燃えつきた地図
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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
燃えつきた地図の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
燃えつきた地図の総合評価:
7.81/10点 レビュー 32件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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一週間ほどの物語ですが、非常に密度が濃く、読者も自分の居場所をふと確認したくなるはずです。
妻の元を去ってしまったサラリーマンを探し出す役目の興信所の探偵「ぼく」からして自分の妻と別居中であり、依頼人である失踪者の妻はアルコール依存症のようで、夫に関する記憶も定かでない。
更に怪しげなのは、依頼人の弟と名乗る人物で、調査状況を監視するように「ぼく」の調査先に偶然を装い姿を現します。
失踪者の勤務先の部下「田代」は、安部公房自身が語るには「最初はたいした登場人物ではなかったが、書いているうちに、勝手にどんどん動き出した」そうです。
「田代」も虚実の狭間で自分を見失ってしまった現代人そのものかもしれません。
勅使河原宏監督、勝新太郎主演の映画では、渥美清が「田代」役を演じており、原作以上の存在感を示していました。
さて、読者は終盤に幻想的な世界に引きずり込まれていきます。
自分は今どこにいるのか、ここが本当の自分の居場所なのか、ふと周りを見渡してしまうかもしれません。
短編「カーブの向う」を併せて読むと、この世界の理解が深まると思います。