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蜜蜂と遠雷
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蜜蜂と遠雷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全530件 301~320 16/27ページ
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クラッシク音楽、特にピアノ好きな人達には興味深く読める筈です。 | ||||
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実に読みやすく展開も面白いので,一気に読んでしまいました。著者はピアノ音楽に造詣が深く,自らもピアノを嗜んでいるのではないかと想像してしまいます。私もクラシックファンですが,作中の,音楽に対する言葉でのイメージ表現にとても共感させられます。とくに風間塵がバルトークを弾く場面。彼は「音楽を外へ連れ出す」と言っていますが,まさにバルトークの音楽は自然に直接触れる感覚があります。評論家の吉田秀和氏が「空間的接触」と表現したバルトーク。単にストーリーを追うだけではなく,著者のイメージによる楽曲解説を読んでいるようでもあります。ただ,私としては,ベートーヴェンやシューベルトの晩年のピアノソナタに感じる深遠な精神世界を描く場面も読んでみたかったと思っています。 | ||||
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色々な描写がとても素敵な小説ですが、音楽を聴きながら読むと、よりその世界に引き込まれていきます。 | ||||
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情景描写の表現がよく、まるで映画を見ているように読めました。 | ||||
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読んでいると頭の中にメロディが流れているように感じる作品。ピアノの森が好きならきっと好きになる。 | ||||
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コンクールの様子がいきいきと描かれていて、どんどん読み進めることができました。演奏が聞こえるようでした。 | ||||
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クラシックに興味はないが、読み進めるうちに読書用のクラシックをBGMにしてまで読んでしまった! 登場人物にいやな奴がいないのも良かった。 | ||||
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音楽の壮大さを文字だけでうまく表現している。読んでいると、これまで興味なかったクラシックが聞きたくなる。 | ||||
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栄伝亜夜が覚醒していく様が楽しかった。塵のギフトの意味が突然閃いたところも良かった。 | ||||
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クラッシック音楽を聴くのは大好きで、特にピアノソロに関しては故意にしているソリストもいる。 ただ、私自身にピアノを弾ける能力もなければ、難解な解釈などにも無頓着。ただ曲調が素敵だからこの曲を聴いているだけ。 そんな私でもこのお話にはどっぷりと浸かることができた。 もっと知りたい。もっと理解をふかめたうえで、もう一度読んでみたい。 | ||||
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音楽をこういう風に表現するのかと、感激しました。ストーリーさえも登場人物の音楽性に代えて表現しており、読者に想像させる部分もきちんと残していると思いました。 読んでいて心地良い作品です。 | ||||
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小説の範囲の切り取り方が見事だ。いつまでも続いて欲しい。そんな気分にさせてくれた。 ページも長いが、その分だけ読後感に満足感が比例してくる。この本を読むときは楽しい時間となること間違い無いと思う。 | ||||
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音楽は自然と一体だった。素晴らしい | ||||
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とてもすばらしい。群像劇であることに当初は疑問を感じたが、物語が進むにつれ腑に落ちた。天才少年・風間塵を中心とする物語かと思いきや、たくさんの人が変わっていく物語であることに気が付き驚いた。最終順位は順当なものであるが、華々しく羽ばたいていくであろうキャラクターたちの未来までも感じさせる結末がとてもよかった。 音楽を文章で表現することがこれほど見事になされたのは、はじめてではないだろうか。かなり大胆な表現ながら、まるで違和感がない。筆者の持つ膨大な量の知識も支えになっている。というか、文章そのものがいい。一文一文がそこにあることがとても自然で違和感を感じないのだ。 一次予選から本選まで、緊張感が途切れることなく続く。才能をほしいままに開花させる天才たちだけでなく、努力を積み重ね、研鑽を積み続ける者たちについても描いているのがいい。余談だが、高島明石さんにはもっと上まで行ってほしかった。 文学では表現しづらかった音楽を見事に表現した至高の作品。直木賞受賞もうなずける。 | ||||
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とても面白く1日で読み終わった、小説は苦手でしたが、大衆小説というものがこれほど読みやすいのであれは、直木賞作家のものは読んでみようかなと思いました | ||||
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審査員の視点でも面白い作品。奔放で規格外の演奏をするジン少年を、次のステージに残すか残さないか。葛藤する審査員のやりとりは、作品を審査することの難しさをうまく表現している。 | ||||
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話の成り行きが気になりどんどん読み進みたくなりました。 自分が音楽に詳しくなく、クラシック音楽を知らない中で、話に出てくる音楽をいちいち聴きながら読み進むのがとても楽しかったです。 ピアノ演奏の凄さ素敵さに窓が開かれました。 | ||||
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本を読むのに時間がかかる私でも、中盤からははまり込んで読みました。 | ||||
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とても良い本に出会えました。 久しぶりに、ワクワクしながら最後まで読みました。 | ||||
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恩田陸さんの小説は『夜のピクニック』以来、10年ぶり。今回の『蜜蜂と遠雷』と同様、本屋大賞受賞作で青春群像小説でしたが読後感は爽やかで良かったですね。 『夜のピクニック』は高校生の80キロの夜を徹しての鍛錬歩行がテーマでしたが、『蜜蜂と遠雷』も長期間のピアノコンクールが舞台で疾走感があり、500ページ上下二段の長尺物でしたが一気に楽しく読みました。 主人公たちは国際コンクールの参加者(コンテスタント)ですからいづれもピアノの達人です。 私は風間塵は型破りの鬼才、マサルはバランス力あるどんな曲でもこなす天才、栄伝亜夜は華麗な俊才とあえて区分したのですがどうでしょうか。 特に塵はピアノが持たないのにコンクールに出るとか、人並み外れた音感があるとか、あまりにも非現実的なキャラ、亜夜とマサルのロマンスめいた再会、塵と亜夜のスピルチュアルなまでの歓喜の連弾シーンとか甘っちょろいライトノベルのような設定もありましたが、「生涯学生気分」で青春小説が好きな私には抵抗はあまりありませんでした。 しかし、Amazonレビューの読書感想では、漫画の『のだめカンタービレ』、『ピアノの森』などとの類似を指摘されていました。直木賞選者の高村薫氏の「登場人物に人間の深みがない点で不満が残った」という選評もこの点を突いているのかも。 しかし、過去そして将来の自分を見据えて、ドタキャン前歴という忌まわしいトラウマに苦しむ元天才少女の20歳の亜夜や、<専門家の音楽>でなく<生活者の音楽>を志向する28歳のサラリーマン高島の焦燥感は丁寧にわかりやすい言葉で叙述され、天才マサルの、既成の有名なピアノ曲を演奏するだけでなく、自分が作曲したピアノ曲を自分だけでなく他人にも演奏してもらう「コンポーザーピアニスト」を目指すという野望や、塵のような破天荒なコンテスタントに対処する審査員の戸惑いも活写されてをり、純文学のような深味はないかもしれませんが、平明に叙述されていました。 多数の楽曲が次から次と出てきてクラシック音痴の私は、ついていけないと思ったのですが、著者は、平明に、時には冗舌とも思えるほど詳細に言葉で音楽を表現しようと試む姿には感銘を受けました。特にコンクールの課題曲である『春と修羅』の解釈の場面は圧巻でした。著者の恩田氏も一時期アマチュアピアニストだったとのことですが納得できますね。 私も後半ではYouTubeを見ながら、ピアノは弾くのではなく元来は叩く打楽器であったというバルトークの言葉に納得しました。 題名の『蜜蜂と遠雷』ですが、小説の巻頭と最後の詩的な美しい場面に風間塵の「現代の閉じられた音楽を自然に連れ出そう」という世界的なピアニストであった亡き師匠ホフマンとの約束を象徴する蜜蜂の羽音なんですな。塵の耳には遠雷のように絶えず懐かしい師の言葉が流れているんでしょう! この本はクラシック入門書としても最適だとおもいますね。若い時にこの本を読んでいたらクラシック音楽になじんでいたかも。 | ||||
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