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たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説
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たかが殺人じゃないか 昭和24年の推理小説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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会話とあだ名と主人公の性格と登場人物の立ち居振る舞いと、とにかく全て駄目。せめてトリックぐらいはと思ったが、それ以外の部分がひどすぎて、まともに考える気にもなれない。この年齢で出来の悪いラノベ(もちろん出来の良いラノベは別)に影響されたわけでもないと思うが、何もかもが幼稚すぎる。もう少し大人な作品にできなかったものか。青春小説を気取るにしても、これはない。まさか、第二次世界大戦後の世相はこの程度というわけでもあるまい。解放感があるにしても、もっと、殺伐、怜悧、混沌としていたはずだ。殺人事件があるから、加減した?いずれにしても、とても上質なミステリーとは言えない。 しかし、なにゆえこの作品が3冠王なのか。長老ゆえ、皆が忖度した?そんなはずはあるまい。まあ、落合博満氏の1度目の3冠王のときのように、周囲のレベルが低かったのは確かだが、それにしても不思議で仕様がない。もしかしたら、日本経済と同じように、国内ミステリーのレベルも、このまま沈下していく一方なのだろうか。幸い、今年は「あと十五秒で死ぬ」等があるので、昨年ほどひどくはならないと思うが、とにかく、もう少し良い状況になってくれるのを祈るしかない。 | ||||
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鉄腕アトム、エイトマン、スーパージェッター、冒険ガボテン島などなど。いずれも著者の辻さんが脚本を担当した創世記のTVアニメだ。それらを見て育った我々の世代には、辻さんは神様のような、いやそれ以上の存在と言っていい。 その辻さんが書かれたミステリー小説が、各誌の2020年ミステリーベストテンで輝かしい1位を獲得している。これは是非手に取らねばと気合を入れて読んでみた。だが・・・。 いかんせん、文章や会話のセンスが古い。これはもう年のせいだから仕方がない。我々の世代が読んでも古い。小説の舞台が昭和24年に設定されてはいるものの、もっと今の時代に即した書き方はあるだろう。 さらに、しばしば挟み込まれる名古屋の戦後事情に関する蘊蓄が諄い。いやいや、名古屋だけではなく東京も大阪も似たようなものだったとは思うものの、それでも微に入り細に入りの説明は必要ない。 本筋とは関連のない会話や状況説明も満載。読んでいてリズムが削がれる。おかげでかなり読み飛ばした。人物も描けていない。バラバラ殺人に遭遇した高校生があの程度の反応で済むか? 犯人は予想通り。これが果たして年間ランキング1位に相当する小説なのだろうか。私はかなり、かなり、かなり疑問に思う。但し、最後にわかるタイトルの意味と、ラストのイケテル5行を除いては。なるほど! | ||||
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戦後の名古屋の風物(地名や鉄道、風俗など)をダラダラ。 ミステリーとも言い難く 登場人物の少なさから犯人は早くからバレバレ。 登場人物の名前(あだ名や苗字、名前)がブレブレ。 とにかくつまらない。 | ||||
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この本の評価は、 事件と関係ない主人公たちの長いやりとりをどう感じるかです。 凝縮すれば1/4以下の長さに収まるとは思います。 私は、ページ数を無理に稼いでいるという印象を持ちました。 戦後の日本の背景や、登場人物の他愛のないやりとり(映画関連が多い)が長いです。 最後の謎解き途中すら脱線話が多すぎるんですよね。 ここをどう見るかで評価は変わる作品です。 他に面倒に感じたのが、各登場人物が「あだ名」「名字」「下の名前」と、ひとりに対して3種類の呼び名は混乱しました。(最初は何度も登場人物の確認をしました) 全体を通して、私は読みにくいと感じたので、評価は低いです。 問題の謎も読み終わった後に「う~ん、なんだかなあ」「これで三冠って本当?」と感じたので、前評判に踊らされすぎたのかもしれません。 近所の本屋で買ったので、この価格でこの内容は・・・2500円の価格設定は高めに感じました。 | ||||
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本当に、ミステリとしては面白くない。 たかがミステリだから、戦後の日本を描写して、今の人に伝えたい。 そういうことなのでしょう。 青春部分は、戦後の生々しい感じは受け取れる。 しかし、ミステリとしては、アゴ外れるぐらいつまらないので、読む人は注意。 これも、コロナのせいなんですかね 三冠を与えた賞は、今後気をつける必要がある | ||||
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時代設定や、現代社会において馴染みのないものがバシバシに出てくるので、一つ一つ気になってしまう人は 非常に気が滅入るだろう。実際分からない物や言葉をある程度雰囲気で読んでいた自分にとっても少し読みづらいなと突っかかりを感じてしまったのは事実である。 だがそれを差し引いたとしても全体の構成力や話の展開は近年読んだミステリー小説の中では抜群に素晴らしかった。トリックに比重を置き、そこを軸として本を構成する所謂本格派的なミステリーではなく、あくまで『本』としての構成にこだわり、その中のいち装置としてトリックを用いている。読み終わった時の感覚は、ミステリーを一冊読み切った時というより、クリストファー・ノーランの映画を一本見終わった時の感覚に近かった。 そのためトリックや犯人を考察し、それらを楽しみとしている本格派好きの御仁達にはおそらく物足りなさがあるかもしれない。 逆に「 残りの頁数から逆算して、まもなく解決パートに入って後日談があって終わるのだろうな」という流れを想像してしまう、ある種メタ的な読み方をしてしまう人には是非にとおすすめしたい一冊である。 この本のミステリー足る所以は、殺人のトリックにあらず。である。 | ||||
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推理小説としては、まぁ弱い。トリックもまぁあれだし。最初と最後の一致はなかなかうまいとは思うけど。大体火サスじゃないんだから、最後に肝心の動機を語られてもなあ、そんな殺人理由分かるわけがないじゃん。これが「1位」と言われてもなあ。なんだかなあ。だいたいなぜわざわざバラバラにしたのか、最後までその理由が分からない。民主警察を攪乱するため? しかし戦後間もない頃を描いた風俗小説として読むと、考古学ならぬ考現学的に読むと、実に面白い。生活のディテールが分かっていい。本人の経験も入っているんだろうが、本筋の推理関係の方はおいといても読む価値があると思う。オンリーさんと結婚して渡米、なんて話は実際にあったんだろうか。 | ||||
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面白く読むことが出来ましたが、面白さの多くは、ミステリとして本来中核になるはずの事件とその謎解きではなく、戦後間もない街の様子や学校生活を描いた風俗を描いたパートに多くをおっているように思いました。 謎解きはいささか機械的で説明が込み入っており、少なくとも私は置いてけぼりにされました。 その一方で、戦後になって大きく変わった価値観、戦中/戦後で態度を豹変させる政治家、たくましく生きる庶民の描写など、生き生きとした描写と相まって、楽しくも興味深く読めました。 | ||||
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この著者の作品は初めてである。 最高齢88歳で、「このミス」「週刊文春ミステリーベスト10」「ミステリが読みたい(ハヤカワ)」のベスト1を獲得とある。 そのことが凄いので、思わず買ってみたのだ。 本作は、いわゆる殺人トリックの謎解きをする本格推理小説というジャンルである。 舞台は終戦直後の昭和24年の名古屋の新制高校。 その高校の映画研究会と推理小説研究会の部員たちが、旅行先で密室殺人事件に出会い、またその何か月か後に、今度は台風の夜の学校敷地内の建物でバラバラ殺人事件に出会うというものだ。 当時の世相や、男女共学、民主教育にとまどう教員たちの様子もかなりアリティがある。 著者の体験が反映されているという。 最後に探偵役が関係者を集めて、謎解きをするというのも本格物のお約束だ。 実はこれには違和感があるのだが、まあ本格物のプロトコールのようなものだから仕方がないと思っている。 ただ、これをやるために、本格物は限られた登場人物の人間関係の描写が不自然になってしまうように感じることが多い。 でも、そこまでは許容するとしよう。 だが、本作でどうしても納得できないのは次のことだ。 密室の謎は解けた。バラバラ殺人のやり方も犯人も分かった。 殺人の動機も分かった。 けれども、どうしてバラバラにしたのか、その理由がさっぱりわからない。 本格物にするために、無理にバラバラにしたとしか思えないのである。 犯人にとっては理由もなくw それから密室にした理由も、かなり弱くて無理がある。 こういうのが嫌で、高校時代までは本格物を読み漁ったけれど、それ以降は敬遠していたのだが、同じ事を今回も感じてしまった。 またしばらくは本格物は敬して遠ざけることになりそうだ。 | ||||
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ごめんなさい、序盤しか読んでないですが、レビューを書かせてもらいました。 初めに、とにかく分かりにくかったです。戦後まもない舞台設定なので、細かい説明が必要なのはわかりますが、若い人にとっては、その説明もピンと来ず、ただくどいです。 純粋に推理小説を読みたい人にとっては戦後の状況や戦争の悲惨さなんかは邪魔でしかないです。これは決して戦争の悲惨さなんか知る必要ないと言ってるわけではありません。推理小説を読むのに、その要素は必要がない。戦争について知りたいなら、別のジャンルの小説で読みたいということです。 最後に、途中までしか読んでないので、事件の概要、トリックについても全く知りません笑 ドラマ化か映画化されたら、見ようと思います笑 | ||||
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なんか、はやいうちに犯人がわかって、んー??って感じだった。最後の三行と頭の三行が同じなのがみそなんだろうけど、想定内。うーん。もう少し犯人がわからなければ、もう少し最初の密室が現実的だったら、動機がもう少し伏線でちらちら見えてたらおもしろかったかも。ま、高校生が書いたと言う前提で、「許して」 感があったのかもしれません。 | ||||
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昭和24年の青春小説。薄々犯人は分かったが、正義がある犯罪である。 | ||||
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完読した者のイチ意見(感想)です。 まず序盤に頻出する時代考証的な昭和24年絡みの記述が長く、現代に生きる我々にとっては難解な上、共感を得られない文章が続くため、まずそこで読む力を削がれます。 さらに他の方も触れている様に、トリックについては、かなり無理がある様に感じられ、それが実現可能な常識かの如く書かれているため、真相解明の部分では思わず嘆息せざるを得なかったです。この謎解きは数多のミステリ小説を読んできた身としては正直なところ憤りすら感じたのが正直な感想です。(ここまで頑張って読んできて、まさかこんな程度のトリックかよ...みたいな) 物語の中には昭和24年の甘酸っぱい青春模様もあるので、そこは素直に楽しめました。 昭和24年という時代を描きたかっただけの小説であり、この程度の内容ならばミステリ要素は一切いらず、むしろ青春小説として書き切ってくれた方が読者的にも納得し、今よりも断然面白かったはずと思います。 | ||||
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書店で帯を見て購入。 私の見る目がありませんでした。 これで1位なら、2位以下はいったいどうなるのでしょうか。 毎年年明けに書店で前年の評判作を購入して読んでいますが、ここ数年全く期待ハズレです。 海外ミステリーもしかりです。 ガッカリしました。 | ||||
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3冠達成!っていう腰巻にひかれて中身を全く見ずに買って読んでみたものの、 正直、あまりおもしろくなかった、というのが当方の感想。 今度からは気をつけよう。 | ||||
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硬質な文章や時代背景から、ある程度の年齢の読者ではないと抵抗があるかもしれない。トリックも無理があると言われているが、ミステリーとしてではなく、小説として読んでも非常に面白い。やはり賞をもらう小説だと思う。ただ価格は高いのでは? | ||||
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新年一冊目。第二次世界大戦後に男女共学がスタートした直後の話。当時を知る作者ならではのリアリティがいい。それだけでも一読の価値あり。 〜ネタバレ〜 上記のリアリティと対極的にトリックや密室を作った理由が荒唐無稽なところが好き嫌いの分かれるところだと思う。(特にトリックは二つとも実行不可能と思われる要素が含まれていたように思う) 大がかりなトリックは好きだが「本陣殺人事件」のように、恐ろしさの中に美しさ雅さが漂うものであれば星五つだった。 | ||||
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なんといっても88才での「このミス」一位に驚かされる。 しかも、作者は昔観たアニメの脚本家としてその名前が心に刻み付けられている 辻真先ではないか。早速、kindleで購入、一気読み。 副題に「昭和24年の・・・」とあるように、戦後の風俗小説としての側面もあり、 初めて知る事実に驚かされた。それに青春小説としてのちょっと甘酸っぱい雰囲 気も楽しめる。しかし、正直なところ、これが「このミス」一位でいいのか、と いう感じ。決して作品の質としてふさわしくないというのではなく、読後に感じた ミステリーの濃度の低さからの感想。 タイトルへの想いは作中で語られるが、チャップリンの「殺人狂時代」の「一人殺 せば殺人者、100万人殺せば英雄になる」に通じるものなのだろう。 しかし、この人がいなかったら昭和のアニメの質は全く違ったものになっただろう。 この本を読んで、次回作には切なさを極めた青春小説を期待してしまった。 | ||||
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文章が古臭く、歴代のこのみミス1位と比較して、とにかく退屈。コロナ禍で家に留まらざる得ない環境下でも読むのが苦痛で途中で挫折しました。なぜ三冠なのか不思議。 | ||||
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最初から最後まで感情移入ができず、物語に入り込めませんでした。 したがって、犯人にも動機にも謎解きにもまったく驚きがありませんでした。 | ||||
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