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狩人の悪夢
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狩人の悪夢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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ぐいぐい、引き込まれました。 有栖川有栖先生の、お人柄と火村とアリス・・・好きです。 | ||||
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おもしろかったです! 短編もおもしろいですが、お話に浸れるのが長編はいいですね。 アリスと火村の会話はいつも通りテンポよく、また火村の夢について2人が話すシーンもあり、よかったです。 事件自体も、少し癖のある登場人物や、死体の状態、地理的問題などわくわくする要素が多く、ページを捲る手が止まりませんでした。 最後は少ししんみり、というか切ないというか…私は好きな終わり方でした。 個人的には、犯人が誰かということよりも衝撃的なことを1番最後に知らされ、そのせいで事件がぶっ飛びました。 それを頭に置いて再読したいですね! また、他の方も仰られてますが、本のカバー、装丁が美しい!かっこいい!です。 文庫ではどうなるのかな?楽しみです。 | ||||
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個人的な好みでいえば、『鍵のかかった男』の方が好きだが、本作も秀作であることは間違いない。 出版社の企画した対談で知り合ったホラー作家・白布施に誘われた有栖川有栖は、京都・亀岡にある彼の家、「夢守荘」を訪問する。ところが、その翌日、「夢守荘」のとなりの家、かつて白布施のアシスタントだった渡辺が住んでいた、通称「獏ハウス」で、渡辺の知人だった女性の他殺死体が発見される。当初、その女性のストーカーとおぼしき男が容疑者として浮上するが… ほかの方も書いておられるが、天災を原因とした生じた状況によって、早い段階で容疑者は数名に絞られる。ただ、残された手掛かりの偽装工作に一貫性を見いだせないため火村英生は苦しめられ、具体的な犯人像を結ぶまでに時間がかかる。読者として考えても、論理的に手掛かりを組み立てていくことは難しいと言えるだろう。動機としても、ある種の可能性も考えうるが、具体性に乏しく、断定するのは難しかった。 ただ、終盤において、ある一点で突破口を見出す。そういう意味では、『鍵のかかった男』と似通った部分がある。 403ページに書かれたことと、登場人物の名前が妙にしっくりと結びついたように感じた(正確には、ちょっとズレがあるのだが…)。また、著者が鉄道ファンならではという部分も感じられる。 カバーもいいが、本体の装丁もいい。いわゆるコラージュだが、カッコいい。 ラストには救われるシーンがあるものの、読了後には、どこか切なさが心の中に溢れてならなかった。 | ||||
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火村のシリーズの長編。前作「鍵の掛かった男」がイマイチだった方にもお勧めです。 緩いですがクローズドサークルモノなので、容疑者たる人たちは早い段階で限定されてきます。容疑者の中から、事件の特異な点をヒントにして犯人を見極めるのですが、その工程が「スイス時計の謎」ばりにロジックで追い詰めていく。読みごたえがあります。 また長編ですが、場所もあちこち移動するわけでもなく、人物も限られているので、安易に謎の数を増やして読者を惑わすようなことはしていません。直球勝負。 ミステリの部分については、ネタバレにならないようにこの程度で。 以下、このシリーズのもう一つの魅力である火村とアリスのやりとりの部分について。 この作品はシリーズのテレビドラマ化のあとに連載が始まった作品です。 私は小説を読む際に人物のビジュアルを想像することはありません(面倒でできない)。そのためドラマを見たときも「ほー、火村とアリスはこういう外見だったのか」と違和感なく入ってきたのですが、だからと言って小説に戻ったときにドラマの登場人物を思い浮かべることはありませんでした。 ただ「狩人の悪夢」の最後、火村とアリスの車中のシーンでは、私の頭の中でドラマの二人が会話をしていました。ごく自然な流れで。 作者のインタビューを読むと、テレビドラマ化のあとにこの作品を書きだしたとのこと。偶然かもしれないし、何かしら逆輸入のような影響があったかもしれないし、どちらでも構わないのですが、明らかに今までのアリスと火村とは違う会話でした。 別人という意味ではなく、小説の中のアリスと火村がそれぞれに一歩前に踏みだした、ということです。 最後に厚くて重いですが、ぜひ本での購入をお勧めします。この装丁はここ数年で購入した本の中でNo.1です。カバーを外した本自体のデザインも大変美しい。中性紙のトレーシングペーパーでカバーをかけて、本棚に並べています。 | ||||
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