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(短編集)
13・67
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13・67の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 21~40 2/4ページ
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| 香港作家のミステリである。中国系作家の純粋なエンタメは読む機会が少ないので、ありがたい翻訳だ。 2013年から1967年までの香港で起こった事件を伝説の名探偵クワンが解明する。 時代を遡る六つのショートストーリーは、いずれもプロットが凝りに凝っていて、二重三重の謎解きが味わえる。 『黒と白のあいだの真実』2013年、大富豪が殺された。 単純な強盗事件と思われたが、精査の結果は内部の犯行あることを示している。 「天眼」と呼ばれた名警部クワンの出馬を願いたいが、彼は肝性昏睡で死の床についているのだ。 愛弟子のロー警部は、脳波によってクワンの意見を確かめながら、犯人を追い詰める。 いきなり度肝を抜かれた。昏睡探偵なんて前代未聞だ。謎が明かされていく緊迫感は手に汗握るものがある。 『任侠のジレンマ』2003年、裏社会を牛耳るマフィアのボスには、誰も手が出せない。 ローは引退して顧問となったクワンの助言を得て、この難題に取り組む。 いわゆる本格謎解きと反社会勢力は、相性が悪い。人を殺してチンピラを自首させる連中に、謎もくそもないからだ。本作ではアイドル歌手殺害の謎解きで見事に両立させている。闇に潜むボスを引きずり出す論理に唸らされた。 『クワンのいちばん長い日』1997年、クワンは返還を一か月後に控えて退職が決まっている。 最後の一日に、にぎわう露店街にビルの上から硫酸を振りまくという凶悪事件と対峙する。 テーマは古典的なトリックなのだが、途中までまったくそれと気づかなかった。 『テミスの天秤』1989年、雑居ビルに潜む凶悪犯と警官が撃ち合いになった。 犯人は全員射殺したが、一般市民に大量の犠牲者が出てしまった。 同時期に流行していたチョウ・ユンファの映画を思わせるようなバイオレンス篇である。 これこそ名探偵の出番がないような話だが、実はとてつもない謎が隠されていた。 『借りた場所に』1977年、廉政公署主任ヒル(イギリス人)の一人息子が誘拐された。 誘拐サスペンスのスリルに加えて、謎解きの醍醐味も味わえる。 『借りた時間に』1967年、香港は反英暴動の嵐が吹き荒れていた。 「私」は顔なじみの警官アチャと共に仕掛けられた爆弾の行方を追う。普通の事件とは一味違った対テロ捜査ものだ。それに加えて語り手と相棒は誰なのか?と興味をそそられる。最後はかなり驚かされた。 時系列を追うのではなく、歴史を逆行していくのがユニークだ。時代を感じさせるには、このほうが効果的だろう。 作者は「エピソードは本格派で、全体として社会派推理としたかった」と述べている。意図は完全に成功している。 カイタック空港の時代から香港は大好きだったので、地名や街の雰囲気がとても懐かしく、 ミステリと香港近代史で二回美味しかった。 | ||||
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| 評価が高いので読んでみました。面白いと言えば面白いから 損をしたとは思わないが最初の章は評価しない。ばかばかしいと思った。後半の章はだんだん面白くなるが 年代をさかのぼるのは 特別の仕組みかどうか知らないが 普通の順番の方が ずっと読みやすい。これでHKの歴史が知りたいと思う方には さほどお勧めしない。観光案内の一助といわれてもねぇ。 | ||||
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| 久しぶりにページを捲る手が止まらない小説に出会った。最初から最後の一文まで、読み終わった後の余韻まで素晴らしく良かった。読めて良かった。 ただ、訳者の方が後書きで「翻訳の結果としての日本語」を書いたと記していたが、それが本当に残念だった。「大圏」くらいわかるので造語を使わず注釈付きでそのまま書いてほしかった。どこまで原文通りなのか全て疑いの目で見てしまう。訳者に不信感を抱いたのと、ところどころ言葉の訳し方も不思議だったので☆は4。 | ||||
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| すごく良くできている。登場人物もとても魅力的。香港の歴史と共に読ませる構成もいい。 | ||||
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| 香港を舞台にした刑事クアンの物語。連作短編集のような構成であるが、時間軸を現在から過去に遡って物語が展開する。なので、最初の作品はクアンが死にかけているところから始まる。そして最後は駆け出しのクアンまでさかのぼる。 短編それぞれをとっても、いわゆる本格と呼ばれるもので、自分好みである。それだけでも楽しいが、香港が英国領から中国に返還される時代背景で、大きく変わる香港を描きながら、人間の関係を作品の横軸を貫いて描かれる。ひとつの長編作品としても楽しめた。 本格ミステリでありながら、本格を超えようとした著者のチャレンジが成功しているように思う。推理からアクションまで、人を楽しませる要素が満載で、心から楽しめた。 | ||||
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| 時系列を逆に遡る形で話は進むが、当時の香港の文化や社会が垣間見えてとても面白い。読み終えるのが寂しくなったのは馳星周の「不夜城」以来だ。 | ||||
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| 本作品は、2014年に発表されたもので、著者の本国、中国はもとより、多くの国々で評判を呼び、日本では、2017年に刊行されました。 実際、その年末の様々なベスト・ミステリのランキングで1位を含めた上位にランキングされています。 私も、この評判の高さは知っていたのですが、中国産ミステリというものに、どこか抵抗があって、読むのをためらっていました。 しかし、読んでみると、そのハイレベルな内容に驚嘆しています。 本作品は、香港を舞台とし、クワンという香港警察の警察官であり、名探偵と呼ぶにふさわしい推理力抜群の人物を主人公とした、連作ミステリで、次の6編が収録されています。 1. 黒と白のあいだの真実(2013年) 2. 任侠のジレンマ(2003年) 3. クワンのいちばん長い日(1997年) 4. テミスの天秤(1989年) 5. 借りた場所に(1977年) 6. 借りた時間に(1967年) ()は、私が追記したもので、その作品の時代設定の年を表しています。 つまり、本作品は、時間を遡っていく形式を採った作品集なのです。 著者が、「あとがき」で述べていることですが、本作品は、マクロ的には、社会派ミステリ、ミクロ的には、本格派ミステリ、という性格のものとなっています。 まず、「社会派」の部分ですが、上記()内の年は、いずれも、香港にとって、何らかの重要な出来事のあった年で、香港の社会的背景をベースに物語が展開しています。 題名の「13・67」は、2013年から1967年の間の香港の歴史を辿っているという意味合いで付けられているのです。 そして、「本格派」の部分ですが、個々の作品は、いわゆる探偵による名推理で、事件が解決していく、という本格ミステリの王道をいくものに仕上がっています。 ただ、事件発生→探偵の登場・捜査→探偵の推理による解決、という流れに固執はしておらず、物語展開に工夫を凝らしているところが、読者を飽きさせない構造となっています。 私は、こうした短編集のような作品の場合、オススメの作品をピックアップしてお伝えすることが多いのですが、今回は、それができませんでした。 どれも、甲乙つけがたいのです。 それも、どの作品も水準を遙かに超えるレベルの作品、ということで良い意味で、甲乙つけることができません。 いずれの作品も、クワンの推理力には目を見張るものがあります。 しかも、二転三転するプロットの果てに、緻密に張られた伏線が強烈なインパクトを与える意外な真相が待ち構えているという、密度の高い作品群です。 日本で評判をとって1年以上経っているので、絶賛のレビューを書いても、何をいまさら、の感想を持たれるかもしれません。 しかし、今さらでもいいから、私は本作品を皆様にオススメしたいと思います。 何十年もミステリ小説を読んできた中で、本作品は忘れることのない一作となるに違いないでしょうから。 | ||||
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| 本格的推理だけでなく、年代ごとの香港の社会情勢、街並みの描写も楽しめました。 | ||||
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| これは大傑作。 「天眼」と呼ばれる推理の名手で、定年後も嘱託で香港警察に残って後進の指導にあたるクワンが主人公。ここに、クワンを師と仰ぐローがからむ。 クワン最後の事件となる2013年から始まり、六つの短編が、クワンが最初に活躍する1967年まで時間を遡っていくという構成。 常人では見落としてしまうようなわずかな手掛かりから真相にたどり着くクワンの推理力は、神がかり的だ。また、決してきれいごとだけでなく、「市民の安全が第一」という信念のもと、ときに非合法的な捜査も厭わぬというダーティさも持ち合わせている。 一つ一つの短編だけでも、トリックあり、バイオレンスあり、絡み合った人間模様ありで十分な読み応えがあるが、すべてをつなげると、中国返還を挟んだ約50年間の香港裏面史ともなっている。 最終編の最後の仕掛けには、アッと声をあげることだろう。 | ||||
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| 翻訳本はあまり手に取りませんが、本屋大賞でも非常に評価が高かったので購読。 みなさんもおっしゃっておられますが、はじめはなんだか説明がくどく、辛気くさいなぁという感じだったのが、読み進めていくうちに止まらなくなり、最後は「????????」とはじめから読み直したくなってしまう。というか、もう一度完全に内容を忘れたころに戻って、新鮮な気持ちで読んでみたい! 海外の事情に詳しくなく、香港にも興味がなかったというか、いってみたこともないので少し残念です。警察小説が好きな方にとっては、骨太で読み応えのある1冊、いえ読んでいただきたい1冊です。 | ||||
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| 誰もが納得の骨太の海外ミステリーです。こういうのを読むと、日本のミステリーってまだまだだなーと思う。しかし海外ミステリーだって駄作はあるだろうし、翻訳される過程でレベルが高いものだけが厳選されているのだろうか? | ||||
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| 東野圭吾好きならきっとハマる推理小説。 香港の街を駆け巡って事件を解決するスピード感ある話です。 | ||||
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| 面白かった。多少説明がくどい感じは否めないですが。 | ||||
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| 圧倒的に面白い。この年度の最高傑作だと思う。単なるミステリだけではない凄みを感じる。 | ||||
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| これほどの作家を今まで知らなかったことを後悔する。 香港については、ほとんど知識がない自分でも、十分楽しんで読むことができた。登場人物がとても魅力的で、できれば、番外編とかがあればすぐにでも読みたい、と思った。 間違いなく、ここ数年でのベスト1 | ||||
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| 良い小説だと思うが、ここまで持ち上げられるほどではないと思います。 著者の最新作でもありません。2014年の作品で、割と古いです。 | ||||
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| 翻訳が日本の刑事物の表現をしてくれるともっと面白いと思います。途中で飽きてBookOffに売りました(ネットのブックオフだと無料で引取だし3割以上高く売れる!。) | ||||
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| 2013年、2003年、1997年、1989年、1977年、1967年と時代を遡っていくミステリー。 ミステリーとしては過度にすら感じるくらいのロジカルさと、アジアを舞台にしたヒューマンドラマの泥臭さというか、韓国映画などにも通じるような"痛み"を感じるくらいのリアリティとのアンバランスさが絶妙。 著者のあとがきにあるように「本格ミステリ」と「社会派ミステリ」とをブレンドした作品で、"香港"という場所の特異な歴史を縦軸に、類似作品の見つからない圧倒的なオリジナリティを生み出している。 とくに"社会派ミステリー"としての部分は本当に読み応えがあり、「正義とは何か?」という問いに対し、香港の歴史があってこそ導き出される登場人物たちの行動に惹かれるものは多かった。 政治に波乱はありつつも、すでにどっぷりと"先進国"になってしまった僕らの国では味わえない「正義のゆらぎ」。日本国内でも昭和史を扱う作品に感じるような、"今時分が平和だからこそ言える「この時代を経験してみたい」と思わせるほどの熱"のこもった作品だった。 一方で、"本格ミステリ"の部分にはちょっと物足りなさを感じた。 各章はちょっと出来過ぎなくらいの着地点が毎回用意されていて、それはそれで気持ちいいんだけど、あまりにも出来過ぎでちょっとコミカルにすら感じられるほど。社会派部分の濃度が強すぎるからこそのバランスかもしれないけれど、もう少しリアリティ路線でもよかったんじゃないかと思った。 あと、時代が少しづつ遡っていく短編集ということで、全体を通した大きな流れというか、"最後まで読んでこそわかる第1章で描かれたものの意味"があるんだけど、ここに"本格ミステリ"としての仕掛けがもう1つ欲しかったというか。。 最後まで読んだことで最初のエピソードにつながる"円環"があることはあるんだけど、「ああ、そっちからのつながりか…」という感想。 構成上、"「ミステリー」としての円環"をも期待してしまうので、ちょっと"拍子抜け"に感じてしまった。 | ||||
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| ミステリの傑作。ともかく読んでください。別にこの作者の親戚ではありませんがね。 | ||||
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| 香港の警察小説。短編の連作だか、一章から年代が遡っていく構成で、目新しかった。 事件の背景である、香港の歴史がわかりやすく頭に入ってくる。 | ||||
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