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(短編集)

砂の女



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砂の女の評価: 4.31/5点 レビュー 226件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全186件 181~186 10/10ページ
No.6:
(4pt)

うーん

砂の中へ閉じ込められるなんて本当に怖い設定でした。主人公が脱走した時は我が事のような気持ちで読みました。ずーっと外に出ることばかり考えていた主人公が、最後の出られる状況になった時に逃げることよりも部落の人に水を溜める方法を自慢げに教えることを考えていた時には人間ていうのは変わるものだなと思いました。それに女が砂の中に留まる理由にも考えさせられました。
砂の女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:砂の女 (新潮文庫)より
410112115X
No.5:
(5pt)

比喩の天才

安部公房は私が今まで読んだ作者の中でも最もレベルの高い比喩の使い手だと思う。砂に侵食されている家に住む女に対する描写は鋭すぎて同じ女として胸が痛むのだがいい得て妙の感がある。また、学生時代にわからなかった比喩が社会人にになって人並みに辛酸を舐めた今日になってやっと理解できるようになった。私のような頭の足りない人間が表現しきれない感覚を、その独自の鋭い比喩が上手く表現して私を救ってくれるのである。
砂の女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:砂の女 (新潮文庫)より
410112115X
No.4:
(4pt)

「罰が無ければ、逃げるたのしみもない」

「罰が無ければ、逃げるたのしみもない」
冒頭に記されている、この言葉の意味がわかったときに戦慄を覚えました。
主人公は、突如として砂の穴の底に閉じ込められ、
人間の尊厳を奪われた生活を強いられます。
その心の中に最後に芽生えたものは、
果たして「希望」だったのか?それとも「絶望」だったのか?
人間の心に潜む暗部に正対し、
恐怖小説とは異なる怖さを感じさせる作品です。
砂の女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:砂の女 (新潮文庫)より
410112115X
No.3:
(5pt)

安倍公房の最高傑作!!

砂に埋もれていく部落という非常に非現実的な世界でありながら、そこに疑問の余地をはさませない巧みな描写は脱帽ものです。最後の一文を読み終わったとき、人間心理の恐ろしさに思わず身震いしてしまいました。この話の終局に向かう過程は次の言葉に集約されます。『罰がなければ逃げる楽しみもない』
砂の女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:砂の女 (新潮文庫)より
410112115X
No.2:
(5pt)

恐ろしい閉塞感

学校教師の主人公は灰色の日常、日々の虚脱感、etc.全てから逃れるため、趣味の昆虫採集へ…。男は一時的な日常からの逃避のつもりだった。しかし、思わぬところから砂と戦う愛郷精神いっぱいの村で一軒の家に砂をかき出す労働力としてとらわれてしまう。あらゆる方法で脱出を試みる男、しかし逃亡は失敗。しだいに男は自分が逃げ出してきた日常生活よりももっと虚無的な砂の家での生活に自らなじんでゆく。インテリな男が砂についての分析、一般社会での失踪者の扱われ方、村の人々を分析すればするほど、むなしく、哀れに見える。そして、残酷な女の言葉「かまやしないじゃないですか、そんな、他人のことなんか、どうだって!」。楢山節考と並ぶ恐ろしい日常生活と、人間の精神の順応性!ついに逃げ出せる機会が来た時、男は…
砂の女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:砂の女 (新潮文庫)より
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No.1:
(5pt)

徹底したリアリズム描写!

ある中年の男が、砂に埋もれかかっている部落に昆虫採集に来るところから物語は始まる。そこで男は未亡人に捕まり、一緒に生活し家を砂の被害から守る手伝いをする羽目になる。徹底した砂のリアリズム描写は読むものを圧倒します。シチュエーションが全くナンセンスであるにもかかわらず、読んでいくうちにこんな部落が現実に存在するのではないかと錯覚してしまいます。非常に深いのでじっくりと読んでください。
砂の女 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:砂の女 (新潮文庫)より
410112115X

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