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(アンソロジー)
7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー
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7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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同世代なので頑張ってほしい気もするが、御大の島田荘司が当初のド本格から手を変え品を変え何とか頑張って円熟味を増しているのに対し、相変わらず登場人物に血の通っていない愛弟子たちはどうなんだろう。読者としては、懐古趣味と楽屋落ちに付き合わされるのもかなり辛い。 今や本格も古の恐竜と化し、私などはクリスティやカーの再再読に浸って満足している今日この頃、ジャンルは違えど、恩田陸や伊坂幸太郎はまだまだ読みごたえがあるが(特に恩田陸は彼らと同世代)、新本格の人たちのこのありさまはちょっと残念でならない。 かといって、「倍返し」の本もなんか違うなあ(こちらの著者も同世代)と思うと、日本のミステリは読む気になれない。その点、同じ現代本格でも、アンソニー・ホロヴィッツは、ドラマ脚本で鍛えているだけあって、人物に血が通っていて、比較すると流石と思う(カササギはあまり好きではないが)。 | ||||
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<新本格ミステリ>30周年記念と銘打って、麻耶雄嵩氏、山口雅也氏、我孫子武丸氏、有栖川有栖氏、法月綸太郎氏、歌野晶午氏及び綾辻行人氏という7名の有名作家が、「名探偵」、をテーマとして競作したアンソロジー。しかしながら、<新本格>を標榜する諸作家の愚かさを露呈した駄作揃いという皮肉な結果となってしまっている。 麻耶氏の短編は、舞台設定こそ凝ってはいるものの、ミステリ的には稚拙で読むに耐え難い。山口氏の短編は、「饅頭怖い」の落語中の物語という事を前提に(フェル博士を引き合いに出している。「三つの棺」参照)落語風のオチを付けているが、単にそれだけという寂しいもの。我孫子氏の短編は、本物のAIとそれを創るためのAI技術との区別も付いていない人間が書いた戯言という噴飯物。中編と言って良い分量の有栖川氏の作品は、長いだけで、舞台となる村の人間模様を平々凡々に綴っただけの雑文レベルのもの。法月氏の短編は、最初は魅力的な設定だと思ったが、結局、人間心理を無視した無茶な設定で、屋上屋を重ねた机上の空論が虚しい。歌野氏の短編は、オタク趣味と幼さとが充満した論外の愚作。掉尾の綾辻氏の短編は、(30周年記念を意識しているのだろうが)仲間内の思い出話(他の6名の作家が全員登場する)だけで、老醜だけを感じた。 以下に挙げるのは長編だが、麻耶氏「夏と冬の奏鳴曲」、山口氏「生ける屍の死」、我孫子氏「殺戮にいたる病」の様なインパクト・奇想を期待した私が愚かだったと自省している。最近、泡坂妻夫氏の「迷蝶の島」や「ヨギ ガンジーの妖術」が復刻され、その面白さに感心したが、<新本格>がそこからどれだけ進化したのか怪しいと思わせるに充分な愚昧なアンソロジーだと思った。 | ||||
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そこまで期待しないほうがいいかな。 名探偵って書いてあるから推理系を想像したけど全然関係ないし。 | ||||
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好きな作家さんばかりでとてもワクワクして読み進め、歌野晶午さんの作品で最高潮まで達した面白さが綾辻さんの作品で霧散しました。残念すぎます。 新本格記念の最後がこれ…?名探偵はどこ??と、そもそものテーマをぶち壊しています。 こんなものを最後に持ってきて恥ずかしくないのでしょうか。読み手を馬鹿にしている印象でした。 これがなければ★5でした。この1作品だけで-★3です。 | ||||
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かつて新本格派の旗手として一世を風靡した大先生達も年には勝てず、才能がすっかり枯渇してしまった。 そうした人たちの書いた話を集めても内容がスカスカで、時間と金の無駄でした | ||||
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お金と時間の無駄でした。短編というものを舐めすぎでしょう。ミステリとして成り立っているものは一部の作品だけ。あとはこんな短文ファンクラブの会誌に載ってますよね的な何かです。これで新本格30周年記念とか。期待して読んだ自分が馬鹿でした。長編しか書けないのなら、わざわざ短編を書かなくていいのでは? | ||||
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綾辻行人だけネタが浮かばないからエッセイのような小説を書いた 綾辻行人が真打ちのように順番最後に作品掲載されているが 読む価値ない作品だ 書けないなら載せるべきじゃなかった 綾辻行人以外の作品は、ちゃんとした小説だった | ||||
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