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(短編集)
火のないところに煙は
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火のないところに煙はの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 1~20 1/4ページ
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| いわゆるフェイクドキュメンタリーで、小野不由美さんの『残穢』系統の秀作です。 短編集なのですが、どれも単なる怪談話ではなく、後半で「あれあれ?おかしいぞ?」と謎解きミステリーパートが入るのがなかなか面白く、それが最終話でさらに収束するなど、構造として見事です。 そしてなにより文章が上手く、特に人の嫌らしさや怖さの描写が秀逸です。 ですが、惜しむらくはホラー的に読者を怖がらせようとする描写が、「あの方亡くなったそうです」「…え?」の連発だったのが少し引っかかりました。もう少しバリエーションがあればもっと怖かったなぁと思います。 | ||||
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| ホラーとミステリーが上手く融合しています この小説で語られている 怪異の正体がそこらに居そうで モンスターや心霊より怖い | ||||
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| モキュメンタリー・タッチで描かれる、ホラー連作短編集。6話中の5話は実際に「小説新潮」に掲載されたものらしく、それぞれ独立した物語として成立しているが、書下ろしの第6話によって各話に新たな意味が生まれるというつくり。この辺りはとてもミステリ的で驚かされる。巻末の「書評」を含め、現実と虚構が入り混じる不思議な感覚を味わうことができる好作品である。 | ||||
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| 短編集を一つの物語として、読ませる仕組みがリズミカルで読みやすく、そして現実とフィクションの境目が曖昧な点が、新鮮な気味の悪さを感じさせた。 | ||||
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| とても珍しい、サッパリ系の怪談&推理フェイクドキュメンタリー。 設定がおどろおどろしくなくて、怪談部分もしつこくなくて、いい。 話題も、彼との結婚を占い師に観てもらったら乙!…とか、新居に越したら隣のオバさんが乙!…とかで、なんかあるある感からの、あれ?これ、ヒト怖系?や?怪談だ、ってなるの、いいですね。 関連なさげでありそうな伏線が散りばめられてて、拾うのが楽しいです。 欲を言えば、語り手にもうちょい前に出てきて自己紹介してもらった方が分かりやすいカモ。 | ||||
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| 怪談はあまり好きではなかった。「こんな怪異がありました。」というエピソードを集めた本が多くストーリー性がない本が多い。(あまり怪談を読んでいないので偏見かもしれませんが。) 本書は怪談としての論理を超えた恐怖と短編全体を通してのミステリー要素をもったストーリー性があり愉しく読むことができた。 また読み終わった後に恐怖映画を見た後のようなざわったした感覚が残った。 | ||||
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| ノンフィクションなのか、そうでないのか読んでいるうちに混濁してくる。読了間際には、完全に信じ切っていたように思う。最後まで読んで、ようやく作者の意図に気づいた。とても恐ろしい一冊だと思う。 | ||||
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| 夜中に読んではいけない、怖すぎて。 昼間に読んでも怖かったけど… 最後までちゃんと読めばわかる伏線いっぱいある。ゾワっとする。 | ||||
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| 最初の段階でこの話がいきつくところがどこなのかはわかりきっていた。わかりきっていたが故に、読んでいる最中の感想は「アタリ9割、ハズレ1割」だと思っていたのに、最終章に至って物凄く興奮させられたし、怪談としての質もいい。おそらく、ミステリとしての質が高いからのようにも思う。 この手のフェイクドキュメンタリー形式のホラー小説は、語り手が怪異に完全に取り込まれて終わるのがセオリーであり、それこそがクソだと思っているけれど、俯瞰して見ればやはりよくある終わりとはいえ、解説を読んで連載当時からの仕込みといい、個人的には絶賛したい。 『近畿地方のとある場所について』をこれを読む少し前に読んだが、創作もしても怪異としても質の低いあれのお陰で、フェイクドキュメンタリー形式のホラー小説とは所詮この程度のものかという忌避感を植えつけられたのが払拭された気がする。 | ||||
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| 初めての芦沢央作品。「ミステリーじゃなくて怪談小説を買ったっけ?」と思いつつ読み進めていくと、一編毎にミステリー要素あり、全編合わせたミステリー要素もあり、ジャンル、読ませ方が新鮮で楽しめました。 | ||||
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| 竹内結子→残穢→変な絵→ 近畿地方のある場所について…という流れで最近フェイクドキュメンタリーにはまり、この本に辿り着きました。作者の筆力か、想像力を掻き立てられ、ゾクってさせられる短編集でした。 | ||||
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| 芦沢央さんの本は殆んど読んでいて 単行本で本棚に残した本。 クレーンゲームで射幸心を煽られては 後悔しても止められない低収入旦那。 友人が連れてきた、ナゼか態度も体も デカい『自称霊能者』青年。 子供に起こった事は、自分が一番の 理解をしてるつもりで解決は出来ず 他力本願な上に非常識な母親。 すごくリアルな人物たちに降りかかる 超自然…と起こり得るトラブル、 一話ずつが怖い上に『実在する』と 思わせる人達が話にリアリティーを 持たせていて、スゴく面白いです。 話のテイストが違う所・名推理を してくれる人物・分からない恐怖が その辺にいそうな人物をワードに 意味が分かった時…。 ハマりそうな方は単行本がお薦めです 虫メガネを片手に是非。 | ||||
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| 「悪いものが、来ませんように」で、芦沢先生の小説を初めて読み、面白かったのでこの小説も気になり読んでみました。 結果、大正解! どの話も面白くて非常に惹き込まれて一気読みでした。 他の方のレビューを拝見してフィクションドキュメンタリーと分かっていながら読みつつも、一つ一つの体験談がものすごくリアルに感じられ、このあとどうなっちゃうのとハラハラドキドキしっぱなしでした。 全6話と言わず、もっと読みたいなぁ。 ホラー好きは読んで損なしです。 ツッコミポイントとしては 家で悪夢にうなされる女性は、家を売却するまでの間 ホテル生活とかに切り替えたらよかったのにと 思いましたw | ||||
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| 近年の薄っぺらい、胡散臭い怪談本とちがい、本書は、ノンフィクション本の怪談本だ。 最初から、あとがきまで、真の恐怖を味わった。 。 | ||||
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| 読後の衝撃は、フェイクドキュメンタリーの傑作シリーズ「放送禁止」に似ている。実在の小説新潮に、神楽坂を舞台にした怪談を依頼された<私=芦沢央>が体験した怪異を書くわけだが、それが月替わり掲載の短編なのに奇妙な連係を成している。鈴木光司の小説「リング」に近いかもしれない。「火のないところに煙は」はフェイクドキュメンタリーの怪談だと思うのだが、それがいつしか実話ではないのか、という疑惑すら生まれる。芦沢央が女性作家であることは読み終わってから知った。これもまた迂闊だった。 | ||||
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| ホラー小説・ミステリー小説が好きな私の中でかなり上位に食い込む作品。 じっくりと練られたフェイクドキュメンタリーだった。 小野不由美の「残穢」と同じ系統なので、あれが好きな人には刺さる。 | ||||
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| 著書を2作ほど読んでいてミステリー作家だと思っていたのでビックリしました。 普段ミステリを書いているだけあって、 ミステリーのテクニックを取り入れたホラー作品となっています。 これまでに読んだ3冊の中で1番好みでした。 もしかすると長編よりも短編のほうがうまいタイプなのかもしれません。 | ||||
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| 【注意】物語の展開と結末を予測できるネタバレを含みます。 本作品は所謂、「意味がわかると怖い話」です。 普通に読め進めれば不可解な出来事は気のせいであったと片づけられるのですが、最後になって起きた出来事や交わした会話は違う意味を持っていたと分かります。 ただ、各話に目新しい表現はなく「意味がわかると怖い話」をいくつか聞いたことがある人にとっては「なるほどね」程度が感想だと思います。 こういった話を5つ、オムニバス形式で語られるのですが、 最終話にて断片的に語れる話には全て共通点があることが分かります。 つまり、意味がわかると怖いという体験を2度得ることができます。 黒幕なる人物が浮き彫りになるのですが、あくまでも主人公による推測で終わるため本当かどうかは読者次第という締めとなります。 結末がハッキリとしないためモヤっとした感じで消化不良に感じる派と、考察しがいがあると楽しめる派に分かれそうです。 レビューを書く前は☆2にしようと思っていました。 ・登場人物の性格や行動が不自然 登場人物のほぼ全員が自分のことばかりで自分主体で動きすぎている。彼等は理性を持っていない。 その結果、作者都合で作られたキャラクターであると強く感じる。 ・各話自体の怖さは有名な意味がわかると怖い話に劣る。 不自然な登場人物、良レビューによって本作品へのハードルが上がっていたわりにインパクトが欠けていたことが理由です。 しかし、映像作品にした時に面白そうなので☆4。 | ||||
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| 本当なのかな?完全なフィクションなのかな?それとも嘘とホントが混ざってるのかな? 想像が楽しい柔らかめのホラーでした。超恐怖描写はないけれど読み進めるうちにだんだん強さが増していくような。 とても読みやすく面白かったです。 | ||||
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| 第一話「染み」から引き込まれて、一気読みしました。 リアルドキュメンタリーであるかのような臨場感やありえないとも限らない怪異の数々に痺れました。 著者の作品をもっと読みたいと思わせてくれます。 | ||||
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