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紅蓮館の殺人
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紅蓮館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 81~92 5/5ページ
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良くあるクローズドサークルでの殺人に加えて山火事によるタイムリミットも加わり 脱出劇+犯人捜しの醍醐味が味わえる本でした。 あと強調しておきたいのは東大卒という高学歴著者でありながら、文章が読みやすいと思います。 高学歴作家さんだと難しい文学的な表現を多用する方もいますから。 ライトノベル的に気軽に読めて中身も面白い。今後の作品も読んでいきたいと思いました。 | ||||
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某週刊誌のレビューで購読意欲を刺激されたので購入しました。高校生探偵のレベルで探偵の覚悟や矜持を語られても到底読者の心に届かないです。コナンの新一の方がはるかに実績があると思います。致命的なのはトリックが文章ではよく理解できない点です。かなり動的なトリックなのでもう少し見取り図的な補足がないと分かりにくい。想像力に欠ける私だけの感想かもしれませんが。シチュエーションもエラリークイーンのオマージュかと思われますが緊迫感が伝わらないです。 | ||||
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長い割に起こる事件はひとつ。 トリックも途中で解明され、残るは犯人と、探偵とはなにかというくどい話だけ。 この物語、探偵探偵とうるさいくらいに議論?みたいことを展開させるが、正直どうでもいい。 どうでもいいと思ったら、探偵に関する話がずいぶん長く続くので、うんざりさせられる。 文章にしても、時々これはだれが喋っているのかわからなくなることがある。 犯人の動機を構築、読者に納得させるための説明も、なんだかなって感じです。 燃える館からの脱出も危機感はまるで感じない。仕掛けが施されている館だけど、事件に関係しているのはひとつだけ。 極めつけが、魅力のない主人公。ふらふらして強いのか、弱いのか、信頼していいのか悪いのか。 探偵なら読者を引き連れるだけの確固とした安心感がほしいと私は思う。 そして探偵の葛城と僕である田所の気色悪い会話も辛かった。 | ||||
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読んでいる途中からずっと心にあったのは、探偵という言葉を簡単に使ってほしくないという気持ちでした。高校生の探偵と、本当は探偵になりたかったその助手で友達の男の子。その男の子が探偵になりたいと思ったきっかけを作った今はすっかり目の輝きがなくなってしまった元探偵の女性。ある作家の家に山火事から逃げるように集まった人々。みんななんか怪しい。そこでのいろんな意味での意外な再会。そして、やっぱり起こった殺人事件。 私は探偵は一人で良いし、そして名探偵でいてほしい。文章も、だれがその言葉を言ったのか、わかりづらいところが多々あり、あまりすっきりしない終わり方でした。 | ||||
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「週刊文春」誌で千街晶之が、『魔眼の匣の殺人』と並んで今年の収穫だと褒めていた。 そういう小説だとわかった上で読めば、かなり面白く読めるのではなかろうか。 著者は光文社の新人賞からデビューしたため、講談社の「メフィスト賞」は取らなかった。が、この作品なら、これまでの「メフィスト賞」作品と比べても、より高い評価をして良いように思われる。 法月綸太郎や麻耶雄嵩、倉知淳や殊能将之ら「綾辻以降の講談社新本格」作品からの影響をあれこれと感じさせるものの、あくまでもライトノベルの「講談社タイガ」向けに書かれているため、大人が読むと、やや薄味に感じられるのは、やむを得まい。 しかし、この作品には、先行する多数の作品から、さらに一歩進んだ点がある。 これまで、いわゆる「後期クイーン的問題」にからめて、探偵役の存在意義について検討された作品は、いくつも書かれてきた。 だが、「ワトソン役」の存在意義について、だれが問題にしてきただろう? たとえば有栖川有栖の「作家アリス」シリーズでの、ワトスン役の有栖川有栖に存在意義などあるだろうか? 「作家アリス」が存在せず、火村を主人公にした三人称視点の語りであっても、成立するような作品ばかりではなかろうか。 この作品は、名探偵の存在意義だけでなく、「ワトソン役」の存在意義にも迫っている点で、現時点での「新本格」の最先端を示していると、言って良いと思う。 | ||||
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山火事で隔離された洋館での殺人事件で、クローズドサークルものですが、その舞台が生かされていません。洋館での殺人事件は1件(裏表紙に明記されています)しか起きず、連続殺人ではないのです。そのため、次に誰が殺されるのかの恐怖や、生き残った中に犯人がいるはず、といったハラハラドキドキ感がなく、盛り上げりに欠けます。その代わりに、登場人物の過去の事件や、探偵の生き方とは何か、といった洋館にはほとんど無関係な記述が延々と繰り広げられます。最後まで、探偵役の哲学的な悩みが続き、読了後の爽快感が感じられません。 | ||||
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非常に練りこまれていたのだが、からくり屋敷というわりに登場する仕かけが少なかったのが残念に感じた。いくら本格ミステリといえども偶然の要素が強すぎるような気もする。また、作中に登場するある職業の呼びかたが独特すぎて思わず笑ってしまった。 名探偵とは…と非常に考えさせられる内容だった。 | ||||
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「屍人荘の殺人、おもしろかった! ああいうミステリって他にないかな?」と探している方でも、満足できるはず。 不思議な館、極限状況でそれどころじゃないのに起こる殺人、多重に重なる事件。 そして問われる、「探偵」という存在の意義。 | ||||
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過大評価過ぎでは? 勿論、クローズドサークルで山火事やからくり屋敷等、設定は最高に惹き込むけど、キャラはブレブレだし山火事迫ってる緊迫感は感じないし、ネタバレになるので詳細は省くが、ツッコミどころ満載で駄作の一言。 とても東大卒の知能の作家とは思えなかった。 登場人物全員魅力が無い。 特に主人公。 時間と金返せ。 | ||||
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山火事に包まれたカラクリ屋敷。出るも地獄出ないのも地獄。 W探偵モノは難しい! 名探偵の謎解き対決。声高らかに解決して、それで皆が幸せになれるのか。 探偵はそんなに偉いのか。 謎解きはとてもおもしろかった。 | ||||
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山火事で一日二日もすれば焼け落ちる運命にある、奇怪な仕掛けだらけの館を舞台にした殺人事件。 本作の探偵・葛城とそのワトソン役・田所が館で出会った「元探偵」飛鳥井が訴える、探偵の傲慢さ残酷さというメッセージが今作のテーマになっています。 真実を暴くことの残酷さみたいな話は多分ミステリにおいて珍しくないのでしょうが、ワトソン役の視点で探偵への憧れと、秀でた能力を持っていても一人の少年でありかつて少女だった探偵の脆さ、暴いた真実から目を背けてはならないという信念を持つことの厳しさなどを描かれることで、そうしたテーマが魅力的なドラマを生んでいました。 この物語は葛城にとっても探偵の敗北と言えるもので、しかしその敗北を味わった葛城が今後どう謎に向き合っていくか、そういう姿が見てみたくなるお話だったと思います。 | ||||
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様々仕掛けが施されている洋館で発見された死体。 もうこれだけで色々な期待が膨らみますね。 話も最後まで飽きさせず、お見事でした! 多少惜しいとすると、そこまで読者に推理の余地があるとは思えないところですが、そこはきっと本人次第。 私は非常に楽しめました! | ||||
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