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未来
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未来の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全127件 121~127 7/7ページ
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未来という明るいタイトルに惹かれ購入しましたが、ずっとDVやら性的虐待の話であり、最後に苦し紛れな感じで未来があるという締めくくり…。主人公の母親もどうなったのか…。 | ||||
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序盤は多少、読みのノリが悪かった。今は「撒いてる」んだろうから、とりあえずインプットしなきゃ、的に。 書きおろしだし、この厚みから、推測するに、じっくりやってくんだろうな。と 徐々に加速。結局一気読みとなった 陰の事情にまみれ過ぎてて、少々胸焼けしないでもないが、「あー!勿体ない!」のオンパレードに割と真面目に憤ってしまってる訳で。 賢かったり、善良だったり、真摯だったり、賢明だったり、美しかったりする人物が「損われる」と、真っ先に「勿体ない」が出てくる自分は情緒的におかしいのかも知れない ラストが今一つピンと来なかったんだが、暫く気持ち悪そうだ…。こういうのを「堪能した」というんだろう | ||||
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デビュー作から全ての本を拝読していましたが、原点回帰というよりも、「告白」の衝撃(感動)を越えるために、安易に虐待やDVなどが「これでもか」と続き、非常に嫌な気持ちになりました。いわゆる「イヤミス」という分野の草分けであり、その後たくさんの作家の良質な作品がでましたが、この作品はまったく共感できませんでした。ラストのあれだけで「未来」=希望がもてるとはとうてい思えず。 | ||||
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表紙のかっこよさにまず作者の気合いを感じました。 告白というデビュー作はあまりにも衝撃的でしたが、それ以降もずっと一定以上のレベルのエンタメを 定期的に長期的に発表されてきた持力はさすがです。 そして、だんだんと人と人とのつながりの暖かさみたいなものを取り入れた作風に変わってきていた感じがしました。 それが私にとっては不満でした。 角田光代さんとあまり区別がつかなくなってきたからです。 ですがこの作品は原点回帰をしたような感じがしました。 若さゆえの勢いもなければ書けなかったであろう告白に比べたら、随分と練り上げられ構成され考えて出されているこの作品 ですが、それ故に最初の頃にあった勢い、これでもかっていうくらいの人の嫌な気持ちと それを持つ同じ人の側面の違った思いなど 直球ではないなという印象を受けました。 でもエンタメとしては十分面白いです。 未来の自分からきた手紙というネタですと、最近では漫画のオレンジという作品を思い出します。 映画にもなったオレンジは青春物語で、嫌な人は出てこず、まあ少女向けのきれいな世界であったのですが この作品はさすが大人の小説なだけあり、人間の多面性を掘り下げている部分が多いです。 そういったイヤミス部分も多分にありつつ、過去と現在の時間軸を混在させて読ませるミスリード部分や 人の温かさに触れる部分、いろんな人の視点を変えた物語部分 これまで趣向をこらして書いてこられた工夫がすべて入っているといってもいいと思いました。 嫌な人や感情がてんこもりで出てくるけど、読んでいる間ずっとやめられないくらい夢中になるのは やはりエンタメとして優れていると思います。 朝井リョウさんも人の嫌な部分、隠したい痛い部分をちくちくと刺してくる作風ですが それよりももっと湊さんはエンタメに振っていて、激しい感情の波を作る方だと思います。 面白かったです。 | ||||
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今、じっくりとかみしめながら拝読させていただいております。 展開がとても楽しみです。 | ||||
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謎のリングが徐々につながっていくプロット立てはさすがに手だれの領域。しかし、まるでお約束事のように虐め、DV、父娘相姦、親殺し、自殺、AV出演強要などのネガティブなガジェットがこれでもかと続きます。ここから明るい、望ましい未来を感じろとおっしゃるのでしょうか。ここへきてデビュー時のようなイヤミス作家への原点回帰を図られたのでしょうか。個人的には『望郷』『豆の上で眠る』が好きなのですが、ああいうテイストの作品にはもうお目にかかれないのでしょうか。 | ||||
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内容はさておき、文章が、言葉の使われ方が、従来の湊かなえ先生の記載方法とは異なっていたことにショックを受けた。私は「望郷」の頃から湊先生の作品を読んでいるファンの一人だが、あの単語の表記の変貌ぶりは衝撃的だった。けれども、読み進めているうちに、変わってしまったように見えたのは、中学生までの主人公が書いていた手紙の箇所、つまり、登場人物である少女の文章としてであり、その他の章、こちらは作者として書いた文章は、今までの湊先生の表記になっていたことが分かり、やっぱり、と、安心した。(読み終えた今でも衝撃はおさまらないが) 湊先生は、章子の手紙を通して、ご自身の過去の言葉の表記を反映したのではないか(内容ではなく表記のこと)?それを象徴するのが、主人公の手紙に登場する、父親が残した「僕たちの子どもへ」というタイトルだ。 登場人物をつなげる「未来」を、タイトルとしているが、その裏で、湊先生ご自身の過去と今の言葉の表記を対比させ、「未来」としていることが、本作品のポイントとなるのではないだろうか? | ||||
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