うちの父が運転をやめません
- 家族小説 (42)
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10年前と言ってもこの本は令和5年に初版発行なので無理ですが… 私は高齢者講習の仕事をしています。 講習に来られる人はほとんどの方が、自分はテレビで報道されてるような事故は関係ない、またまだ自信がある!と思われてます。 運転操作を誤っても、今日は調子が悪かっただけや!で終わり…現実を認めない方も沢山おられます。 この本の作者の柿谷美雨先生は良く高齢者の事を調べられてますね、運転をやめないお父さんの行動や心情は、自分が失敗した時に誰かのせいにしてしまうところなど正にそのとおりです。 父親が認知症だったのか、そうでなかったのか?は結局分かりませんが、物語の中の頻繁に車をぶつけるというところは、どこでぶつけたかはあまり書かれていませんが、通り慣れた場所や、自宅の駐車場であればほぼ間違いなく認知症が始まってますね。 日付の問題が出た、農家に日付や曜日なんか関係ない!というところも、試験を受けに行く日は気にしていたから覚えているはずですから、それが分からないのも問題ありですね。 この本を読んでいて、高齢者の感情、行動を良く調べて書かれているなぁ!と感心しました。 そして田舎の父母をどうするのか?免許を返納したあとの生活はどうなるのか?という問題を見事に解決されてます。 ただ現実はそう上手くはいかないだろうなとも思いますが、こういう方法もあるのだなという一つの提案としては一考に値します。 自分の両親もこのような状態でしたし、田舎の過疎化についても正にこの本に書かれているとおりです。 高齢な親を持たれている世代の方に是非読んでほしい本です。 | ||||
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垣谷美雨さんの著書はほぼ読んでいるのですが、この作品が1番好きかもしれません。 この著者の特徴で、問題を抱える主人公がいて、終盤にかけてその問題が次々解決していき、ラストは(主人公にとって)大団円で終わるというのがいつもの流れなのですが、たまに展開が強引すぎて消化不良になる作品もありました。 しかし今作は主人公が人生を選択するまでの葛藤や、息子や妻の感情の変化が納得できる形で描かれていて、主題の『高齢者運転』についても無理のない範囲で解決策や展望を提示していたと思います。 人生において働くということの意義、地方の高齢者にとっての運転することの意味、バスの廃線や買い物難民、色々と考えさせられました。 読み終わった今は良いものを読んだなあという満足感にひたっています。 | ||||
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老人会で紹介しました | ||||
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田舎から出て来た両親は、映画 東京物語を彷彿させました。田舎で移動販売ビジネスとかがもっと普及すれば、コミュニティでの人々の関わりが増えて、楽しく田舎に住めそうな気がしました。田舎活性化の1つのモデルとして興味深く読みました。 | ||||
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なぜかめでたしめでたしのような結末になっていますが、親の運転をやめさせるのにここまで自分を犠牲にしなければならないのかと思うと、ゾッとします。 介護のために仕事をやめる発想に、かなり近いものを感じます。 この主人公はこれで満足らしいけど、全く根本的な解決になっていない。 みんながみんなこんなこと現実にできるわけがない。 ここまで自己犠牲しろということなら、この作品に憤りしか感じません。 | ||||
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