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狩人の悪夢
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狩人の悪夢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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様々な可能性のひとつを前提において次の論理を展開することを繰り返しているだけ。その他の可能性もたくさんあるじゃない、なぜその可能性だけを大前提におけるの?そして、その極めて怪しいたった一つの可能性だけを唯一の正解として、そこから論理を組み立てる。それも一回や二回ではなく、すべてがこのやり方。また、これはいみじくも作中の登場人物も言っていたのだが、物証ゼロ、ロジックも無理筋(その可能性だけが残るわけではない)で、犯人が自供するって。探偵さんの論理に対して「そんなのは屁理屈だ」と「犯人」が言ってましたが、読みながらこちらもそう思いました。これをミステリと言ったらアカンと思います。私が読めていないだけなのか??? | ||||
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他のレビューにもある通り、大音量で音楽をかけておき、自身はその部屋を出るのがなぜ有り得ないのか?有り得るでしょ。 作者が火村のキャラに甘えてる感が強い。先に犯人は○○だと名指しし、その後にそうである論理的根拠を述べるなら納得できるが、そうはせずに当人の眼前でネチネチと論理(上記もあるので100%論理的とは言えないが)を展開し、自分はお前を狩っていると言う火村は不快なだけで共感しづらい。火村のキャラに寄り掛かり過ぎじゃないかな‥ | ||||
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最後まで読んでみて、うーんと声が出てしまいました。 ちょっと期待し過ぎたなというのが印象です。 20年火村アリスの活躍を楽しみに追い続けて来ましたが、序盤は読みづらく、また犯人を追い詰めるまでに相当長く同じところを行きつ戻りつしたような印象でした。 火村とアリスの会話も、他の作品に比べて情緒が安定していないイメージで(火村が他作品より一人にして欲しがったり、かと思えばアリスを頼りにしていると言ったり、心理的に不安定で。またそれを狙った描写ではなく思いついたときにそう書いているような散漫な印象が・・・)先生自身もしかしてお疲れなのか?それとも日にちをあけて書いているから火村とアリスの言に一貫性がないのか?とミステリとは別のところが気になりました。 20年火村の秘密が明かされていない作品ということで、まだ続きが出るなら読みますが、そろそろ本質の一端でも見えないと辛くなってきたような気がします。もう火村の謎も生半可なものでは納得できない。火村が悪夢で常に殺している相手がアリスぐらいでないと驚かないような気がします・・・ ※※ネタバレになるのでここから未読の方は読まないでください・・・※※ キリの良いところまで読むつもりで、「あんたが犯人だと思っていた」と火村が言うキャラクターが犯人と思いきやそうではないところに「ええ?」と思わずにいられませんでした…。犯人だと告げたAが犯人ではなく、Bが犯人って…共犯でもないし完全に関わりのないAの背後にBを見据えて言った言葉(その場にBはいません)というのはちょっとヒキにしても無理あるんじゃないのか?と……。このヒキはどうなのか、意味がないばかりか探偵が犯人を間違えた(か絞れないからとりあえず言ってみた)のように受け取られる可能性もあるので悪手のように感じます。 真犯人も予想通り。(この人じゃないと話に華がないだろうな~と思わせる展開で)しかも真犯人唯一の取り柄すらもなく、この犯人が見事な完全犯罪を成し遂げてはいけない、タイプだったために全体的にスケールが小さくなった印象でした。(この人を頭良く見せてはいけないというキャラでしたので) もう読むのをやめる!と思うほどではありませんが、いつもの~火村アリスのパワーダウン版と考えた方がいいかもしれません。 | ||||
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展開、構図は作中人物のセリフにもある 「手垢まみれで、世間の皆さんが飽き飽きしている陳腐な設定だ」 という表現そのままです(笑)。あまりにもひねりが無いので 「終盤で大どんでん返しがあるに違いない」と期待していたのですが 火村が揚げ足取りを繰り返して犯人を自爆させるだけでした。 あとがきを読むと当初は倒叙物として想を練っていたらしいのですが…… 「自然現象によって犯人の予定が狂い、ボロがでる」という 故・鮎川哲也氏が嘆くような出来の作品になっていたと思います。 | ||||
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