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(短編集)

火のないところに煙は



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【この小説が収録されている参考書籍】
火のないところに煙は
火のないところに煙は (新潮文庫)

火のないところに煙はの評価: 3.58/5点 レビュー 103件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.58pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全103件 21~40 2/6ページ
No.83:
(5pt)

久々の真の怪談本

近年の薄っぺらい、胡散臭い怪談本とちがい、本書は、ノンフィクション本の怪談本だ。
最初から、あとがきまで、真の恐怖を味わった。
火のないところに煙は (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火のないところに煙は (新潮文庫)より
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No.82:
(5pt)

よくできた怪異短編集

読後の衝撃は、フェイクドキュメンタリーの傑作シリーズ「放送禁止」に似ている。実在の小説新潮に、神楽坂を舞台にした怪談を依頼された<私=芦沢央>が体験した怪異を書くわけだが、それが月替わり掲載の短編なのに奇妙な連係を成している。鈴木光司の小説「リング」に近いかもしれない。「火のないところに煙は」はフェイクドキュメンタリーの怪談だと思うのだが、それがいつしか実話ではないのか、という疑惑すら生まれる。芦沢央が女性作家であることは読み終わってから知った。これもまた迂闊だった。
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No.81:
(4pt)

クオリティの高いフェイクドキュメンタリー

ホラー小説・ミステリー小説が好きな私の中でかなり上位に食い込む作品。
じっくりと練られたフェイクドキュメンタリーだった。
小野不由美の「残穢」と同じ系統なので、あれが好きな人には刺さる。
火のないところに煙は (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火のないところに煙は (新潮文庫)より
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No.80:
(4pt)

ホラーとミステリの融合

著書を2作ほど読んでいてミステリー作家だと思っていたのでビックリしました。
普段ミステリを書いているだけあって、
ミステリーのテクニックを取り入れたホラー作品となっています。

これまでに読んだ3冊の中で1番好みでした。
もしかすると長編よりも短編のほうがうまいタイプなのかもしれません。
火のないところに煙は (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火のないところに煙は (新潮文庫)より
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No.79:
(4pt)

良レビューがハードルを上げすぎている

【注意】物語の展開と結末を予測できるネタバレを含みます。

本作品は所謂、「意味がわかると怖い話」です。

普通に読め進めれば不可解な出来事は気のせいであったと片づけられるのですが、最後になって起きた出来事や交わした会話は違う意味を持っていたと分かります。
ただ、各話に目新しい表現はなく「意味がわかると怖い話」をいくつか聞いたことがある人にとっては「なるほどね」程度が感想だと思います。

こういった話を5つ、オムニバス形式で語られるのですが、
最終話にて断片的に語れる話には全て共通点があることが分かります。

つまり、意味がわかると怖いという体験を2度得ることができます。

黒幕なる人物が浮き彫りになるのですが、あくまでも主人公による推測で終わるため本当かどうかは読者次第という締めとなります。
結末がハッキリとしないためモヤっとした感じで消化不良に感じる派と、考察しがいがあると楽しめる派に分かれそうです。

レビューを書く前は☆2にしようと思っていました。

・登場人物の性格や行動が不自然
登場人物のほぼ全員が自分のことばかりで自分主体で動きすぎている。彼等は理性を持っていない。
その結果、作者都合で作られたキャラクターであると強く感じる。

・各話自体の怖さは有名な意味がわかると怖い話に劣る。

不自然な登場人物、良レビューによって本作品へのハードルが上がっていたわりにインパクトが欠けていたことが理由です。

しかし、映像作品にした時に面白そうなので☆4。
火のないところに煙は (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火のないところに煙は (新潮文庫)より
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No.78:
(5pt)

読みやすい

本当なのかな?完全なフィクションなのかな?それとも嘘とホントが混ざってるのかな?
想像が楽しい柔らかめのホラーでした。超恐怖描写はないけれど読み進めるうちにだんだん強さが増していくような。
とても読みやすく面白かったです。
火のないところに煙は (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火のないところに煙は (新潮文庫)より
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No.77:
(5pt)

良質なフェイクドキュメンタリー

第一話「染み」から引き込まれて、一気読みしました。
リアルドキュメンタリーであるかのような臨場感やありえないとも限らない怪異の数々に痺れました。

著者の作品をもっと読みたいと思わせてくれます。
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No.76:
(5pt)

トリハダ

出かけた際に予定まで時間があり、久しぶりに本屋に行った際に「読む前に戻れたら」という紹介文が気になり購入しました。
仕事の合間にしか読めないので読み終わるまでに時間がかかるだろうと思っていたのですが、記憶に残る各話の違和感が不思議と本を開かせて私にしては早い1週間という速さで読み終わりました。
全て読み終わったあと、ふと顔を上げた際に普段と同じ景色が拡がっているだけのはずなのにそこに何かがあるのでは、見えない誰かに見られているかもという不安が込み上げてイッキにトリハダがたちました。
引き込まれる文章構成と内容で、出会えてよかったと思う反面、確かにこう思うのです。
「読む前に戻れたら」
それが内容を知る前に戻ってもう一度読みたい、という意味だけではないとあなたも読めばわかるはずです。
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No.75:
(3pt)

ぼんやりした

それぞれの話はつまらなくはないが肝心のホラーとしては怖くない。最後に一つにつながるエピローグが書かれるが、各話の内容と登場人物がうまく思い出せずぼんやりしたまとめになった
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No.74:
(5pt)

怖くて先が気になる

ノンフィクション風に書かれているのと、短編集なので読みやすいです。怖いのですが、先が気になって一気に読んでしまいました。
怪奇ものなので真相はきちんと解明されませんが、線で繋がる感じなのも良かったです。
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No.73:
(2pt)

いまいち

微妙。
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No.72:
(1pt)

最後まで読めなかった

この高評価は流石に無いなと思ったので、星一つを投じます。

オカルトとしてもミステリとしても中途半端で、ストレスだけが残る。読んでいてさして続きも気にならない。途中でやめました。

文庫本p172, 173の、独自の怪談/ミステリ論に、妙に興ざめしました。あとすぐ登場人物が死ぬ。ちょっと短絡的過ぎやしないかい。

新潮文庫の100冊キャンペーンが夏ゆえ、怪談枠で採用されているラッキー本と感じます。
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No.71:
(3pt)

霊との縁を作りたくないのであれば、寄り添うように語り掛けてはいけません

読み終えた直後に、本を所有しているだけで呪われるような錯覚に陥り、即古本屋に売却するほどざわざわとした恐怖に鳥肌のたった小野不由美の『残穢』と比べると、本書からはそこまでの「怖さ」は感じません。
 ホラーというよりはドキュメンタリータッチで怪談話の謎を解くミステリーとの印象です。
 したがって、真夏の夜を体の芯から少しでも涼しくなりたくて何か怖い本が読みたい、といった目的で本書を手にした私的には物足りません。
 スーパーナチュラルな要素がまったくないわけではないのですが・・ 
 ただ、読者を惹きつける筆力があり、退屈することなく最後まで一気読みできます。
 そして読み終えた後に文庫裏側の「染み」を見たとき、一瞬ドキリとしましたが・・
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4101014329
No.70:
(5pt)

唸りました

「許されようとは思いません」や、「今だけのあの子」で芦沢央さんの短編集に魅了され、本作も大満足です!
好みの流れでありながら、え?!そっち?みたいな驚きもあり、読んで良かったです。

裏表紙の「もはや他人事ではない。」が、本当にその通りで、仕掛け上手だと唸ります。

夏にぴったりの怪談要素も楽しめて、人間模様も他の作品のように楽しめて、
さらにまた違う作品も読みたくなります。
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No.69:
(1pt)

リアリティーの無さにワロタ

浮気を疑われたときなんで潔白を証明するために動かなかった?
毎月死ぬ思いをしてるのになぜ引っ越さない?とりあえず別の場所で寝泊まりするよね。
オチもおもんなすぎてワロいました。
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No.68:
(4pt)

五話の繋がる面白さ

五話の短編からなる。
一話(染み)→結婚の占いに怒り狂った彼氏、彼女、その紹介者の怪死
二話(お祓いを頼む女)→息子の怪奇現象にお祓いを熱望する母親の怪死
三話(妄言)→妻を支配する何かに憑りつかれた隣人の恐怖
四話(助けてって言ったのに)→火事で焼け死ぬ悪夢に悩む女性の怪死
五話(誰かの怪異)→アパートでの幽霊目撃とお祓い儀式での怪奇現象
終話(禁忌)→一話から五話の繋がりを推測するのだが、、、、、。

ひとつひとつの話が繋がような感じの面白さがあるが、物語の全体像
がはっきり見えず、煙のような感じのため、読み手はモヤモヤするし
イラっとする。
そこは、実話に寄せている気がするが、実話に寄せるのであれは、
実話怪談集を読めばよいのでは、、、と思ってしまう。
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4101014329
No.67:
(5pt)

もやもやとまとわりついてくる〈煙〉の本体に目が行った時、肌が粟立ちましたわ。マジ怖かったっす。

これ、面白かったです。「まずまず怖がらせてもらえたら良いなあ」くらいの気持ちで読んでいったのですが、じわじわと染みてくる怖さがあって、私には「当たりだ!」って思わせてくれる作品でした。

一番面白かったのは、五つの話が最終話「禁忌」によって繋がるところですね。ここまできてようやく、それぞれの話の背後に潜んでいた〝裏筋(うらすじ)〟が立ち上がってくる仕掛けになっている。この裏筋の核となるものはマジ、ヤバいんで、ここでは口チャックしときます。

それと、榊 桔平(さかき きっぺい)というオカルトライターのキャラはなかなか良いなあと、私は気に入りました。この登場人物と、またどこかで出会えると良いのですが‥‥。
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4101014329
No.66:
(4pt)

面白かった

短編集のていで物語が進み、それぞれ真実が上手い具合に隠されていて、最後にそれらを振り返る形で明かされていく所が特によかった。
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No.65:
(4pt)

フレッシュ!

淡々としていて、あからさまに怖がらせようとはしない語り口が上品だと思った。
怪異と直接対決する場面はほとんどなく、犠牲者たちがあっさりと退場していく感じが生々しくてよい。

とくに火事の夢の話、隣人トラブルの話が気味悪くてよかった。
逆に最終話の趣向は、自分はあまり気に入らなかったかな。
うまく各話がつながることによって、むしろ作為的でこわさが減った感じがした。

とはいえ、全体としてとても面白く夢中で読んだし、この作者さんの作品をもっと読みたいと思った。
火のないところに煙は (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:火のないところに煙は (新潮文庫)より
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No.64:
(1pt)

つまらない

読み終わったあと、思わず「おもんな」って声に出ちゃいました。電車なのに。
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4101014329

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