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沈黙のパレード



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【この小説が収録されている参考書籍】
沈黙のパレード
沈黙のパレード (文春文庫 ひ 13-13)

沈黙のパレードの評価: 4.10/5点 レビュー 253件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.10pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全253件 1~20 1/13ページ
No.253:
(4pt)

シリーズをある程度読んでおいたほうが

読書録「沈黙のパレード」4

著者 東野圭吾
出版 文藝春秋

p67より引用
“ だが自らに才能がないことは、比較的早い段
階で思い知った。四十歳を過ぎたあたりからは、
才能のある若い人間を見つけ、育成したいと考え
るようになった。"

 天才物理学者が複雑な事件に関わり、真相へと
迫る、長編ミステリ小説。同社刊行作文庫版。
 歌の才能と恵まれた容姿から、歌手としてのデ
ビューを目の前にしていた少女が、突然行方不明
になった。懸命にしかし無駄かとも思いながら、
両親は情報を求めていたが、三年を過ぎたある日
思わぬところから連絡が入った…。

 上記の引用は、音楽プロデューサー・新倉につ
いての一節。
自分の才能と向き合って、人生の切り替えが出来
るのは、理想と現実をきちんと見ることが出来
る、賢い人だなと思います。物事に踏ん切りをつ
けるというのは、なかなかに難しいものだと思わ
れます。
 途中までは切なく思いながら読んでいたのです
けれど、最終局面に近づく程に、よく見るドラマ
的な展開に。
だがしかし、最後まで読んでこそ価値のわかる作
品ではないかと思われます。
 人気シリーズなので、ここまでの作品を読んで
いる方は多いと思います。しかし、ここまでを読
んでいない人ならば、せめて、「容疑者Xの献身」
だけでも読んでおくと、主人公・湯川の台詞がよ
り沁みる言葉となり、読後感が変わってくるので
はないでしょうか。

ーーーーー
沈黙のパレード (文春文庫 ひ 13-13)Amazon書評・レビュー:沈黙のパレード (文春文庫 ひ 13-13)より
4167917459
No.252:
(4pt)

ストーリテラーの苦心の跡が見られます。

「秘密」「白夜行」とは又別の、東野さんらしい工夫を凝らした作品です。ある意味で三重トリックとも言える一作です。兎も角、簡単に「これで一件落着」とはさせない、読んでいる方は「まだあるのかいな?」という感慨は持たされますが、これも筆者の達者さの表れと解しましょう。ただ、見事ではあるとも言えるその面で、少々凝り過ぎではないかとの感を持たされることも確かです。でも、十分に楽しめたことも確かなのですから、やはりこの作者の筆力を讃えるべきなのでしょう。
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No.251:
(4pt)

品質と納期

納期及び品質共に良い状態でした。
概ね満足できるものでした。
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No.250:
(2pt)

後出し、矛盾

蓮沼は殺しておらず死体遺棄しただけだから完黙出来たとの推理。だがその直後に実際は殺していたと矛盾した真相を語られる。

真相も考察材料がないままの後出しだし今作はイマイチだった。
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No.249:
(5pt)

映画とあわせて。

映画と合わせて読まれると 臨場感が脳裏にうかびました。
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No.248:
(5pt)

本を読み、映画を見るのが好きです

東野作品は大好きなので、ほぼ全て5点です
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No.247:
(5pt)

金色のバレッタ

うーむ、やるなぁ。二枚腰、三枚腰のドンデン返し。期待を裏切りません。
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4163908714
No.246:
(5pt)

さすがにに面白い

予想外の展開で面白かったです。ガリレオも良い役どころでした。東野圭吾の推理小説は鉄板です。
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No.245:
(4pt)

小説『沈黙のパレード』は 少しの破綻もなく、複雑な背景を持った事件の流れが、十分に語られる。

映画の『沈黙のパレード』をみた。『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』と順を追うごとに
緊迫感が薄れていく。『容疑者Xの献身』は、堤真一の主役を上回る存在感と、渋い撮影などの
諸要素がうまく組み合わさり、ラストで原作にない名台詞で締めくくることもできた。
『真夏の方程式』は、少年と過ごす一夏の詩情を画面に定着させていた。しかし『真夏の
パレード』は、日中に行われるパレード描写に寄りかかり、全体が妙に明るい薄味で、
ミステリーとしての緊迫感を感じなかった。

しかし2回目をみた時、印象が変わった。全体の流れがうまく語られている。明るい画面は、
町の善良な人たちが決定的な犯行を行なっていないことからくるものだった。誰1人重罪に
問われない、あの出来事が”一瞬の夢”だったような終わり方にも照応している。2回目の方が
楽しくみられた。だから原作に興味を持ち、手に取った。

マジシャンのMr.マリックが言っていたが、「手品でトリックを3つ組み合わせると奇跡に
見える」と。ひとつのトリックでは薄っぺらな奇術に終わるが、3つがうまく重ねられると、
誰にもわからない不思議になる。ミステリー小説もそうだろう。ただの凝ったトリックでは、
面白みがない。日本のミステリー小説の名作の中にも、そうしたものが少なくない。
だから純文学の人たちに馬鹿にされ、優れた作品でも偏見に邪魔されて直木賞を射とめられない。

その点、東野圭吾作品には、3つのトリックを実現した手品のような厚みと充実がある。
1)優れたトリックを思いつく本格性。2)地の文章の質の高さ。3)理系の豊富な知識。
4)人間の業の深さを描く力量。5)ミステリーに対する客観的な俯瞰の視野。これらが
駆使されていく。『沈黙のパレード』もそうした作品。

しかし、その分、他のミステリー小説にありがちな猟奇性とか、異常な世界というものは
現れない。そこをうめていくのは「ガリレオ・シリーズ」の場合、大学に勤める科学者の
湯川学が持っている知識と分析力。

ミステリーでは、何が謎になっているかで内容が分かれる。「犯人:Who」「犯行の経緯:
How」「動機:Why」。『沈黙のパレード』では、犯人ははっきりしていないが、その動機は
明確になっている。主要登場人物の誰もが被害者を深く憎んでいる。多くのミステリーで
最もなおざりにされるのが「動機」だが、『沈黙のパレード』ではしっかり説得力を持って描かれる。

『沈黙のパレード』は映画でもそうだったが、犯人となるのが普通の市民生活をおくっている
常識人たち。そこに作者の挑戦や意欲もあった。だがその分、記述に一般生活とのギャップが
少なく、中盤になると、読み進める熱意が薄れる。他のミステリーだと猟奇的殺人や、謎解きの
興味で物語を強く引っ張っていくのだが。

*以下、内容に触れ、ネタバレになっています。

作者はそれを計算していたように、重要なカードを切ってくる。それが23年前の「本橋優奈
ちゃん事件」。それとと今を繋ぎ、計画の要となる増村栄治(映画では酒向芳)の存在。

『沈黙のパレード』の軸となっているのは、この23年間という時の流れ。23年間、少女の命を
奪っておきながら罪に問われなかった犯人に対する怒りと憎しみを変わらずに持続した男、増村。
その痛みを共有していたのが、刑事・草薙俊平。彼らの過去と今を繋ぐことが、この小説のキモになる。

映画だと、その描き方が希薄で、単純なイメージで処理されている。例えば、草薙にとっての、
その重大さは、2つの事件を結ぶ同一犯の存在を捜査本部で知り、その場で嘔吐するという描写で
表される。嘔吐という現象で、ことの重大さを示そうとしているのだが、それが唐突で迫るものに
なっていない。増村の存在も取調室で説明的に示されるだけ。この2つをじっくり描いていたら、
映画の質も変わっていた。

物語の最終部分になって、作者が力を入れて描くのは、増村という男の執念と生き様で、犯行
トリックではない。作者は、蓮沼への制裁に3段階を踏んでいる。並木、増村、そして実行犯
となった新倉。これらの顛末が語られ、事件の全容は見えている。物語は収束に近づいた。
しかしそこからまだ50ページ残っている。

この事件のすべての真相は、映画を見ただけではわからない、”なんとなくこんなことか”くらいの
納得になる。しかし原作には、すべてのピースが提示され、それがあるべき場所に収まっていく。
最後に登場する意外な”犯人”である新倉留美は、苦悩の淵に落ちていく。作者は、その間に起こる
ことを見逃さない。金をたかられるだけでなく、肉体も食われてしまう。この時点で、夫は留置場
の中にいるが、小説はまだ30ページある。

名作と言われているミステリーの中にはどう見ても破綻しているものがあるが、『沈黙のパレード』は
少しの破綻もなく、一連の複雑な背景を持った流れが十分に語られる。
沈黙のパレードAmazon書評・レビュー:沈黙のパレードより
4163908714
No.244:
(2pt)

ネタバレありです!まだ読んでいない方はくれぐれもご注意を

東野先生作品を片っ端から読んでおり、特にガリレオシリーズはいつも、共感できて間違いない!と思っておりました。

個人的には容疑者Xを超えられる作品はもう無いのかな、と思ってしまった作品でした。

いくら才能に嫉妬したとは言え、女性が妊娠したと言っている女性を突き飛ばすのはどうしても腑に落ちないです。(自分の旦那の不倫相手とかならまだしも…)
全然関係ない男性の子供を身籠っている人生これからの若い女性を突き飛ばすって…大人の女性のすることじゃない。
たとえ命を奪った致命傷じゃなかったとはいえ、殺人レベルの罪で償うべきだとすら思う。
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No.243:
(5pt)

映画前に読みました

まあまあかな
Xの献身には及ばないかな
トリックも今の時代もう少しって感じ
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No.242:
(5pt)

安定の「東野小説」!

期待通りの作品で、今回も「東野小説」を楽しむことができました。
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No.241:
(4pt)

ガリレオシリーズ9作目、楽しめました

ガリレオシリーズ9作目、楽しめました
司法では裁けないという理不尽さ、無念さ、怒りが描かれていて
個人的には好きな作品です
ただ、結末にこのストーリーを混ぜてくるのか…と少しがっかりしたところもあり
とは言え、最後の最後まで読ませてくれるところも良かったので全体的には良かったです
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No.240:
(4pt)

相変わらず面白いんだけど、

ガリレオシリーズ、巻を重ねるごとに湯川が「偶然居合わせる」ケースが多くなっていて、
それではちょっと、出かけるたびに事件に合う某コナンのようなw
もうひとつ、物理学(あるいは科学全般)に関係しない推理が鋭すぎ。
いや今までの作品でも様々な推察が天才的だったけど、今作は特に。
とはいえ、面白いことは間違いない作品です
沈黙のパレードAmazon書評・レビュー:沈黙のパレードより
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No.239:
(5pt)

ほぼ、一気読みしてしまいました。

ガリレオシリーズは、この作品で2冊めになります。容疑者X献身は、帯に書いてある文句で、期待値が、かなり上がっていたので、思っていたより面白いとは、思わなかったです。でも、この作品は、ページ数も多いからか、湯川教授も、刑事側も出番も多く、湯川の物理学的推理も刑事側の捜査も、しっかりしていて、ガリレオシリーズと、いう同じシリーズとは思えないくらい今作の方が、面白くて、寝る間もおしんで、ほぼ一気読みしてしまいました。
ガリレオシリーズの別の作品も読んでみたいと、思いました。加賀恭一郎シリーズより、面白かったです。
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No.238:
(5pt)

趣味

商品は早く届きました、おもしろいですよ!
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No.237:
(4pt)

推理か面白い

湯川准教授の推理力の素晴らしさ。
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No.236:
(4pt)

オリエント急行に一歩劣る作品

まず構成や作品が素晴らしいということは述べておきます。
しかし、作中で意識されている別作品と比べると一歩劣ります。

一歩劣るのは、最後の最後です。
犯人が捕まってしまった。これが劣っている個所です。
オリエント急行は犯人が捕まらないこともひっくるめて考えさせられる作品です。

見比べてみるといいと思います。
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No.235:
(5pt)

ネタバレ注意のレビューありますよー。

読み終わったのでレビューをなんとなく見てたら、
絶対言ったらあかんことを言ってる方がおられて、
それを言ったらこの本読む意味なくなる!っていうレビューだったので、びっくりしました。

私自身の感想は、
とても面白く
雰囲気を味わいながら、
めくるめく推理にワクワクして、
驚きの展開にドキドキして、
楽しい楽しい作品でした。
ぜひ、
読んでみてくださいね。
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4163908714
No.234:
(2pt)

致命的な矛盾があるような・・・

ネタバレを含みますが、

留美を訪ねた湯川が、佐織の件で蓮沼が警察の取り調べで全く揺らがなかった理由として、自分は佐織を殺しておらず、真犯人を知っていた為、と語り、新倉が誤って殺してしまったのではなく、殺意を持って殺害したと自供を翻す切っ掛けとなった。
が、最終盤でバレッタや留美と沙織が争った現場である公園に血痕等が無く、佐織は留美との諍いで意識を失っただけであり、真犯人はやはり蓮沼である事が示唆される。

であれば、蓮沼は、殺害したのは自分であると自覚し、更に血痕の付いたユニフォームという決定的な証拠を警察に握られている中、完黙で逃げ切っただけで、真犯人では無いから警察で揺らがなかったという説は根本から崩れる事になる。

その後、留美を脅迫した訳だが、留美を脅迫するに、殺したのは自分と留美が思い込んでいると蓮沼が確信している必要がある。
自分が真犯人であれば無条件にそれを確信する事は出来ないだろう。
しかし蓮沼がそれを確認している様子は無い。

脅迫に至る流れでは、蓮沼は真犯人では無い可能性が高く、パレッタから血液反応が出なかった事から考えると留美は殺害犯では有り得ない。

ガリレオファンが楽しめる作品である事は否定しないが、結局、場面場面で都合の良い解釈をしているだけで、何が真相なのか全く分からない、ミステリー的には駄作と言えるのでは無いか。
沈黙のパレードAmazon書評・レビュー:沈黙のパレードより
4163908714

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