■スポンサードリンク
狩人の悪夢
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
狩人の悪夢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
京都府亀岡市の郊外、落雷による倒木で道路が塞がれてしまった夜、2件の殺人事件が起きます。たまたまそこにあるホラー作家のうちに招待されていたアリスが居合わせ、後から火村教授が合流するといういつものパターンです。クローズドサークルとなった現場、カチカチとパズルをはめていくような推理がいかにも新本格らしい作品に仕上がっています。 個人の好みですが、結論から言うといまひとつでした。 他の方のレビューを読んで興味深いと思ったのは、前作「鍵のかかった男」を評価されない方はこちらの評価が高いことです。私は逆に「鍵のかかった男」の方が好きでした。 これはたぶん自分が犯罪に至る動機を描いた人間ドラマや情緒的な面を重視した作風が好きだからだと思います。ロジックと謎解き重視のミステリはどうしても非現実的になり理屈っぽい感じがしてしまいます。いかにも新本格が好きな方はそのあたりの理系的なクールさがたまらないのだと思います。 登場人物があまり好きになれなかったのも一因でした。ホラー作家の白布施は気取ったアクの強さが鼻につき、オーベルジュ経営者夫妻は古いタイプの保守的な親みたいで、夢遊病のような夢中歩行の症状があるイラストレーターもあまりお友達になりたいタイプではありません。彼らの言動がなんだか気に障るので、読んでいてあまり楽しい感じがしなかったのだと思います。 まったく個人的な好みということで、すみません。 あとに「インド倶楽部の謎」と「カナダ金貨の謎」が控えているので読み続けていきたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2017年に出た単行本の文庫化。加筆修正されているという。 火村英生と有栖川有栖のコンビが活躍する長編推理小説だ。 あくまでも論理だけで犯人を絞り込んでいく過程がよくできている。 それから、火村の悲哀と、それに対する救いのようなものも読みどころ。 探偵小説としては、しかし、それほど傑出したものではないように感じた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
火村英生シリーズ最新刊。ファンにはお馴染みですが、今回も高純度の本格ミステリーです。有栖川有栖が人気ホラー作家の自宅に招かれ、そこで殺人事件が発生。しかも、女性被害者の右手首が切断されているという状況。容疑者も絞られ、関係者への事情聴取や現場検証、警察の捜査状況も聞きながら、火村&有栖川コンビが推理を繰り広げます。 犯人や動機の面白さよりも、ロジックに重点をおいた内容と思います。折角の悪夢という題材をもう少し掘り下げて欲しかった気がしますが、登場人物のキャラや関係性も含め、充分小説の雰囲気づくりには活かされていると思いました。 このようなテイストのミステリーは数が少なくなっているように思うなだけに、このコンビのシリーズはこれからも楽しみにしたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
火村とアリスのコンビだけに このレベルでは満足できない。このコンビを好きなファンだけに向けられた小説で終わってしまった気がする。今回はクローズド・サークル物で制限がかかった気がするが、もっと長くても、もっと複雑になっても有栖川有栖のファンはついていける。 作者には『遠慮しなくても良いよ』と伝えたい… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スタンダードな話でしたが、私(❔)の有栖川先生なら、もう一捻りいけたかなと。 火村の「悪夢の理由」知りたいです❕ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長編で期待しましたが少々退屈で中編でテンポよく読みたい作品だと思いました。 大きな音で音楽をかけておくのはあり得ないと言い切るところは他の解釈もできるので少し納得いきませんでした。 火村とアリスが同じ年を生きてる矛盾は…慣れるしかないですね。 もっと昔に多かったハラハラドキドキで怖さすらある推理小説が読みたいです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!