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(アンソロジー)
7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー
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7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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同世代なので頑張ってほしい気もするが、御大の島田荘司が当初のド本格から手を変え品を変え何とか頑張って円熟味を増しているのに対し、相変わらず登場人物に血の通っていない愛弟子たちはどうなんだろう。読者としては、懐古趣味と楽屋落ちに付き合わされるのもかなり辛い。 今や本格も古の恐竜と化し、私などはクリスティやカーの再再読に浸って満足している今日この頃、ジャンルは違えど、恩田陸や伊坂幸太郎はまだまだ読みごたえがあるが(特に恩田陸は彼らと同世代)、新本格の人たちのこのありさまはちょっと残念でならない。 かといって、「倍返し」の本もなんか違うなあ(こちらの著者も同世代)と思うと、日本のミステリは読む気になれない。その点、同じ現代本格でも、アンソニー・ホロヴィッツは、ドラマ脚本で鍛えているだけあって、人物に血が通っていて、比較すると流石と思う(カササギはあまり好きではないが)。 | ||||
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ノベルズ版と文庫版の両方を購入しましたが...持ち運びは文庫版の方が便利なので。 短編と割りきりつつももう一つな内容。 全てに名探偵が登場する訳でもなく、犯人に近い側からの物語も。 綾辻氏に至っては、謎解きですら無い様な内容ですし。 深泥丘奇談風の... 七人のミステリ作家によるそれぞれの物語と言った感じ。 お馴染みの...から、今回だけのだったり。 不完全燃焼。 タイトルが悪かったのか? | ||||
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ノベルス版と文庫版の両方を購入しましたが...持ち運びは文庫版の方が便利なので。 短編と割りきりつつももう一つな内容。 全てに名探偵が登場する訳でもなく、犯人に近い側からの物語も。 綾辻氏に至っては、謎解きですら無い様な内容ですし。 深泥丘奇談風の... 七人のミステリ作家によるそれぞれの物語と言った感じ。 お馴染みの...から、今回だけのだったり。 不完全燃焼。 タイトルが悪かったのか? | ||||
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正直、この7人に興味がある「以上」の読者でないとついていけない。マニアなら喜べる部分がたくさんある。 名探偵という名称はやめてほしかった。探偵小説とは思えない短編もあるからだ。いっそのことエッセイ集のような体裁ならもっと評価は変わっていただろうし、当の7人(とくに綾辻行人)も気が楽だったろう。 綾辻行人の短編については、ある意味、同情する。この人は本格バリバリの人ではなく、ちょっとその枠から外れたミステリや幻想譚を書いてきた人だから。「デビュー以来、短編ミステリが苦手で、いままで刊行したのは変化球そろいの「どんどん橋、落ちた」のみ。本当は断ろうと思った」としっかり地の文で正直に独白しているので、まあそうなんだろうな、と。そういうことは綾辻行人の熱心なファンでもみんな認めてるでしょ。本格トリックメーカーではないってこと。 だから、綾辻の才能が枯れただの、綾辻の文字も見たくない、ってネットで酷評している人も見かけますが、そこまでこき下ろさなくちゃいけないのかなぁ、と引いてしまうね。 | ||||
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お馴染みの探偵が出てくる短編以外は面白いとは思えなかったです。傑作を書いた大御所揃いなので期待し過ぎたのかもしれません。 他のレビューにもありますが、特に綾辻行人の短編は本格推理小説と呼べるかどうかも怪しいです。 | ||||
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<新本格ミステリ>30周年記念と銘打って、麻耶雄嵩氏、山口雅也氏、我孫子武丸氏、有栖川有栖氏、法月綸太郎氏、歌野晶午氏及び綾辻行人氏という7名の有名作家が、「名探偵」、をテーマとして競作したアンソロジー。しかしながら、<新本格>を標榜する諸作家の愚かさを露呈した駄作揃いという皮肉な結果となってしまっている。 麻耶氏の短編は、舞台設定こそ凝ってはいるものの、ミステリ的には稚拙で読むに耐え難い。山口氏の短編は、「饅頭怖い」の落語中の物語という事を前提に(フェル博士を引き合いに出している。「三つの棺」参照)落語風のオチを付けているが、単にそれだけという寂しいもの。我孫子氏の短編は、本物のAIとそれを創るためのAI技術との区別も付いていない人間が書いた戯言という噴飯物。中編と言って良い分量の有栖川氏の作品は、長いだけで、舞台となる村の人間模様を平々凡々に綴っただけの雑文レベルのもの。法月氏の短編は、最初は魅力的な設定だと思ったが、結局、人間心理を無視した無茶な設定で、屋上屋を重ねた机上の空論が虚しい。歌野氏の短編は、オタク趣味と幼さとが充満した論外の愚作。掉尾の綾辻氏の短編は、(30周年記念を意識しているのだろうが)仲間内の思い出話(他の6名の作家が全員登場する)だけで、老醜だけを感じた。 以下に挙げるのは長編だが、麻耶氏「夏と冬の奏鳴曲」、山口氏「生ける屍の死」、我孫子氏「殺戮にいたる病」の様なインパクト・奇想を期待した私が愚かだったと自省している。最近、泡坂妻夫氏の「迷蝶の島」や「ヨギ ガンジーの妖術」が復刻され、その面白さに感心したが、<新本格>がそこからどれだけ進化したのか怪しいと思わせるに充分な愚昧なアンソロジーだと思った。 | ||||
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そこまで期待しないほうがいいかな。 名探偵って書いてあるから推理系を想像したけど全然関係ないし。 | ||||
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新本格ミステリのオリジナル7人作家による新本格30周年の記念アンソロジーだ。 豪華な顔ぶれだが、本来なら麻耶 雄嵩は新本格第二世代なので、新本格作家のオリジナル7人という事なら斎藤肇(講談社ノベルスが綾辻の次に新本格作家としてデビューさせたのがこの人である)が入るはずなのだが、今さら斎藤肇と言われても覚えている人もないので知名度的に麻耶になっているのは仕方ないか。 しかし新本格30周年記念でテーマが名探偵とくれば各作家がデビュー時に用いていた探偵キャラを登場させるべきだが、結局有栖川と麻耶と法月の3人だけがお馴染みのキャラを登場させただけである。 山口ならキッドピストルズ、歌野は信濃譲二、我孫子なら速見3兄弟、綾辻なら島田潔が登場しないのは何ともガッカリである。 しかも山口は最近の著作でやっている落語ミステリーに、我孫子と歌野はミステリーではなくてSFなのだが、設定が肝のSF短編で我孫子と歌野の設定と落ちが丸被りという何とも気まずい事になっている・・・・。 綾辻はもう本格推理は書けなくなっていることを吐露したようなエッセイ風のただの楽屋落ちになっている。 結局、このアンソロジーに相応しい趣向をもってきたのは3人だけという何とも微妙な事になっており、これは編集者がきちんとコントロールしてなかったのではないかと感じる。 まあ、短編集としてはそこそこ面白いが、せっかくこの企画なのだから、ちょっと勿体ない気がする。 | ||||
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新本格派好きには満足できる一冊です。 また、それぞれ存分に作者らしさが出ているので、ミステリを読み始めたばかりの人には好きな作家探しとしてもオススメします。 こんな豪華なメンバーが揃った本が、こんな値段で買えてしまっていいんでしょうか…安い! ちなみに私は特にメルカトル鮎ファンなのですが、長年待った甲斐のある作品でした。 | ||||
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こんなに豪華メンバーで期待値が高すぎたのでしょうか。 でも、最後の綾辻さん以外は全て面白く読めました。 最後の綾辻さんのお話は、特に面白くないということはないのだけれど、正直、こういうのとは違うものを求めてはいました。 短編が書けないのならやめればよかったのに…。まるでエッセイのような感じで、彼の日常と昔話の中で、麻耶さんを嘘つきみたいに書いているのはちょっと嫌でした。 | ||||
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好きな作家さんばかりでとてもワクワクして読み進め、歌野晶午さんの作品で最高潮まで達した面白さが綾辻さんの作品で霧散しました。残念すぎます。 新本格記念の最後がこれ…?名探偵はどこ??と、そもそものテーマをぶち壊しています。 こんなものを最後に持ってきて恥ずかしくないのでしょうか。読み手を馬鹿にしている印象でした。 これがなければ★5でした。この1作品だけで-★3です。 | ||||
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本格ミステリ新規ですが、綾辻さんの館シリーズにハマって他のミステリ作品も読みたいなーと思っていたので、こういったオムニバスは自分に合いそうな作家探しとしてかなり役に立ちました。 どの作品もそれぞれの作家さんの個性が出ていて面白いです。個人的に気になったのが有栖川有栖さんと法月倫太郎さんだったのですが、最初に手をつけた綾辻さんを含めると見事に全員京都由来の先生ばかり笑。 本格ミステリ30周年企画の本の内容にしてはインパクトはやや弱めでしたが、豪華な顔ぶれを揃えただけでも価値があるんだろうなーと思いました。ミステリ初心者にこそおすすめしたい一冊です。 | ||||
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コッテコテのミステリマニアや、各作家への愛も各作家が描くキャラクターへの愛もあるファンのであればとてもおもしろく感じることでしょう。 ただマニアというほどではないミステリファンや、有名作家の短編アンソロジーということに魅力を感じて読んでみたという人などにとっては微妙なのでは。 自分は各作家1〜3冊は読んだことがあるがマニアというほどではない、レベルの人間です。なのでそこまで楽しめませんでした。 他の方も言っていますが特に綾辻行人がひどい。 他作家はまだ楽しめるレベルですが、綾辻行人は完全にファン向けのエッセイ。短編で探偵小説が書けなかったのかな?と思われても仕方がない。 法月綸太郎・我孫子武丸あたりはオチもトリックもしっかりしていて十分楽しめました。1か2にしたかった星を3つつけたのはこの2人に対しての評価といってもいいです。 30周年記念としてマニアに向けての愛のある本を出した、と捉えることもできますが、それならばマニア向けということをいっそ前面に押し出したほうが、清々しいしウケもよかったのでは。 | ||||
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それぞれの作家さんの個性が出てて、飽きずに面白かったけれど、テーマがバラバラで一つ一つの話にのめりこめなかった。 | ||||
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かつて新本格派の旗手として一世を風靡した大先生達も年には勝てず、才能がすっかり枯渇してしまった。 そうした人たちの書いた話を集めても内容がスカスカで、時間と金の無駄でした | ||||
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お金と時間の無駄でした。短編というものを舐めすぎでしょう。ミステリとして成り立っているものは一部の作品だけ。あとはこんな短文ファンクラブの会誌に載ってますよね的な何かです。これで新本格30周年記念とか。期待して読んだ自分が馬鹿でした。長編しか書けないのなら、わざわざ短編を書かなくていいのでは? | ||||
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綾辻行人だけネタが浮かばないからエッセイのような小説を書いた 綾辻行人が真打ちのように順番最後に作品掲載されているが 読む価値ない作品だ 書けないなら載せるべきじゃなかった 綾辻行人以外の作品は、ちゃんとした小説だった | ||||
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新本格ミステリーブームを巻き起こした第一世代の作家7人による書き下ろし作品集。今この7人のミステリーが一冊の本で読めるなんてことは、本作限りのような気がします。 テーマは「本格ミステリー」で「名探偵」だそうですが、麻耶氏、有栖川氏、そして法月氏がしっかりとその期待に応えて頂いてます。短編ながら、メルカトル、火村、綸太郎の名探偵たちの、そのキャラを十分に活かした活躍が楽しめます。 山口氏は落語と魅捨理(ミステリ)との融合で、ロジック炸裂かと思いましたが、ちゃんとオチが用意されていました。偶然にも我孫子氏と歌野氏は題材がややかぶりました。やはりゲームの脚本を書かれたりSNSをストーリーに活用することがその理由かなと考え、作品共々興味深く感じました。 綾辻氏はミステリーではなく、むしろ本書の趣旨外ですが、ファンにとってはワクワクするエピソードです。それがフィクションかどうかは分かりませんが、いつかは作品化して欲しい(もうなっている?)と思いました。 また、漫画家で古書の探偵小説マニアの喜国雅彦氏の各筆者のイラストが抜群に上手く、それぞれ雰囲気を見事にとらえているなと感じました。更に、そのイラストと「名言」が添えられた栞が各筆者ごとにあり、30周年記念の遊び心が満載です。 | ||||
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有栖川有栖と綾辻行人だけ読みたくて購入。 有栖川作品は火村シリーズの王道で良かった。野上さんが火村からアリスに推し変しているように思えた。 トリの綾辻作品はプロによる同人誌みたいで面白かった。奥様も登場するし我孫子先生って本当にこんな人?と笑える描写が。 オチで京大と同志社って凄いんだなぁとミステリとは関係のない読後感が待ってました。 | ||||
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同じ頃に京都で大学生をしていたので(有須川さんの一年後輩になります)最後の綾辻さんのお話が懐かしくも面白かったですね。 | ||||
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