■スポンサードリンク
月の満ち欠け
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
月の満ち欠けの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全136件 21~40 2/7ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みたいと思ったとき、直ぐに安価で読むことができる | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画化と言うことで読んでみた。わりとややこしいストーリー展開の割には理解しやすく、読者を置き去りにしない読みやすい内容だった。 ラストはもう少し書き込んで欲しかったが映像化しやすい本という印象。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あまり小説を読みませんが、12月に映画を公開するため読みました。 尊く、儚い、純愛物語でした。 とても良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画公開に先駆けて読みました。 一気に読み上げました。 面白ろかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かつて直木賞を受賞した作品であり、岩波文庫として直木賞受賞作というのが珍しいかなと思い、手に取ってみた。今年の12月に映画化され公開予定の作品である。 「あたしは、月のように死んで、生まれ変わる」瑠璃という女性の不思議な人生とそこに関わる人との物語である。人は、子孫を残し死に、次の世代に命をつなぐか、死んでもまた別な人に生まれ変わりその時代時代の人生を送るかという選択肢の中で前者を選んだのだが、この主人公である女性、瑠璃は月のような生き方をしている。複雑な伏線が絡み合い、時間軸の構造が複雑に描かれているところに作者の小説家としての妙技を感じた。 物語の発端は、7歳の少女とその母と、その少女とかつて同じ人生を送ったという小山内という男との再会から始まる。小山内堅は、かつてその妻梢と瑠璃を交通事故で失ってしまった。瑠璃は二度生まれ変わって、現在の姿にあるという。しかも、小山内と出会った後に生まれ変わった時に出会ったのが三角哲彦であり、哲彦との出会いは彼女が27歳で人妻だったころ、三角は大学生だったころである。その頃の瑠璃は、正木竜之介と結婚生活を送っていたが子どもが生まれずに、二人の間がぎくしゃくしていた。このことも月の満ち欠け、つまり、子孫を残さずに自分が死に、また生き返るということとのつながりを表しているのではないだろうか。やがて、正木は不倫をするようになり、瑠璃はその寂しさの中で三角と出会う。不慮の事故で命を落とし、三角と別れ、やがて、正木の人生も大きく変わり転落していくが、熟年を迎えた正木と、その雇い主の子供として出会うことになる。その後、現在の姿として小山内、三角と出会うことになる。最後は、三角との再会を約束していたことにつながり、三角を探し求めて小学生として会社を訪れ、出会いを果たす。 生まれてくる直前に予知夢として赤ちゃんが母親の夢に出てくるということや、前世を思い出して話をするなどということが研究としてなされていることがあるようで、それをもとに恋愛を絡めた複雑な心の機微を表現した感動作品である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今冬映画にもなる作品です。 素敵な作品で考えさせられるストーリーです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
伊坂幸太郎さんが「基本断っている」という解説を、この本では受けていると知って読みました。面白い! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Snowmanの目黒くんが、月の満ち欠け の映画に出ると知って、久しぶりに 文庫本を購入しました。 読み創めるともう止まらなくなり 夜中にようやく読み終えました… 不思議な世界が広がる物語で、これがどんな映画になるのかと、期待が膨らみます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
買えて良かったです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実写化されることを知り、目黒くんを始め応援してる方が多数いたので読み始めました。 伊坂幸太郎さんの解説にもありましたが、「小説の面白さ」とはこういうものか、と思えた作品でした。ストーリーの大筋は小説らしく、現実では有り得ないようなフィクション性がかなり高いものですが、その中に登場するキャラクターが、とてもリアルだなと。特に男女それぞれの「らしさ」の違いがかなりリアルに描かれているのではと思いました。 30年以上にわたる時間を遡る中で多くのキャラクターが登場しますが、「生まれ変わり」という現象に巻き込まれる一人一人の、「生まれ変わり」に対する向き合い方の違いが、それぞれ人生に大きく影響を与えていて、読んでいるうちに作品の世界にどんどん引き込まれていきました。 Amazonのレビューを見る限り、少なからず読み進めるのが難しくなったという方がいらっしゃいますが、確かにこの小説を恋愛小説として読み進めようとするとあまりに難解かもしれません。 ミステリーのような、ファンタジーのような、ホラーのような、まさに「面白い小説」として読み進めていく方が純粋にストーリーを楽しめると思います。 私は実写化がきっかけでこの小説の存在を知りましたが、私と同じようにこれを機にこの小説を手に取る人が増えると思うととても嬉しいです。 読む人によって、キャラクターへの感情移入の仕方が変わる本だと思います。私もこれから社会人になって色んな経験をしていけば、また変わっていくかもしれません。 これこそ、小説だからこそ持つ面白さでは無いでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
めめ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者の名前は知らなかったのですが『永遠の1/2』のタイトルは記憶にありました。 帯の映画化と直木賞受賞の文字に惹かれて手に取りました。 巻末の参考文献にイアン・スティーブンソンの『前世を記憶する子どもたち』が挙げられていて作品中にもそれと思われる本が何度か登場しますが、そうした事例の一つを小説という形にしたものが本書であるようです。 文章については作家某のようなものとまるで違うとして貶すようなレビューもありますが、この作家の文章は優れていると思います。特に会話文はすらすらと流れているようでいていわゆる演劇的な演出が施されたような日常会話とはかけ離れた言葉になっているわけではなくて、話者の人柄が滲み出てくるように言葉が選ばれていると思います。 そもそもある作家が谷崎や太宰や川端康成、夏目漱石といった作家たちの文章と違うからと言って評価しないなどということがあるものなのでしょうか。 読み始めると時間の流れに沿って物語が進むわけではないので最初に読んだときは登場人物の関係性が掴みきれず、読み終わってから相関図を作って時の流れと登場人物の関わりを把握しました。こうした作業を行なってでも物語の世界を把握したいと思わせる魅力がこの作品にはあります。 初代瑠璃さんが映画の中の台詞として触れた「神様がね、この世に誕生した最初の男女に、二種類の死に方を選ばせたの。ひとつは樹木のように、死んで種子を残す、自分は死んでも、子孫を残す道。もうひとつは、月のように、死んで何回も生まれ変わる道。そういう伝説がある。死の起源をめぐる有名な伝説」「でも、もしあたしに選択権があるなら、月のように死ぬほうを選ぶよ」という部分は印象に残りました。伝承のようなファンタジーのような話ですが、本当にそういう台詞があったのか作者の創作なのかは分かりませんが面白いと思いました。 物語がいつの話なのかと考えても本筋には関わりのないことなのですが、黛ジュンの『夕月』や『ドクトル・ジバゴ』『アンナ・カレーニナ』という映画が登場するので相関図を作りながら調べてみました。 『夕月』は1968年9月発表。初代瑠璃さんがいつこの曲を聴いたのかはわかりませんが、アキヒコくんと出会った前後ではないかと推測しました。 『ドクトル・ジバゴ』は日本公開が1966年6月。一緒に映画を観たのがこの月ということになると『夕月』はそれから2年ほど後です。 『アンナ・カレーニナ』は何度か映画化されていますがヴィヴィアン・リーが出演した作品が日本で公開されたのは1948年で、タイトルは『アンナ・カレニナ』です。物語の年代に矛盾しないのは1968年5月日本公開の作品で主演はタチアナ・サモイロワです。 物語の時間の流れを考えると封切りでない『ドクトル・ジバゴ』を観て『アンナ・カレーニナ』(アチアナ・サモイロワ)の予告編と続いて本編を観る。その後『夕月』がヒットするという流れになります。 登場人物の年齢は誕生日を迎えているかどうかでも違いますので細かくは追いませんでしたが、27歳で死んで生まれ変わり、次に18歳で事故死して生まれ変わる。当時20歳だったアキヒコ君はこの時点で38歳。三代目が亡くなるのが小学校一年の夏。 四代目がアキヒコ君を訪ねるのが二代目(小山内)瑠璃が死んだ15年後。アキヒコ君53歳。 「あたしは月のように生まれ変わる」「もっと若い美人に生まれかっわってアキヒコ君と出会う」と言った通りに初代瑠璃さんは生まれ変わってアキヒコ君に会おうとします。 初代瑠璃さんがのちに変質者で誘拐犯とされてしまう正木竜之介と結婚したのは竜之介の強引さと「いまとはべつの生活を望んでいるのかもしれない」という思いにとらわれたからでしょう。竜之介が自分の人生の設計図に合致していると判断した美しい人だったのですからそれまでの生い立ちが違ったものであれば違う人生になっていて「命取り」になる流れに身を委ねることもなかったでしょう。 そのようにずるずると引きずられてしまう「運命」やエリートだった男がただ一点設計図通りにいかない事が原因となってやがて身を持ち崩していく様はいかにもありそうであえていうなら自然です。これは作者のうまさだなあと思います。「愚かな女だ」という言葉にもそれが現れています。 先にも触れましたが「そうなんですか」という言葉の意味のずれや「もう一度あたしのことを採点するつもりなんだね」という言葉とアキヒコ君とのやりとりがとてもうまく構成されていて経験の乏しいアキヒコ君、美しい人妻だけど精神のバランスを崩してしまっていたこの時の瑠璃さんという人物がまるで目の前にいてその会話を聞いているような思いにさせられます。 一つだけ最後に引っかかったのは過去の瑠璃さんの人生の全ての記憶を持っているはずの四代目が、出会いの場である高田馬場にまた行ったとある事です。二代目が三度家出して補導されていてその中で高田馬場にはもうそのお店がないことは知ったはずなのに、です。 これから作者の他の小説も読んでみたくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画が決まり読みましたが、とても面白くて感動しました。3回ほど読み返しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
目黒君が出演される映画の原作ということで、すぐに取り寄せて一気に読みました。 最後の場面では涙が止まらなくなりました。今でも思い出すと胸が苦しくなります。 ファンタジーなのかもしれませんが、映画でどのように表現されるのか、楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ついつい読みたくなる小説 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
※最後に梱包ついてのレビューあり、気にされる方は最後をご覧ください。 生まれ変わっても会いたい人がいるなんて素敵で 現在独身恋人なしですが、いつか誰かを好きになった時や結婚を考えたい人に出会った時、 きっとこの物語を思い出し、読み返すのだろうと予想しています。 大切な1冊になりました。 佐藤正午さんの小説は初めて読みました。 さらっと読める感じではなく、ゆっくり理解しながら読まないと、よく分からないまま終わってしまいそうだなという印象です。 最初の方は物語が全く掴めません。 誰が誰かも、どういう繋がりかも、説明といえる説明が意図的に排除されています。 分からないなりにも1シーン1シーンきちんと読んで進め、徐々に繋がり始め、最後にまとまるので、読むのに根気が必要です。 だけれど先が知りたい気持ちで読む手が止まりませんでした。 違和感があったのは、生まれ変わりの軸となる男女2人の間に 来世でも会いたいと思う、そう読み手に納得させるような描写がなかったことです。 男性が女性にかけた言葉や、女性の背景なども含めて考えると、確かに来世でも会いたいと思えなくもないけど え?お互いそんな相手だった?と思ってしまいました。 これは読み手に自由に想像させるためなんでしょうか。 想像する面白さより、腑に落ちる描写が欲しかったです。 【梱包について】 最悪でした。 他の物と合わせて購入しましたが 本は裸のまま・固定なしの状態で、必要以上に大きな箱に入れられ 届いた時は本の間に他の物が挟まり、軽く折れていました。 幸いはっきりした折れ線や傷はありませんが、商品を雑に扱っているんだなという印象です。 映画化が発表されたばかりだからか、どこの本屋さんにも置いていないからAmazonで買ったのに。 新刊の漫画のようにせめてビニールで覆ったり、板状の段ボールに固定するなど 過剰包装にならない程度の工夫をお願い致します。 Amazonでは雑誌も度々購入しますが、そちらの扱いも納得できないので これから本・雑誌の購入は控えようと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このとてつもなく悲しい人生を意思を強く生きていく透役を道枝俊介君がどうやって演じるか映画がとても楽しみ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
受賞当時冒頭で断念した。 何故か口説かった。(気がした。) 今回は大泉洋主演で映画化が発表された時に再び向き合った。 受賞した翌年の正月のとある新聞に佐藤正午のコラムが載っていた。デュポンのライターにまつわる話ではあった。 今回決して重要ではないにしろ、気になるアイテムとして登場したデュポンのライターは愛煙家ではない私でもつい検索したくなる品であった。 作品としては大泉洋の同じ年頃の娘を持つ親としては苦しい役というのが納得いった。 ただ、正直な感想としては『生まれ変わり早すぎ!』 もっとこう何世代も越えたなら納得いくが、自分がまだ生きている時代にこうもちょくちょく生まれ変わられては、その親にとったらたまったものではなかろう。 タイトルに『美しい物語』としたのは あくまでも‘’二人‘’にとったらである。 映画では、どこにスポットを当てるかで印象は大きくかわるだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後まで読むとスッキリします。 現在と過去が行ったり来たりするので考えながら読みましたが、面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
科学や知識では解けない謎の解釈を文章に認めた稀有な作品。前世とは?社会とは?人間関係とは?これらの問いに自分なりの解釈ができた時、この作品の面白さと凄さに気づいた。ただの恋愛小説ではなく、日常の見方を変える作品。折に触れて読み返したくなる必携の書。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!