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ボーン・コレクター
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ボーン・コレクターの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全68件 21~40 2/4ページ
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主人公ライムの、あまりに卓越した知性と明晰な推理、確たる主張に、多分に作者の自己陶酔を感じてしまい、ライムが重度の身体障害者という設定が意識からぶっ飛んでしまうが・・・翻訳者の能力も素晴らしいのだろうが、とにかく文章の切れ味が凄いね。 小説は文章で魅せるものという意味では、テッカテカの高級スポーツカーを間近で鑑賞している感じ。 小説とは文章芸術なのだという、その醍醐味をよく認識させてくれた作品だ。この小説のセリフを、そのまま映画脚本に持ち込んだら不自然極まりないだろうが、そのせいで原作と映画、両者の違いも考えさせられたね。サスペンスとしても一級品で、作家を目指す者にとっても、教科書的作品には違いない。 ただやはり、小説としての隙のない完成度を求めることに神経を取られたのか、作者の両足が、現実の人間像からかなり離れているかなという印象が強かった。 | ||||
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スピード感!人物像がくっきりしているのも魅力的。終盤のどんでん返しは思わず息をのんでしまう。次を読むのが楽しみ。 | ||||
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スーパー鑑識官とスーパー巡査が欠けているものを補い合いながら事件と戦う物語。 前編の伏線が回収されていき、後半の怒涛の展開に繋がる。ライムとサックスの駆け引きが更に強まる。 読後感が爽快なので、おすすめです。 続編も読んでみます! | ||||
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空港から降りてタクシーに乗った男女が行方不明になり・・・というお話。 という上記の筋からノンストップで三日間のサイコキラーを捕まえようという捜索が展開されるサイコスリラーでした。他の方や訳者あとがきにある様に正にジェットコースターに乗る様な加速する展開のサスペンスで読者を最後まで引きずり回す著者の剛腕ぶりに感服しました。 それと、主人公の探偵が四肢麻痺という設定が安楽椅子探偵が進化したかの様でこれが現代のミステリに相応しい探偵の姿に思えて著者の明晰ぶりにも一本とられた感じがしました。 また、もう一方の主人公であるサイコキラーの造形もよく考えられてあり感心しました。過去のアメリカのサイコキラーについては実際に実在したかはよく判りませんが、よく調べてあるか考えられていると思いました。 あと、現代の科学捜査に関してもよく調べてあり、ただ調べればいい訳ではないですが、よく作品に生かされていてここにも感心しました。 最初にハードカバーで出た際に読んだ原尞氏は怒ってらっしゃった記憶がありますが、どの辺が良くなかったかがきになりますけど、個人的にはよく出来たサイコスリラーに思えました。 シリーズは人気がありまだ一杯ある様ですが、これから一作ずつ読んでいこうと思います。 現代のサイコスリラーとしては一級の作品。是非ご一読を。 | ||||
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アメリカのベストセラー作家ジェフリー・ディーヴァーが、1997年に出したリンカーン・ライム・シリーズの第1作。デンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリー主演で、映画化された小説としても知られている。今さら説明するまでもないが、このシリーズは現在も書き継がれていて、すでに10作を超えている。その間、作者はほかの作品も書いているので、けっこうなハイペースで上梓されていることになる。 主人公リンカーン・ライムは、元ニューヨーク市警の中央科学捜査部長。勤務中の事故がもとで四肢が麻痺し、ベッドでの生活を余儀なくされている。いわば究極の安楽椅子探偵だ。その頭脳の指示を受けて活躍するのは、ミッドタウン・サウス分署の警官アメリア・サックス。とても魅力的な美女という設定なので、まあアンジーは適役だろう。これを書いている時点で映画は未見だが、さっそく見てみるとしよう。 ニューヨークを震撼させる連続殺人事件が起こり、そのたびに犯人によって証拠が故意に残される。それらを分析することで次の犯行現場と時間を割り出すライムたち。はたして被害者を無事に救出できるのか? というストーリーは、裏表紙にもあるように「ジェットコースター・サスペンス」と呼ぶにふさわしい。最先端の科学捜査が克明に描かれるのも本作の特色だが、設定自体は典型的な〈ABC殺人もの〉である。 ときどき、ライムの抱える闇とかサックスの過去のエピソードも描かれる。これはシリーズ化を踏まえたものだろうけど、そんなときは本分である謎やサスペンスがしばしば「お留守」になりがちで、仕方ないとは思いつつも正直、中だるみを感じてしまった。しかしそうした失地を回復するように、ラストは二重三重に捻ってあって、なかなかのサプライズ・エンディングだった。まあ、漫画みたいといえば、漫画みたいな話なのですが…。 | ||||
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シリーズNO.7の「ウォッチ・メイカー」は傑作だ。 信頼するミステリ読巧者から教えられた。 早く味わいたかったが、シリーズものは最初から読みたい。 わたしはそう考えるタイプだ。 まず「ボーン・コレクター」から手にした。 猛烈に面白かった。 このシリーズの世界観は、ここから始まる。 第1作から順番に読み始めて本当によかった。 さまざまな読書レビューの中には 「これまでのシリーズを読んでいなくとも、この一作だけでも楽しめる」 という意味のことが書かれているものもある。 でも未読者のあなたには順に退治することをお薦めしたい。 スピンオフ作品を含めて順番に読むべきだ。 これはもう実に余計なお世話であろう。 わたし自身が順番に退治することで 深い満足を得ているので、このような言い方しかできないのです。 このシリーズに限らず、 個々の作品が独立する連作長編は概ね群像劇であり、 登場人物たちそれぞれや関係性の成長譚でもあります。 同じ世界観で描かれた物語を、 自己回復や恋心や挫折を、 ゆっくり、順番に、丁寧に、味わっていこうじゃありませんか。 | ||||
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シリーズNO.7の「ウォッチ・メイカー」は傑作だ。 信頼するミステリ読巧者から教えられた。 早く味わいたかったが、シリーズものは最初から読みたい。 わたしはそう考えるタイプだ。 まず「ボーン・コレクター」から手にした。 猛烈に面白かった。 このシリーズの世界観は、ここから始まる。 第1作から順番に読み始めて本当によかった。 さまざまな読書レビューの中には 「これまでのシリーズを読んでいなくとも、この一作だけでも楽しめる」 という意味のことが書かれているものもある。 でも未読者のあなたには順に退治することをお薦めしたい。 スピンオフ作品を含めて順番に読むべきだ。 これはもう実に余計なお世話であろう。 わたし自身が順番に退治することで 深い満足を得ているので、このような言い方しかできないのです。 このシリーズに限らず、 個々の作品が独立する連作長編は概ね群像劇であり、 登場人物たちそれぞれや関係性の成長譚でもあります。 同じ世界観で描かれた物語を、 自己回復や恋心や挫折を、 ゆっくり、順番に、丁寧に、味わっていこうじゃありませんか。 | ||||
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シリーズNO.7の「ウォッチ・メイカー」は傑作だ。 信頼するミステリ読巧者から教えられた。 早く味わいたかったが、シリーズものは最初から読みたい。 わたしはそう考えるタイプだ。 まず「ボーン・コレクター」から手にした。 猛烈に面白かった。 このシリーズの世界観は、ここから始まる。 第1作から順番に読み始めて本当によかった。 さまざまな読書レビューの中には 「これまでのシリーズを読んでいなくとも、この一作だけでも楽しめる」 という意味のことが書かれているものもある。 でも未読者のあなたには順に退治することをお薦めしたい。 スピンオフ作品を含めて順番に読むべきだ。 これはもう実に余計なお世話であろう。 わたし自身が順番に退治することで 深い満足を得ているので、このような言い方しかできないのです。 このシリーズに限らず、 個々の作品が独立する連作長編は概ね群像劇であり、 登場人物たちそれぞれや関係性の成長譚でもあります。 同じ世界観で描かれた物語を、 自己回復や恋心や挫折を、 ゆっくり、順番に、丁寧に、味わっていこうじゃありませんか。 | ||||
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原作の方が、捜査手順や証拠分析の実際を詳しく見せてくれていて、リアリティがグッと高まっている。展開のスピード感はディーヴァーならでは、さすがです。 | ||||
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超天才だけど、半身不随の探偵×運動能力バツグンの美女刑事。 おいおい…なんだこのキャラ、狙いすぎだろーwって思うけど、作者の狙い通り、ハマりこんでしまった。 いわゆる科学捜査系のジャンルを開拓した本かも。 推理ばっかりのクソ探偵モノに飽き飽きしてたところだったから、より面白かった。 地道な捜査こそが重要なんですよ。 これこそが警察官の姿ですたい。 | ||||
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このボリュームでも飽きるどころか続きが知りたくて夜も読みました。 久しぶりの事です。 描写が大変優れていてその場にいるようでした。 | ||||
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とても引き込まれる内容でした。 現実なのか架空の話なのか、想像が膨らむストーリーでした。 | ||||
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久しぶりのジェフリー・ディーヴァーでした。 相変わらずストリーの展開はスピード感があり、どんどんページを繰って読み進んでしまいます。 面白いのですが、やっぱり、あまりにも残忍な描写がショッキングで、ちょっと強烈過ぎて 続けてもう一冊読む気にはなれません。 | ||||
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最後の最後まで読まなければジェットコースター・ミステリーっていうほどのミステリさは味わえないだらう。けど、この終盤はなかなかのもの。自殺志願の車椅子探偵というのも不思議気分で可笑しいけど、だから、作者もこれ一作で相当疲れてしまったんだろうな。シリーズ化はしたくないっていってるようで・・・・・。だけど、この犯人の動機は・・・・・・ | ||||
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人気シリーズの1作目として、必読の1冊だと思う。全シリーズのKindle化を熱望する。 | ||||
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映画の方を先に見て、それから原作を読んだが、映画版よりもずっと素晴らしい!ライムシリーズは大好きで、今回、このボーンコレクターのみKindle化されていたので購入した。早く、他の作品もKindle化して欲しい。 | ||||
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リンカーン・ライムシリーズの第一作ですね。このシリーズはとくに順番に読まなくても、十分各ストーリーは独立していて、どこから読んでも楽しめるとは思いますが、出来たら第一作から順に読むことをおススメします。なぜかと言うと、シリーズが進むにつれて段々スゴくなるからです。当作品ボーン・コレクターも映画化されるだけあって、発端から読者をつかんではなさないスリリングな展開、確かな人物造形、意外な結末、とミステリーとして非のうちどころがありませんが、このシリーズはこんなものじゃありません。誰かがハンニバルの方が面白いと書いてましたが、シリーズで読めば、ハンニバルのシリーズより面白いです。シリーズを追うにつれて、読者を翻弄する技術もあがってくるし、どんでん返しのしつこさといったら半端じゃありません。というわけで、先に第n作を読んでしまうと、第一作が物足りなくなる怖れがあります。順を追って、楽しみましょう。なお、映画ではリンカーン・ライムをデンゼル・ワシントンが演じていたので、リンカーン・ライムを黒人と思う方がいるかもしれません。しかし、原作ではとくに人種には触れてないけれども、印象としては白人だったと思います。☆が4つなのは、上に書いた通りで、この作品だけを見れば5つでも良いけれども、この作品で5だとあとの作品につける☆がないので、4つです。 | ||||
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この作者の最新の小説を読み、そこから同じ主人公のストーリーを遡って読みたくなって購入しました。 予想に違わず、上下巻をこの年末・年始で一気に読みました。 ただ、犯人の狂気が、あまりにも非現実的に感じて、星を一つ減らしました。 | ||||
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年を取ったのか、古典ミステリばかり繰り返し読んでいたのですが、レビューに触発されて読んでみたら、確かな意外性、見事なスピード感。あっという間に次の作品に手を出してしまいました。 久々の高揚感。買って損しないミステリに会えて嬉しい。 | ||||
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( 以下,長いけどネタバレはしてないはずです。) 不覚にも映画を先に見てしまったため,どうしても Lincoln Rhyme = デンゼル・ワシントンになってしまう。 ただ,読んでいたら Angelina Jolie は消えてくれた。 著者は Amelia Sachs(この名前,好きだな)の描写で " Her Julia Roberts lips ... " と書いているし,またその姿を willowy としている。 アンジェリーナは willowy と言うより curvy だと思う。 前に,Sachs役が Jodie Foster だったらと書いたので,調べて見た。 Amelia Saches は,31才 five-foot-nine = 175cmで,遺伝的関節炎 という設定。 映画の作られた1999年には Julia Roberts 173cm 32才 Jodie Foster 161cm 37才 Angelina Jolie 173cm 24才 であり,残念ながらジョディ・フォスターは小さ過ぎる。 ジュリア・ロバーツが正にぴったりだったと思うのだが,何か事情があったんでしょう。 閑話休題。 父親も警官で,元モデルで美し過ぎるパトロール警官である Amelia は遺伝的な関節炎のため,広報部への異動を希望して許可され最後のパトロールに出かけるが,線路から飛び出した骨だけになった指を見つける。 彼女は現場確保のため,列車を停め道路を封鎖するが,そのことで上司から叱られる。 Licoln Lhyme はカミソリのように切れる鑑識であり,犯罪学者でもある。 彼の著作はニューヨーク市警の警察学校の教科書にもなっている。 しかし3年前の事故で,落ちて来た梁が彼の首を強打し,頸椎を損傷して四肢麻痺となっている。 動くのは首から上と左手の薬指だけだ。 彼が考えていることは自殺だが,協力者がいなければ自殺することもできない。 そこへ捜査に行き詰まった NYPD の元同僚と上司が尋ねて来る。 Lhyme は自分は動けないのだからと断るが,結局不承不承引き受ける。 Amelia が現場確保のためにしたことを「正しい」と認め,Amelia を自分の目として使うことを考える。 怖ろしい,いやおぞましい殺人が始まる。 2番目の犠牲者は超高圧蒸気で殺される。 現場を乱さないために,Amelia は地下のその現場をひとりで捜査することを要求され,Lhyme の示唆を受けながら幾つかの証拠品を持ち帰る。 Amelia はその午後から,広報課に異動するはずだったのになぜこんな危険で不快なことをしなければいけないのかと,激しく Lhyme に反発する。 犯人は何らかの理由で,次の殺人を予告する非常に難しいメッセージを,証拠の形で残して行く。 途中で FBI の Fred Dellray (最新作から読んだので,いい奴だと思っていた。最初の出会いではこんな nasty だったのね。)が邪魔に入って,テロ絡みだという理由を付けて,事件を取り上げてしまう。 結局また Lhymeの元に戻って来るのだが。 最初は反感だけを持っていた Amelia だが,段々と Lhyme の能力と正義感,人間性に惹かれて行く。 彼女もまた深い trauma を持ったひとりなのだ。 この小説は長くても緻密でだれるところがなく,わたしは 星5つ とするが,唯一残念に思うのが犯人が余りにも意外過ぎること。 ここまで意外だと,犯人なんか誰でもいいだろうという気になってくる。 それは,わたしがミステリーに犯人捜しを求めているのでは無く,捜査過程の緊迫感や謎解きやキャラの奥深さを求めているからだと思う。 犯人なんかどうでもいいのだ。 むしろ最初から犯人らしい人間が犯人だった方が小説としての説得力は増すような気がする。 Amelia と Lhyme はたった3日間一緒に働いただけで,深く理解し合うようになる。 愛し合うようになる。 しかし,Lhymeの自殺への意思は固い。 もっと症状が悪化して,脳は完全に機能しているのに,全く意思表示のできない状態になることを怖れているのだ。(それは,とてもよく理解できる。) Lhyme は自殺を助ける医師に依頼するが,Amelia が,あたしがやると言う。 ふたりはブランデーを飲みながらお喋りし,Amelia は Lhymeのグラスに指定された薬を入れる。 Lhyme がそれをストローで飲もうとした時に,ニューヨーク市警の面々が現れる。 国連の会議で爆破事件が起きたのだ。 署長からも,FBIからも,市長からも,ホワイトハウスからも,Lhyme に協力が要請される。 渋っていた Lhyme もひとつ条件を付けて要請を受ける。 それは「ひとりではやらない」つまり,Amelia と組んで仕事をすると言うことだ。 このシリーズで好きなキャラがいる。 それは Lhymeの世話一切をする Thom だ。 左手の薬指しか動かない人間が癇癪を起こした場合は手が付けられない状態になるのが当然だが,彼はそれをさらりと受け流す。 ユーモアを忘れない。 幾つか面白い場面があるが,Lhyme に用事を頼まれたときに " Yes, Bwana " と答えたのには思わず笑った。 Bwana = アフリカで現地人が雇い主に対して呼びかける言葉「旦那様」 | ||||
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