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(アンソロジー)
青に捧げる悪夢
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青に捧げる悪夢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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昔読んだものを買い直しました。今では恐ろしい物語にかなり免疫があるので、だいぶ初心者向けに感じました。 ともかく美しいことに変わりはありません。 それぞれの世界に趣があり、快い悲愴と非日常を感じられます。やっぱり乙一の「攫われて」が一番ハードです。 | ||||
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若竹さんの「クールキャンデー」を読んだ後、続編的作品としてこちらに収録されている「みたびのサマータイム」を読む。 一言で言うと、女子高生渚が迷宮入りした事件を解決する、恋愛要素もある爽やかな青春ものであるが、前作の印象が強く、個人的に受け付けないというより受け付けたくない感。 話の中で重要な役割を占める渚の兄の良輔。前作の主要人物で、今回は最後まで登場はしない。一体どこにいるのだろうか。 | ||||
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各々高名な作家の短編集で、それぞれ、趣があり、楽しく拝読いたしました。 | ||||
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恩田陸と乙一を目当てに購入。恩田作品は"麦の海に沈む果実"の理瀬が学園から離れた後の学園のストーリーだったので、作品の世界観が広がった感じが持ててすごく楽しめた。乙一作品に関しては、、やっぱり良いね。登場する父親の異常さが際立ってが、それに耐える姉妹の描写が素晴らしかった。改めて乙一ファンになった。 | ||||
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ホラー=幽霊モノ と、わたしのなかで出来上がっていた方程式を覆した作品集。 この本のなかでは様々な『恐怖』のかたちが味わえます。 閉鎖的な学園で起こるミステリー『水晶の夜 翡翠の朝』 虐待をテーマにした現実的な恐怖『階段』 地球外生命体と少女の攻防を描いた『闇の羽音』 etc... 乙一さんが好きでこの本を手に取りましたが、いつのまにかのめりこんでしまいました。 とくに、避暑地で出会った幻の少女との、ひと夏の思い出を描いた『ラベンダーサマー』と 小学生の夏休みの宿題から不思議な事件に遭遇する『天狗と宿題、幼なじみ』はおススメです。 ラベンダーサマーはホラーのなかに笑いがあり、何ともいえない余韻が残ります。 天狗と宿題、幼なじみは懐かしさとノスタルジーを感じさせてくれました。 むかしは今よりももっと『不思議』が身近にあったよなあと子供のころのキラキラした気持ちを思い出させてくれました。 夏休みや自由研究なんて言葉も懐かしい! バラエティ豊かな一冊です。 | ||||
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この本を読む人のほとんどは、 お目当ての作家がいて、それが目的で読むのでしょうが、 アンソロジーの魅力は新しい作家に出会えるチャンスにあると思います。 私は乙一さん目当てで読みました。 手のひらに恐怖の汗をかいてしまいそうな乙一さんの作品もよかったのですが、 他の作品もバラエティに富んでいました。 恩田陸さんのは、「麦の海に沈む果実」の舞台にもなったあの閉鎖された学園のお話! ここであの校長やヨハンに再会できるとは!! 思わぬプレゼントでした。 はやみねさんにもそういう特典があって、 この本に収録されている「天狗の宿題、幼なじみ」は 私はまだ未読なのですが「僕と先輩のマジカルライフ」という作品の 登場人物が小学生の頃のお話なのだそうです。 若竹さんは爽やかな青春モノ、 岡本さんはホラー映画顔負けの恐怖、 瀬川さんはコミカルさがあり、 一言で「ホラー」といってもそれぞれの味が出た 多種多様な作品集でした。 | ||||
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とにかくアンソロジーものは、色々タイプの作品に触れることができるのでお得です。 特に未読の作家さんがいれば、作風を知る良いきっかけにもなるので更にお得です。 さて、本作は突出した作品はないものの、全体的にハイレベルで楽しめました。 比較的きれいにラストをまとめた作品が多かったように思います。不条理モノが苦手 な私にとって、その点でも良かったかと。 小林泰三と乙一を目当てに手に取りましたが、むしろそれ以外の作品に興味を持ちま した。決して両者が駄目だった訳ではありません。念のため。 どれが一番良かったかと聞かれるとかなり迷います。ここは敢えて、篠田真由美「ふ たり遊び」、瀬川ことび「ラベンダー・サマー」の二作品をお勧めとして挙げさせ ていただきます。 | ||||
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どれもこれも本当に面白かったです。青い髑髏の表紙のイメージのように薄気味悪くてホラーテイストなミステリーだらけ。 恩田陸の「水晶の夜翡翠の朝」は「麦の海に沈む果実」のヨハンが主人公。閉鎖された学園で起こる「笑いカワセミ」というイタズラを発端におこる事件。「麦の海~」の続編が読めるとは思ってなかったので嬉しかったです。ヨハンの二面性が好き。 若竹七海の「三度のサマータイム」は主人公の女の子がすごく可愛い。ミステリーやホラーというよりは青春恋愛物みたいな感じでした。同じ主人公が活躍する話が出てるみたいなので今度買おうかと・・・。 近藤史恵の「水仙の季節」は双子トリック。目新しいトリックではないけれど主人公の優しさがお話全体の雰囲気を柔らかくしてる気がしました。 小林泰三の「さらわれて」は途中真剣に気持ち悪くなりました。痛い。これぞホラー!って感じでした。 乙一の「階段」。雰囲気としてはZOOのカザリとヨーコに似てるかもしれない。大人に虐げられる子供の話。ラスト付近は本当に怖くてハラハラしました。姉妹の感じる恐怖が伝染したみたいに・・・。 篠田真由美の「ふたり遊び」はファンタジックなホラーでした。篠田さんといえば桜井京介のイメージが強かったのでこんな作風もあるんだ~と思いました。 新津きよみさんの「還って来た少女」。終わり方がすこし切なくって好きでした。少女の思いの強さも怖いし、大人のずるさも怖い。でも最後の一文でとても綺麗な話になってると思う。 岡本賢一の「闇の羽音」。何が怖いってホームレスのオジサンが一番怖かったです。そして気持ち悪い描写も・・・。主人公の少女がいたって普通の中学生でそこにも共感しました。私が彼女の立場ならたぶん負けてるなぁ~。 瀬川ことびの「ラベンダー・サマー」。瀬川ことびって瀬川貴次さんの別名だったのね~。知らなかったわ~。軽いノリのホラーですが真実はいったいドッチだったんだろうって疑問が残ります。そこを考えるとグルグルと気持ちの悪い迷路に迷い込むようで・・・。 はやみねかおるの「天狗と宿題、幼なじみ」はとても読みやすかったです。最後、一瞬ゾクッとしましたが全体的にほのぼのとした可愛い印象です。 | ||||
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