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θは遊んでくれたよ
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θは遊んでくれたよの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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Gシリーズ2作目です。 マンションから転落死した男性の額に、「θ」という謎の文字が書かれていたという事件から始まるミステリー。 珍しく密室殺人ではありません。 過去のシリーズの登場人物も出てきますので、S&MシリーズやVシリーズ、四季シリーズを先に読まれることをオススメします。 | ||||
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前作『Φは壊れたね』では、納得いく推理は披露されたものの、それが正しかったのか、事件がどのように解決したかという部分は書かれておらず不満点が残ったが、今回もそのパターン。 どうやらGシリーズはこれがデフォルトらしい。 所詮フィクションなので、辻褄があう推理が描けていれば、物語的にそれがどうだったか、というのは蛇足ということだろうか? まぁ、それはそれでありかもしれないが・・・ 前作では名前のみ登場だった犀川が今回はちゃんと登場。そして萌絵とのラブコメも健在。 萌絵の携帯番号を犀川が覚えていなかった事実が発覚したシーンは本書の白眉でしょう。 事件の推理ですが、ラスト数ページというところで一気に述べられ急転直下な展開になります。 高所から落ちて死んだ人たちがみな、体の一部にΘの記号を同じ口紅で描いており、どうやら謎の宗教団体がからんでいそうだ、という事件だったのですが、鮮やかな推理で面白かったです。 前作で裏切られた、と感じた人もこれはお薦めします。 | ||||
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心理描写や背景描写もあっさりしていて、キャラクタも一人を除いてあっさりしているのでサラダみたいに気軽な作品だと思います。 でもあっさりしている分、不気味な怖さがシリーズを通して流れている気もします。 S&Mシリーズと女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)二作が好きで、Vシリーズは地の文の煩雑さやねっとりとした人間関係のからみが苦手で赤緑黒白 (講談社ノベルス)と黒猫の三角ぐらいしか好きになれなかったのですが、これは面白かったです。 つまりVシリーズのような濃度を期待しているとがっかりするかもしれません。 θは遊んでくれたよ、は、途中で真相に気付いた時に何故かぞっとして本を閉じ、その日は読むのをやめたのを思い出します。 なぜぞっとしたのかはわかりませんが、描写があっさりしている分、コアのようなものが現れていてそれがリアルで怖いのかもしれませんね。 事件のからくり解明モノとしては面白いのかどうかわかりません。ぼんやり読んでいる私でも真相に気付いたぐらいなのでミステリをたくさん読む人には物足りないだろうなと思ったぐらいです。 謎解きやキャラクタの魅力でもたせようとしている部分がない作品に見えるので、この本をお薦めできるのは「何かをさらっと読みたい人」かなと思います。 ライトな感じなので本ですがレビューを書きました。 | ||||
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「Φ」よりは分かりやすく,またまたいろんな伏線が・・・ 果たして途中から読んだ人には分かるのかどうか。 「探偵」は予想がはずれました。そっか,そう繋がるのか。 呼称が「萌絵」から「西之園」に変わっていることにいまさら気づく。前作から? | ||||
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前作に続き、Gシリーズ二作目です。 森博嗣さんの作品を読む際、トリックや犯人について深く考えることはせず、 漠然と「こんな感じじゃないかな?」とか思いながら読んでいる僕ですが、 それでも十分に楽しめる魅力が、この作品にもあります。 前作もそうでしたが、やはり主人公達の会話や行動を楽しんでいます。 特に海月及介。彼自身、そして彼を取り巻く人間関係の描写は、僕にとって このシリーズの見所の一つとなりました。 φやθといった、記号が意味することにも期待を抱かされるシリーズです。 | ||||
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Gシリーズ第2弾は、θというマークを残された連続自殺事件。久しぶりに密室ではなく、シリアルキラ物ということ、N大医学部、反町愛が主役ということもあり、萌絵の出番も十分あり、楽しめました。リトル犀川、海月及介のキャラも定着。サスペンスとして楽しめる作品でした.ただ、キャラ小説としては、今までのシリーズに比べてかなり弱いことは、否めません。これからの展開に期待しましょう. | ||||
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新シリーズ(Gシリーズ)の2巻目。 マンションの真下に動かなくった青年が横たわる。警察も住民も誰もが自殺であると疑わなかった。しかし一点の謎・・・それは青年の額に描かれた赤い「θ」の印。これが全ての始まりであった! 前回はこて調べであったかのように今巻から密度がグッと高くなる。 山吹らのメンバーをはじめとして西之園も再び事件に挑むが、友人の反町愛もこの奇妙な事件の検死に立ち会い巻き込まれる。今作は森作品(S&M、Vシリーズ)の人物もチラリと見えたりするので、けっこう相関がゴチャゴチャするのはのちの展開への伏線か?はたまた作者の愛着のあるキャラクターを登場させたいという思いか?どちらにしろ前巻よりも交錯する思惑が描かれている。 個人的に院生の山吹が学会誌に投稿する論文を犀川先生に見てもらう(隣には国枝先生)場面はかなり緊張感のある描写がなされていて院生も大変なのだなと感じてしまった。 今回も最後は断定を避け、読者に考えを委ねた形にしている。 もちろんトリック・犯人は挙げられているけど、きっちりと明かしてほしい。 でも意外と山吹、海月、加部谷の3人は好きなキャラクターだ。 | ||||
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話は面白いんだけど、物足りないような気がしないでもない。シリーズ全体に大きな謎が隠れてそうな気がするけれど、どうなんでしょう。そういう話楽しみで、どんどん小粒になってきてるような気もする。 うーん。 しかし、海月くん、浦賀和宏の安藤シリーズの後期の安藤に似てますね… | ||||
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ここら辺が集大成? | ||||
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いつも安心して読める森ミステリィ。今回も期待を裏切らない出来でした。トリックは予想道りでしたけど……。 しかし、今までに構築してきた作品世界とのリンクのさせ方は秀逸です。シリーズが完結したとき、何かがわかる、そんな期待を持たせる終わり方でした。今シリーズも全作買うことになりそう。 | ||||
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実は前回の「Φは壊れたね」が多少期待はずれだった事もあってそれほど期待しなかったのですが、いや、今回は面白かったです。懐かしいキャラも多数出演でS&M、Vシリーズ両方読んだ人間だけニヤニヤできます。声だけ出演のあの人とか~名前は名乗らなかったけどたぶんあの人とか~、反町愛ちゃんも久々の登場で嬉しかったです。 で、事件。θのマークを体のどこかに描かれた奇妙な自殺死体。しかも描くのに使った塗料は同一の可能性が高い・・・。森博嗣、久々のシリアルキラー物です。じかも自殺者に共通項は見当たらず、状況的には完全な自殺。あぁゾクゾクします。 この事件そのものは作中で解決するのですけどGシリーズ全体に張られた伏線らしきものが見え隠れするので今後の展開にも多いに期待です。しかもキーパーソンとなるであろうあの人の名前まで出てきちゃうし! この話を読めば、講談社から出てるシリーズ全部時系列順に読みたくなる事請け合いです。森博嗣ファンはぜひどうぞ。 | ||||
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~ Gシリーズ第二弾です。最後まで読んでぞくりとくるような感覚です。今までよりも内容はライトである感は否めませんが、何か重い主題が隠されているような気がします。又、私はS&Mシリーズが大好きなので、また彼らに出会えることが嬉しい。願わくば、犀川先生と西之園萌絵とを中心にした、同じタイトルの作品を読みたいです。 これからが楽しみな作品で~~す。~ | ||||
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森さんの小説が好きな方なら、今回も全く問題なく楽しめるでしょう。θという謎の記号、自殺、宗教など、知的興奮を呼び起こしてくれるテーマに心躍らされつつ、最後の一行まで緊張感を持って読み進めることが出来ました。GシリーズのGとは何か?海月の素性は?前シリーズの関連は?そもそもθとは何だったのか?といった解明されていない謎は多く、次回作が待たれます。森先生は長期休暇中とのことなので、第3弾はおそらく来年になるでしょう。 | ||||
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