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(アンソロジー)
7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジー
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7人の名探偵 新本格30周年記念アンソロジーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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正直、この7人に興味がある「以上」の読者でないとついていけない。マニアなら喜べる部分がたくさんある。 名探偵という名称はやめてほしかった。探偵小説とは思えない短編もあるからだ。いっそのことエッセイ集のような体裁ならもっと評価は変わっていただろうし、当の7人(とくに綾辻行人)も気が楽だったろう。 綾辻行人の短編については、ある意味、同情する。この人は本格バリバリの人ではなく、ちょっとその枠から外れたミステリや幻想譚を書いてきた人だから。「デビュー以来、短編ミステリが苦手で、いままで刊行したのは変化球そろいの「どんどん橋、落ちた」のみ。本当は断ろうと思った」としっかり地の文で正直に独白しているので、まあそうなんだろうな、と。そういうことは綾辻行人の熱心なファンでもみんな認めてるでしょ。本格トリックメーカーではないってこと。 だから、綾辻の才能が枯れただの、綾辻の文字も見たくない、ってネットで酷評している人も見かけますが、そこまでこき下ろさなくちゃいけないのかなぁ、と引いてしまうね。 | ||||
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新本格派好きには満足できる一冊です。 また、それぞれ存分に作者らしさが出ているので、ミステリを読み始めたばかりの人には好きな作家探しとしてもオススメします。 こんな豪華なメンバーが揃った本が、こんな値段で買えてしまっていいんでしょうか…安い! ちなみに私は特にメルカトル鮎ファンなのですが、長年待った甲斐のある作品でした。 | ||||
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新本格ミステリーブームを巻き起こした第一世代の作家7人による書き下ろし作品集。今この7人のミステリーが一冊の本で読めるなんてことは、本作限りのような気がします。 テーマは「本格ミステリー」で「名探偵」だそうですが、麻耶氏、有栖川氏、そして法月氏がしっかりとその期待に応えて頂いてます。短編ながら、メルカトル、火村、綸太郎の名探偵たちの、そのキャラを十分に活かした活躍が楽しめます。 山口氏は落語と魅捨理(ミステリ)との融合で、ロジック炸裂かと思いましたが、ちゃんとオチが用意されていました。偶然にも我孫子氏と歌野氏は題材がややかぶりました。やはりゲームの脚本を書かれたりSNSをストーリーに活用することがその理由かなと考え、作品共々興味深く感じました。 綾辻氏はミステリーではなく、むしろ本書の趣旨外ですが、ファンにとってはワクワクするエピソードです。それがフィクションかどうかは分かりませんが、いつかは作品化して欲しい(もうなっている?)と思いました。 また、漫画家で古書の探偵小説マニアの喜国雅彦氏の各筆者のイラストが抜群に上手く、それぞれ雰囲気を見事にとらえているなと感じました。更に、そのイラストと「名言」が添えられた栞が各筆者ごとにあり、30周年記念の遊び心が満載です。 | ||||
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有栖川有栖と綾辻行人だけ読みたくて購入。 有栖川作品は火村シリーズの王道で良かった。野上さんが火村からアリスに推し変しているように思えた。 トリの綾辻作品はプロによる同人誌みたいで面白かった。奥様も登場するし我孫子先生って本当にこんな人?と笑える描写が。 オチで京大と同志社って凄いんだなぁとミステリとは関係のない読後感が待ってました。 | ||||
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同じ頃に京都で大学生をしていたので(有須川さんの一年後輩になります)最後の綾辻さんのお話が懐かしくも面白かったですね。 | ||||
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今をときめく(?)ミステリー作家たちの共演。 7人のうち誰も知らないという人はミステリー好きのもぐりであろう。 7作とも書き下ろしのため読んで損はない。 個人的には密室殺人に傾倒しているため楽しめたのは歌野晶牛氏の作品。 でもやっぱりうまいなぁと思ったのは有栖川有栖氏の作品。 綾辻氏は…うん、マニア向けでしょう(笑) ミステリーが読める幸せをあなたに… | ||||
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水曜日と金曜日が嫌い/麻耶 トリックや全体の落ちなど随所に麻耶らしさの溢れる佳作 毒饅頭怖い/山口雅也 嘘吐き二人を探すという論理パズルは論理パズルに撤し過ぎてるため論理のアクロバットとはいきませんが解明の手順が非常に鮮やか そこからの事件の構図の反転や落語おちもお後がよろしい プロジェクトシャーロック/我孫子武丸 天才少年の見た夢は/歌野晶午 ともに名探偵をテーマにおいたSFものであるが捻りのあるラストに味がある 船長が死んだ夜/有栖川有栖 個人的な本作のベストはこれ 事件現場にあったポスターが剥がされていたということから繰り出される論理のアクロバットが秀逸 あべこべの遺書/法月綸太郎 作中でも触れられてる通り客観的な証拠に乏しいのが残念ではあるが事件の構図のそのものは非常に凝っていて面白い 仮題ぬえの密室/綾辻行人 完全なマニア向けの作品 オチにはニヤっとさせられる 新本格好きには必読の一冊です | ||||
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内容とは直接関連しないが、7人の内、5人が京都にある大学のOB(京都大学出身が4人、同志社大学出身が1人)ということに改めて驚く。 7作それぞれに面白さがあるけど、個人的には有栖川有栖氏の作品が、最も好みに合っている。同氏のファンであることも大きいが、極めてオーソドックスな作品で、普通に楽しめた。 設定で『黒死館殺人事件』を思い出してしまう作品もあれば、星新一テイストと感じる作品もある。上に書いた有栖川氏の作品も「船長」が登場していること、鍵になる証拠などに、『Yの悲劇』の影を感じるのは私だけだろうか。最後に登場する綾辻行人氏の作品は、「新本格ムーブメント前史」的な意味合いもある。 「新本格」の作品を最初に読んだのは、1989年の『殺人方程式』なので、当方は30年には満たないが、それらの作品群との付き合った年月が人生の半分以上になっていることにも改めて感慨を覚える。 | ||||
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法月先生&有栖川先生は短編でも持ち味十分で、それだけでも購入の価値はありました。 ご本人も書かれてましたが綾辻先生は長編のイメージですね。 麻耶先生も俄然長編派。 我孫子&歌野両氏は、先端技術とストーリーが空回りして面白くなかったです。 山口氏は初読でしたがあまり好みではなく・・・ 代わりに西澤保彦、大山誠一郎とかでもよかった気が。 | ||||
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掟破りだけれど、久々に綾辻先生に会いたくて、1番最後から読む。 途中迄、少し寂しい気持ちだったけれど、最後のどんでん返し! やられました。 綾辻&○○○マニアにはたまらない! | ||||
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