裁く眼



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初公開日(参考)2016年08月
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長編小説

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裁く眼 (文春文庫)

2019年06月06日 裁く眼 (文春文庫)

漫画家になりそこね、路上で似顔絵を描いて生計をたてていた鉄雄。ある日テレビ局からの急な依頼を受け、連続殺人事件裁判の「法廷画」を描くことに。注文通り仕上げた絵が無事に放送された直後、何者かに襲われて怪我を負う。鉄雄の絵には一体なにが描かれていたのだろうか?予測不能、驚愕の法廷サスペンス。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

裁く眼の総合評価:7.17/10点レビュー 12件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

裁く眼の感想

主人公は、漫画家を目指すものの挫折し、似顔絵描きなどして小金を稼ぐ日々。ひょんなきっかけで「法廷画」を書く事になるが、直後に命を狙われる事に。序盤は良かった。何が何だか分からない中更なる事件が起き、サスペンスとして牽引力が有ったと思う。しかし途中からは、フラグが立つと想定される方向へ向かう感じで、ラストの山場までやや凡庸な展開で緊張感に欠けて終わった印象。メインの謎も分かった様な分からない様なオチで、ミステリーとしても微妙な出来かと。「法廷画家」のお仕事小説としては興味深く、そこは面白かったですけどね。

なおひろ
R1UV05YV
No.1:
(6pt)

裁く眼の感想

法廷が舞台として描かれていますが法廷ミステリーではありません。
我孫子さんの作品なので物語の展開や進行は読み易く面白いのですが、「我孫子さんだから」という期待感を持ってしまうと読後感にもやもやしたものが残ります。自分が知らない作家さんの作品であったなら、もう少し高い評価になったかもしれません。

本格好きにはお薦めしません。


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mkaw11
HAAP6CBX
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.10:
(5pt)

すらすら読める+良作

いろんな作風がある著者なのだが、近年は軽めの作品が多く(一晩でスラスラ~と読めてしまうのは大体の作品で共通なのだが)
「さよならのためだけに」「眠り姫とバンパイア」みたいなやつだろうとあまり期待しないで読んだのだが
結構、いやかなり出来が良いじゃあないか
「人形シリーズ」が一番近い
コミカルなキャラクターで回していく優しいノリなのだが、ところどころ病的なものが…w
ヒントの明かし方も丁寧で、だんだん焦点がさだまっていくように誘導していくのが巧い
「衝撃の大どんでん返し!!」みたいなのものだけ期待して読むと、芸の細かいいくつもの工夫を見落とす恐れがある
あれこれ推理を重ねながら楽しく読み進めていってほしい

****ここから超絶ネタバレ****

オチについてどうしても少し触れさせてほしい
読み終わった後、完全にすっきりしない部分があえて残されている
裁判員制度を扱う作品だけに裏のテーマで「読者に判断を委ねる」というのがあるのだろう
そこを軽視するか重視するかで本作の評価はわかれると思う
最後は自分が裁判員となり、結論をつけてみてほしい
裁く眼 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:裁く眼 (文春文庫)より
416791297X
No.9:
(2pt)

駄作です

我孫子武丸は最初の「かまいたちの夜」が好きだったのですが、小説はどれもパッとしませんね・・。
「裁く眼」は、法廷画家という着眼点こそいいものの、それ以外には何一つ秀でたところがありません。
赤川次郎かな?っていうキャラクター設定、もちろん赤川次郎のように優れた話ではなく、ただ淡々と法廷画を描くだけの貧相なストーリー。それでも最後には面白い結末が待っているんだろうと読み進めても、結局使い古されたオチで終わってしまい、後には何も残りません。
主人公の設定にも無理というか矛盾がありますし、裁かれているヒロイン?の設定もムリゲです。
これを駄作と言わずしてなんと言いましょう。
裁く眼Amazon書評・レビュー:裁く眼より
416390459X
No.8:
(4pt)

写真や映像よりも視える眼とは。

文庫化される前から気になっていた本でした。
法廷画家という、普段聞きなれない職業を主人公に置き、
法定の様子を描く仕事とはどんなものか、
読み進めるうちにわかってきます。
写真の様な絵、という表現はよく聞きますが、
写真や映像よりも、より、表現されているようにかかれる法廷画は、
もっと注目されるべきなんだなと、思いました。
ちょっと頼りない叔父と、好奇心旺盛な姪のコンビが楽しいです。
続編が書かれることを望みます。
裁く眼Amazon書評・レビュー:裁く眼より
416390459X
No.7:
(4pt)

人間の内面の邪悪さを見抜く眼

僕は20年来の我孫子武丸ファンで、氏の著書はほぼ持ってるし、新刊が出れば必ず読む。
ユーモアあふれる文章で、設定も面白いものが多く、魅力的なキャラクターも多い。大好きな作家だ。

本作もまず設定が面白い。
写真撮影が禁じられている裁判所で、法廷の様子を報道するための絵を描く法廷画家という特殊な仕事に脚光を当てているのが面白い。
漫画家になる夢をあきらめかけている30歳過ぎの独身男の鉄雄が主人公で、鉄雄が法廷画の仕事を引き受けた後に次々と事件に巻き込まれていく。

登場人物も魅力的だ。
なんといっても、鉄雄の姪っ子の女子中学生の蘭花が可愛らしい。
叔父の鉄雄の事が大好きで、鉄雄の絵の才能を誰よりも信じている。
お転婆で口達者なところもかわいい。

そして、連続殺人犯として裁かれている佐藤美里亜。
美人だが感情をほとんど出さず周囲の男をとりこにしていく。
鉄雄も法廷で絵を描いているうちにどんどん佐藤美里亜にのめりこんでいく。

他のレビュアーの方も書かれていたが、今回はミステリーとしてはやや肩透かし。
ただ、本作1作だけでなくシリーズ物として次作があれば大いに期待したいと思う。
特に佐藤美里亜をもう少し掘り下げて描いた物を是非読みたい。
また、人間の内面の邪悪さを無意識に描いてしまう鉄雄の絵。
鉄雄はこの特殊な能力を今後どう活かしていくのかも気になる。
シリーズ化は決まってないが、登場人物達の今後が気になる物語である。
裁く眼Amazon書評・レビュー:裁く眼より
416390459X
No.6:
(3pt)

もったいない

漫画家を目指し似顔絵書きをしている鉄雄が、代理で世間が注目する連続殺人事件の裁判の法廷画家となる。本意ではないものの、真面目に描画していくが、被告人は謎の美女であり、公正な眼で書いた画がテレビで放送された直後、鉄雄は襲われる。

鉄雄の眼には何か物事の深層を見抜き、それを描き出す能力があるのか、思わせ振りな態度の被告人の美女は犯人なのか、そもそも裁判外で起きている事件の犯人は誰なのか等、謎と設定は本当に面白いと思います。

ただ、テンポは良いが全体的に緩いトーンで緊迫感もなく、残念ながら期待の割には展開もやや尻すぼみで、真相もいまいち設定を活かしきれていなかったように思います。
裁く眼Amazon書評・レビュー:裁く眼より
416390459X



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