女たちの避難所
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過去レビューにあった女性は安全に生きるのが上手?とかいう的外れな感想に怒りを覚えた。本当にこの小説読んだの? 女というだけで避難所でいかに虐げられて、性被害のリスクを抱えていたかが書かれていたよ。この国は女子どもがまだまだ安全に生きるのがいかに難しいか理解して欲しい。 あと、女性にホームレスが少ないのは女がホームレスになったら真っ先に窃盗性被害の対象になって生活どころか命が危険だからだよ。 | ||||
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深い絶望の中でもがきながら生きる性が描かれている。とても感情移入出来た。 | ||||
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東日本大震災でのリアリティある物語です。 女性に起こりうる問題や田舎社会の問題点が震災時には 醜く悲しく起こってしまうのですね。 体育館でパーテンションなしだなんて、 正常な精神でいられないです。 | ||||
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垣谷美雨さんの本は本当に読みやすいです。 | ||||
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著者は被災者に本当の意味で寄り添っているのか?最後まで読み、著者のあとがきを読むと、被災地を、被災者を小説のネタとして選んだだけの作品ではないか?著者が感じた「疑問と反発」を、問題を、わかりやすく提示できるから被災地を舞台に選んだだけの作品、そう感じました。 著者は「段ボールの仕切りを最後まで使わせなかった避難所があったと知ったこと」が書こうとしたきっかけとあとがきで書いています。「やがて虐げられた女たちは静かに怒り、立ち上がる」と解説にはあります。 三人の女たちが主人公であるから、男尊女卑を描き、どうしようもない男達がこれでもかと出てきますが、そういう男達もいただろうし、小説としてはいいとしましょう。 たぶん著者なりに被災地のことを考えてくれたのでしょうが、スタートが「疑問と反発」だったためか、 結果として、三人の女たちには著者の想いを代弁させているだけでないか、と感じました。 一人は母親を失い、一人は夫を失っているが、残された者の心中の悲しさや辛さ、亡くなった母親や夫のこと自体、ほとんど描かれていない。ご遺体をどうするのか、火葬場が被災して火葬ができない、寺が流されて遺骨が埋葬できない、そういった、当然出てくる問題は一行も出てこない。それでいて、最後に夫への手紙ということで様々なことを代弁させている。 又、夜に仮設のトイレでレイプされそうになったが、男達の非常識な言動を描く一方で、レイプされそうになった当人の心の傷はほぼ描かれない。 著者は被災者に本当の意味で寄り添っているのか?表層的な、あるいはごく浅いことしか書いていないではないか。被災者を小説のネタにしているだけではないか?そう感じました。 それから、現実にはもっと様々なことがあり、もっと惨いこともありました。著者がどこまで描くかは著者の自由ですが、読んだ方から、リアルだ、ほぼノンフィクションという感想が少なからずありました。確かにリアルと感じられる箇所はたくさんありましたが、例えば、「匂い」あるいは「臭い」に関する記述はほとんど出てきません。不思議なことです。私は、これを読んだだけで、わかったような気にはならないでほしい、ある一面しか描いていない、と申し上げたいです。 著者は文中で女たちにこう語らせています。「男尊女卑も震災前からそうでした。日本の社会っでいうのは、女の我慢を前提に回ってるもんでがす」、「前からあった問題が震災で鮮明になったってごどか」 そして、著者はあとがきでこう記しています。「これは日本のどこにでも起こりうることで、いわば日本の縮図がここにある」 つまり小説の舞台はどこでも良く、わかりやすく問題を提示できる被災地を選んだだけ、と私は理解しました。三人以外の登場人物の大半(老若男女を問わず)に対して著者なりの温かい眼差しを感じられない理由もわかった気がしました。そう被災者の一人として思います。 | ||||
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