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修羅の家



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【この小説が収録されている参考書籍】
修羅の家
修羅の家 (講談社文庫)

修羅の家の評価: 3.33/5点 レビュー 27件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21~27 2/2ページ
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No.7:
(4pt)

モチーフは尼崎事件では?

我孫子武丸は大好きな作家なので過去の作品は全て読んでいる。
本作も相変わらずストーリー展開が上手く、先が気になってグイグイ読めた。

ただ、恐怖の支配者である優子は、最後まで大ボスのままでいて欲しかったと思う。
最後はなんかあっけなく終わって少し残念だった。

あと、「北九州監禁事件」がモチーフだと書かれてる方が数名いるけど、私は「尼崎連続変死事件」の方がモチーフだと思って読んでたのだがどうだろう?
疑似家族を作る点、家族を乗っ取り恐怖で支配するのが女である点などを考えれば、尼崎事件の方が近い気がするのだが実際はどうなんでしょうね。
修羅の家Amazon書評・レビュー:修羅の家より
4065191661
No.6:
(4pt)

読む価値あり

帯のあおりは別の文章に変えた方が良いのではないでしょうか。
内容はおもしろいのに『殺戮にいたる病』にひっぱられてしまいます。
ただ序盤から物語に引き込まれる展開はさすがの一言。
読んで損はありません。
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No.5:
(4pt)

人の怖さを存分に堪能出来ました。

人の怖さサスペンス作品で、
特徴は、稀代の残虐無道な犯罪『北九州監禁洗脳連続殺人事件』をモチーフにしている点です。

同じモチーフの小説は4作ほど読んでいますが、今作ならではの犯罪の鬼畜アレンジも、犯罪に立ち向かう主人公・北島の解決策&顛末も両方見事で、
読後感は1番スッキリと楽しく読めました。
ただ、タイトルや作品説明の通り、描かれる犯罪は、修羅や悪魔そのものの極悪鬼畜振りなので、読むには覚悟が必要です。
人の怖さを楽しむ分には最強に恐ろしく楽しめました。
修羅の家Amazon書評・レビュー:修羅の家より
4065191661
No.4:
(4pt)

最後にもう一押し、欲しかった

秀作だとは思いますが、我孫子の代表作「殺戮にいたる病」は凌がないでしょう。
「殺戮…」の切れ味(というか顛末で提示されるストーリーの大きな振れ幅)を凌駕する作品を、我孫子武丸はもはや創り出せないのでは?という確信を深めました。

とある家族・親族をまとめて支配する怪物中年女性と縁を持ってしまったチンピラと、怪物に取り込まれた哀れな初恋女性をどうにかして救いたいと願う公務員青年。この二人の視点で進む本作品の構成が比較的単純なこと、グロい実在する事件を本歌取りにしていることは良いと思います。ただ、最大のトリックはあくまで本筋とは独立した要因なので(なくとも話が成り立つ)、あざとさというか、「え?だからなに?」という呆気にとられる読後感が拭い去れません。一方で「殺戮…」は、真相のおぞましさがトリックと有機的に結びついていたこともあり、良い意味での「読者置き去り」感が演出されたのです。
また、トリックを全体の4分の1で開陳して、最終的にその衝撃を上回るカタルシスを演出できていないのは正直肩透かしです。(ネタバレ)貫井徳郎の「慟哭」を知らなければ、7章で早々に明かされる真相にも気付くことなく新鮮な驚きを味わえたのかもしれませんが(…いや、7-8割の読者は気付くかも)。
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4065191661
No.3:
(3pt)

この帯が足を引っ張っているのでは?

全体的に嫌な話ではありますが、ストーリーが先に先にと読みたくなるような展開なので、一気読みでした。
ただ帯どおりのことを期待する人はがっかりするかもしれません。『殺戮に至る病』を読んだことのない人の方が、変な先入観がなく楽しめそうです。不意打ちで綺麗に騙されたかったなあ、、、という感じでした。
終わり方もあっさりとしていました。すべてが予想の範囲内で丸く収まった、という感じでしょうか。これを20年前くらいに読めていたら絶賛だったかもしれませんが。
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No.2:
(4pt)

帯は過大評価

「『殺戮に至る病』を凌ぐ驚愕作」と帯にありましたが、その文句に期待して読むのはやめましょう。
こちらの「仕掛け」はそりゃそうだろうと途中で予想がつくものであり、種明かしが早いのもあって「殺戮」のような全てをひっくり返されるインパクトはありません。

また、種明かし後の展開も王道と言えば聞こえはいいのかも知れませんが雑なハッピーエンドという感じで、支配者たる優子のキャラクターも大して掘り下げられないまま。

別に悪いわけではなく80点前後の出来はあると思いますが、大満足の、ド肝を抜かれる読書体験を期待する方は読まなくていいです。
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No.1:
(4pt)

うーん惜しい!

終章近くで、物語が裏返る=もう一度読み返して膝を打つような「殺戮にいたる病」のような流れになります。
そこに行くまでのストーリーの展開も実在した北九州監禁事件を彷彿させる描写でスラスラと退屈せずに読めます。
がしかし!!最後の最後に無理矢理登場させた人物と、後味悪い不気味なストーリーを好転させて美談で終わらせようとする流れにガッカリ。
最後まで【胸糞後味悪】な流れで行くか、何なら最後の最後にドカンともう一発意外性やミスリードが欲しかったです。
ラストの展開のせいで北九州事件のルポタージュにも思えちゃいました。
あと愛犬家は絶対に読むべきではない!これは声を大にして言います。
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4065191661

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