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たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説
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たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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時代が古すぎて、のめり込めなかったです なんか、読んでる途中で疲れてしまって、私には難しかった | ||||
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この本のどこが面白いのか全くわからない。時間とお金の無駄でした。 | ||||
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昭和24年の風俗小説という意見を見て楽しみにしてたが、そんなことはなかった。当時の映画や道路事情をだらだら書き連ねているだけだ。舞台こそ違うが「ゴールデンカムイ」の方がよほど興味深い。 例えば本文中、何度も暑がるシーンが出てくる。令和の今とは暑さのタイプが明らかに違うはずなので、こういうところをきちんと書くべきだ。他にも学生服の質の違い、闇市の模様など、同時代を生きた著者ならではの描写があるべきなのに全くないのは残念で仕方なかった。 ミステリとしても特に目新しいものはない。ただタイトルの回収は良かったと思う。 | ||||
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昭和24年という年を選ぶことにより、著者は大変面白い舞台設定に成功しています。新制高校が作られた年であり、何よりわが国に男女共学が導入された年です。社会に目をやれば、軍国主義的な考え方を強く残した人たちがまだ第一線で活躍している一方で、戦前のやり方に反発を覚える人たちが発言権を得ていく頃です。また年齢に関係なく登場人物全員が戦争の悲惨さを生で体験しています。そうした状況設定をうまく使ったミステリーとなっています。 ミステリーと書きましたが、著者は戦後の混乱期に生きる青春像を描きたかったという面もあったのではないかと思います。しかし残念ですが、そうした試みが本作を時代を描く作品としてもミステリーとしても中途半端なものにしてしまったような気がしてなりません。これはネタバレになるのであまり書けませんが、ミステリーとしては“ハウダニット”はよいのですが、“ホワイダニット”に説得力がないと思われました。殺人そのものには動機・理由がありますが、どうしてこのような特殊なやりかたで犯行に及ばねばならなかったのかに必然性が感じられません。犯人には復讐を密かに実行する能力が充分にあるからです。また何故「名探偵」が呼ばれなければならなかったのかも分かりません。自殺行為じゃないですか。犯人はこうした劇場型(自己破滅型といってもよい)の殺人を完遂することで関係者に事の顛末を明らかにしたかったのでしょうか。 作者の筆力により、最後までグイグイ引っ張られるように読まされるのですが、読後に「?」が残る作品であるように思いました。ミステリーとしては疑問が残るものですし、戦後まもなくの青春像を描く作品としても成功しているとはいえないと思われました。これだけの賞を独占するだけの作品であるのかには疑問を感じざるを得ませんでした。 (付) どなかたも書いていらっしゃいましたが、この作品の細部はこの時代をオンタイムで経験したひとでなければ書けないようなところが頻出します(作者は88歳)。わたしのような昭和20年代生の人間には違和感がありませんが、若いひとたちには一部なにを描いているのか分からないところもあるのではないかと思いました。しかし、繰り返しになりますが、本作は戦後の青春像を描くという意味からも成功しているとは云えないと思いました。 | ||||
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戦後直後の青春小説に無理矢理グロテスクな殺人事件を入れ込んだ感じ. 時代背景の説明をなぜか現代目線でしたりするので,醒めてしまう. 登場人物は多くないのに,人物描写の印象が薄いせいか,人物をなかなか覚えられなかった. 事件現場とその周辺がどういう状況なのかさっぱりわからないので,推理する気にもなれず,真相を明かされても,そうですかとしか思わなかった. | ||||
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昭和24年の名古屋を舞台に男女共学高校(戦前では考えられず、GHQの命令で実現した)の推理小説研究会(以下、推理研)の活躍及び戦後の混乱期を描いたミステリ兼青春群像小説。戦後の社会情勢の描写が夥しく多い(これが作者の狙い)。「たかが殺人じゃないか」という表題は莫大な戦死者数に比べれば「殺人の被害者数なんて」という寓意だろう。ミステリとしての第一の事件は推理研及び映画研究会(以下、映研)の合同"私的"修学旅行中で発見した評論家の密室殺人。しかし、推理研のメンバーが互いをニックネームで呼び合ったり(新本格派の某氏の様)、推理研及び映研の兼任顧問の女性国語教師が、元尼さんで、武術の達人で、中型バスも運転出来て、男言葉を喋るという設定(戦後の女性解放の象徴という意図だろうが)は漫画チックな印象を免れない。密室殺人が起きた家は木造組み立て式なので、殺人を犯した後に一部を外して、外に逃げてから、再度そこを埋めたという風な漫画チックな解決も考えられる。 その密室殺人の事は暫く"ほったらかし"で、恋愛絡みの青春小説が続く(映研だけあって戦前の名画・俳優への言及も多い)が、帰りの電車でやっと密室殺人の議論になる。解決策は見つからないが、「何故、犯人は密室状態を作ったのか」というもっともな疑問が提示される。ここから、主人公が恋している女性がかつては誰でも相手にしていた娼婦で、現在は米兵のオンリーである事を知って嘆くという愁嘆場が描かれるが、何だかなぁ~という感じ。そこへ唐突に、看板家の那珂(金田一耕介と共に事件を解決したというおフザケがある)という名探偵が登場するが、推理を披歴しない。この後、ダラダラとした青春小説が続くが、キティ台風の襲来の中、舞台の稽古中に郡司という市会議員のバラバラ遺体が発見される。「読者への質問状」も挿入されるが、第一の事件のトリックは私が上述した漫画チックな解決と大差なく、第二の事件のトリックには物理的に無理がある上に、犯人が読者が当初から予想する人物とあってはお粗末過ぎる。 戦争直後の世相を描きたいとの作者の意匠は良く伝わって来たが、青春小説としては凡庸、ミステリ的にはお粗末過ぎる駄作だと思った。 | ||||
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推理小説としては内容が薄いです。 内容から察するに、作者の方は当時の蘊蓄を語りたかったのだと思います。 | ||||
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会話とあだ名と主人公の性格と登場人物の立ち居振る舞いと、とにかく全て駄目。せめてトリックぐらいはと思ったが、それ以外の部分がひどすぎて、まともに考える気にもなれない。この年齢で出来の悪いラノベ(もちろん出来の良いラノベは別)に影響されたわけでもないと思うが、何もかもが幼稚すぎる。もう少し大人な作品にできなかったものか。青春小説を気取るにしても、これはない。まさか、第二次世界大戦後の世相はこの程度というわけでもあるまい。解放感があるにしても、もっと、殺伐、怜悧、混沌としていたはずだ。殺人事件があるから、加減した?いずれにしても、とても上質なミステリーとは言えない。 しかし、なにゆえこの作品が3冠王なのか。長老ゆえ、皆が忖度した?そんなはずはあるまい。まあ、落合博満氏の1度目の3冠王のときのように、周囲のレベルが低かったのは確かだが、それにしても不思議で仕様がない。もしかしたら、日本経済と同じように、国内ミステリーのレベルも、このまま沈下していく一方なのだろうか。幸い、今年は「あと十五秒で死ぬ」等があるので、昨年ほどひどくはならないと思うが、とにかく、もう少し良い状況になってくれるのを祈るしかない。 | ||||
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鉄腕アトム、エイトマン、スーパージェッター、冒険ガボテン島などなど。いずれも著者の辻さんが脚本を担当した創世記のTVアニメだ。それらを見て育った我々の世代には、辻さんは神様のような、いやそれ以上の存在と言っていい。 その辻さんが書かれたミステリー小説が、各誌の2020年ミステリーベストテンで輝かしい1位を獲得している。これは是非手に取らねばと気合を入れて読んでみた。だが・・・。 いかんせん、文章や会話のセンスが古い。これはもう年のせいだから仕方がない。我々の世代が読んでも古い。小説の舞台が昭和24年に設定されてはいるものの、もっと今の時代に即した書き方はあるだろう。 さらに、しばしば挟み込まれる名古屋の戦後事情に関する蘊蓄が諄い。いやいや、名古屋だけではなく東京も大阪も似たようなものだったとは思うものの、それでも微に入り細に入りの説明は必要ない。 本筋とは関連のない会話や状況説明も満載。読んでいてリズムが削がれる。おかげでかなり読み飛ばした。人物も描けていない。バラバラ殺人に遭遇した高校生があの程度の反応で済むか? 犯人は予想通り。これが果たして年間ランキング1位に相当する小説なのだろうか。私はかなり、かなり、かなり疑問に思う。但し、最後にわかるタイトルの意味と、ラストのイケテル5行を除いては。なるほど! | ||||
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戦後の名古屋の風物(地名や鉄道、風俗など)をダラダラ。 ミステリーとも言い難く 登場人物の少なさから犯人は早くからバレバレ。 登場人物の名前(あだ名や苗字、名前)がブレブレ。 とにかくつまらない。 | ||||
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この本の評価は、 事件と関係ない主人公たちの長いやりとりをどう感じるかです。 凝縮すれば1/4以下の長さに収まるとは思います。 私は、ページ数を無理に稼いでいるという印象を持ちました。 戦後の日本の背景や、登場人物の他愛のないやりとり(映画関連が多い)が長いです。 最後の謎解き途中すら脱線話が多すぎるんですよね。 ここをどう見るかで評価は変わる作品です。 他に面倒に感じたのが、各登場人物が「あだ名」「名字」「下の名前」と、ひとりに対して3種類の呼び名は混乱しました。(最初は何度も登場人物の確認をしました) 全体を通して、私は読みにくいと感じたので、評価は低いです。 問題の謎も読み終わった後に「う~ん、なんだかなあ」「これで三冠って本当?」と感じたので、前評判に踊らされすぎたのかもしれません。 近所の本屋で買ったので、この価格でこの内容は・・・2500円の価格設定は高めに感じました。 | ||||
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本当に、ミステリとしては面白くない。 たかがミステリだから、戦後の日本を描写して、今の人に伝えたい。 そういうことなのでしょう。 青春部分は、戦後の生々しい感じは受け取れる。 しかし、ミステリとしては、アゴ外れるぐらいつまらないので、読む人は注意。 これも、コロナのせいなんですかね 三冠を与えた賞は、今後気をつける必要がある | ||||
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ごめんなさい、序盤しか読んでないですが、レビューを書かせてもらいました。 初めに、とにかく分かりにくかったです。戦後まもない舞台設定なので、細かい説明が必要なのはわかりますが、若い人にとっては、その説明もピンと来ず、ただくどいです。 純粋に推理小説を読みたい人にとっては戦後の状況や戦争の悲惨さなんかは邪魔でしかないです。これは決して戦争の悲惨さなんか知る必要ないと言ってるわけではありません。推理小説を読むのに、その要素は必要がない。戦争について知りたいなら、別のジャンルの小説で読みたいということです。 最後に、途中までしか読んでないので、事件の概要、トリックについても全く知りません笑 ドラマ化か映画化されたら、見ようと思います笑 | ||||
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完読した者のイチ意見(感想)です。 まず序盤に頻出する時代考証的な昭和24年絡みの記述が長く、現代に生きる我々にとっては難解な上、共感を得られない文章が続くため、まずそこで読む力を削がれます。 さらに他の方も触れている様に、トリックについては、かなり無理がある様に感じられ、それが実現可能な常識かの如く書かれているため、真相解明の部分では思わず嘆息せざるを得なかったです。この謎解きは数多のミステリ小説を読んできた身としては正直なところ憤りすら感じたのが正直な感想です。(ここまで頑張って読んできて、まさかこんな程度のトリックかよ...みたいな) 物語の中には昭和24年の甘酸っぱい青春模様もあるので、そこは素直に楽しめました。 昭和24年という時代を描きたかっただけの小説であり、この程度の内容ならばミステリ要素は一切いらず、むしろ青春小説として書き切ってくれた方が読者的にも納得し、今よりも断然面白かったはずと思います。 | ||||
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書店で帯を見て購入。 私の見る目がありませんでした。 これで1位なら、2位以下はいったいどうなるのでしょうか。 毎年年明けに書店で前年の評判作を購入して読んでいますが、ここ数年全く期待ハズレです。 海外ミステリーもしかりです。 ガッカリしました。 | ||||
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3冠達成!っていう腰巻にひかれて中身を全く見ずに買って読んでみたものの、 正直、あまりおもしろくなかった、というのが当方の感想。 今度からは気をつけよう。 | ||||
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文章が古臭く、歴代のこのみミス1位と比較して、とにかく退屈。コロナ禍で家に留まらざる得ない環境下でも読むのが苦痛で途中で挫折しました。なぜ三冠なのか不思議。 | ||||
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最初から最後まで感情移入ができず、物語に入り込めませんでした。 したがって、犯人にも動機にも謎解きにもまったく驚きがありませんでした。 | ||||
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キャラクターもセリフもトリックもタイトルの意味もわたしには全てだめでした。 | ||||
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