箱男

登録されているタグ

※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が載っている参考書籍】

オススメ平均点

0.00pt (10max) / 0件

5.50pt (10max) / 2件

Amazon平均点

4.22pt (5max) / 73件

楽天平均点

3.73pt (5max) / 453件

みんなの オススメpt 自由に投票してください!!

0pt

サイト内ランク[]

C

ミステリ成分[] この作品はミステリ? 自由に投票してください!!

↑現実的

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

0.00pt

ミステリ→

0.00pt

↓幻想的

初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
1,592回
お気に入りにされた回数
0
読書済み登録回数
2
このページのURL

あらすじ

2005年05月01日 箱男 (新潮文庫)

ダンボール箱を頭からすっぽりとかぶり、都市を彷徨する箱男は、覗き窓から何を見つめるのだろう。一切の帰属を捨て去り、存在証明を放棄することで彼が求め、そして得たものは? 贋箱男との錯綜した関係、看護婦との絶望的な愛。輝かしいイメージの連鎖と目まぐるしく転換する場面(シーン)。読者を幻惑する幾つものトリックを仕掛けながら記述されてゆく、実験的精神溢れる書下ろし長編。(「BOOK」データベースより)

評判

箱男の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点0.00pt

箱男の総合評価:

8.44/10点 レビュー 73件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

現在レビューがありません

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.73
(5pt)

箱の中は世界の外側、箱男は世界の観測者

この世界では箱男が一種の社会病理らしい。静かな流行のような。
ふとしたことで誰もがなりうる人間もどきのような存在。
覗き魔が自分を消して世界のすべてを覗こうとする反転世界でもある。見られることを拒絶して完全に見る側になる。
浮浪者同然の生活で不潔かつ、所持品が少ない。

主人公は元カメラマンで現像液まで持ち歩いている。
突如狙撃してきたうえ、箱を5万で買いたがる医者と看護婦コンビ。
その思惑がよく分からぬまま、薬漬けの軍医殿を箱男に偽装して溺死させる依頼安楽死計画が始まる。

どこまでが事実でどこからが落書きなのかが分からない。
覗き魔の少年の話が挟まり、看護婦とカメラマンの同棲生活とその終わりの場面、窓もドアも釘付け密閉された彼らの隠れ家が実はけたたましい駅ビルの一部だったかのような夢みたいな描写で終わる。
箱男 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 箱男 (新潮文庫)より
4101121168
No.72
(5pt)

箱の中は世界の外側、箱男は世界の観測者

この世界では箱男が一種の社会病理らしい。静かな流行のような。
ふとしたことで誰もがなりうる人間もどきのような存在。
覗き魔が自分を消して世界のすべてを覗こうとする反転世界でもある。見られることを拒絶して完全に見る側になる。
浮浪者同然の生活で不潔かつ、所持品が少ない。

主人公は元カメラマンで現像液まで持ち歩いている。
突如狙撃してきたうえ、箱を5万で買いたがる医者と看護婦コンビ。
その思惑がよく分からぬまま、薬漬けの軍医殿を箱男に偽装して溺死させる依頼安楽死計画が始まる。

どこまでが事実でどこからが落書きなのかが分からない。
覗き魔の少年の話が挟まり、看護婦とカメラマンの同棲生活とその終わりの場面、窓もドアも釘付け密閉された彼らの隠れ家が実はけたたましい駅ビルの一部だったかのような夢みたいな描写で終わる。
箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4103008083
No.71
(5pt)

箱の中は世界の外側、箱男は世界の観測者

この世界では箱男が一種の社会病理らしい。静かな流行のような。
ふとしたことで誰もがなりうる人間もどきのような存在。
覗き魔が自分を消して世界のすべてを覗こうとする反転世界でもある。見られることを拒絶して完全に見る側になる。
浮浪者同然の生活で不潔かつ、所持品が少ない。

主人公は元カメラマンで現像液まで持ち歩いている。
突如狙撃してきたうえ、箱を5万で買いたがる医者と看護婦コンビ。
その思惑がよく分からぬまま、薬漬けの軍医殿を箱男に偽装して溺死させる依頼安楽死計画が始まる。

どこまでが事実でどこからが落書きなのかが分からない。
覗き魔の少年の話が挟まり、看護婦とカメラマンの同棲生活とその終わりの場面、窓もドアも釘付け密閉された彼らの隠れ家が実はけたたましい駅ビルの一部だったかのような夢みたいな描写で終わる。
箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4106006219
No.70
(3pt)

『砂の女』のように「大きな意味」のわかりやすい作品ではなく、好みは分かれると思われる。

安部公房(1924~1993年)は、東京生まれ、満州育ち、東大医学部卒の小説家。作品は海外でも評価が高く、世界30数ヶ国で翻訳され、晩年はノーベル文学賞の有力候補と目された。
本作品は、『壁‐S・カルマ氏の犯罪』(芥川賞受賞)、『砂の女』(読売文学賞、フランス最優秀外国文学賞受賞)と並ぶ代表作の一つと言われ、1973年に出版、1982年に文庫化された。
内容は、ダンボール箱を頭から腰まですっぽり被り、小さな除き窓から外界を伺いながら、街を徘徊する「箱男」を主体としたフィクションだが、箱男が書いたとされる文章のほかに、他の人物が書いたらしい文章、新聞記事、独立したエピソード、白黒の写真等が多数挿入された複雑な構成となっている。
私は、読み始めたとき、都市部の地下道などでダンボール箱に入って寝ているホームレスを思い浮かべ、彼らのテーマにした作品だろうと想像したのだが、それは全くの見当違いで、読み進めると、上記の通り様々な書き手・形態の文章が次々と現れ、(極論すれば)脈絡なく話は進んで行った。そして、終盤では、それらの断章がどのような形で統合・回収されるのだろうと思いながらページを繰ったのだが、結局ほぼバラバラのまま終わるのである。
部分的に見れば、「本物」と「偽物」、「見る者(覗く者)」と「見られる者(覗かれる者)」、「書く者」と「書かれる者」のような比較的わかり易い二元論的なモチーフは見られるものの、一つの作品として全体を理解することはできない(敢えて「難しい」とは書かない)作品なのではないだろうか。
一読した後で、ネットで作品評価や解説を読んでみたところ、専門家の間でも、「成功作か失敗作かの評価が定まっていない」、「実験的な手法」などと評されているようである。
私は普段ノンフィクションを中心に読書をしており、本作品は安部公房の代表作の一つということで読んではみたのだが、好みの分かれる作品という気がする。
(2025年3月了)
箱男 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 箱男 (新潮文庫)より
4101121168
No.69
(3pt)

『砂の女』のように「大きな意味」のわかりやすい作品ではなく、好みは分かれると思われる。

安部公房(1924~1993年)は、東京生まれ、満州育ち、東大医学部卒の小説家。作品は海外でも評価が高く、世界30数ヶ国で翻訳され、晩年はノーベル文学賞の有力候補と目された。
本作品は、『壁‐S・カルマ氏の犯罪』(芥川賞受賞)、『砂の女』(読売文学賞、フランス最優秀外国文学賞受賞)と並ぶ代表作の一つと言われ、1973年に出版、1982年に文庫化された。
内容は、ダンボール箱を頭から腰まですっぽり被り、小さな除き窓から外界を伺いながら、街を徘徊する「箱男」を主体としたフィクションだが、箱男が書いたとされる文章のほかに、他の人物が書いたらしい文章、新聞記事、独立したエピソード、白黒の写真等が多数挿入された複雑な構成となっている。
私は、読み始めたとき、都市部の地下道などでダンボール箱に入って寝ているホームレスを思い浮かべ、彼らのテーマにした作品だろうと想像したのだが、それは全くの見当違いで、読み進めると、上記の通り様々な書き手・形態の文章が次々と現れ、(極論すれば)脈絡なく話は進んで行った。そして、終盤では、それらの断章がどのような形で統合・回収されるのだろうと思いながらページを繰ったのだが、結局ほぼバラバラのまま終わるのである。
部分的に見れば、「本物」と「偽物」、「見る者(覗く者)」と「見られる者(覗かれる者)」、「書く者」と「書かれる者」のような比較的わかり易い二元論的なモチーフは見られるものの、一つの作品として全体を理解することはできない(敢えて「難しい」とは書かない)作品なのではないだろうか。
一読した後で、ネットで作品評価や解説を読んでみたところ、専門家の間でも、「成功作か失敗作かの評価が定まっていない」、「実験的な手法」などと評されているようである。
私は普段ノンフィクションを中心に読書をしており、本作品は安部公房の代表作の一つということで読んではみたのだが、好みの分かれる作品という気がする。
(2025年3月了)
箱男 Amazon書評・レビュー: 箱男より
4103008083

その他、Amazon書評・レビューが 73件あります。
Amazon書評・レビューを見る