれなりに読み進められるが、入り口で先に進むのが辛い人もいると思われる。
年齢を感じさせない文体ではあるけど、それでも時代背景だけでないどことなく古さは感じてしまう。
ミステリー好きなら一読の価値はあるけど、うーんと唸るようなミステリーでもなく。
ミステリーランキング3冠というのがハードルあがっているかも。
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4488028101

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