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(短編集)
いまさら翼といわれても
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いまさら翼といわれてもの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全150件 21~40 2/8ページ
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続きが気になります でも次いつ出るかわからないんですね | ||||
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京都アニメの「氷菓」が好きで、原作にも挑戦?原作、「氷菓」「二人の距離の概算」と読んでからの古典部シリーズ最終巻のこの本「今さら翼といわれても」読破?でした。 内容は、古典部ファンなら(原作、アニメ問わず)楽しめる内容の短編集が、特に表題にもなっている「今さら…」は、その内容が想像されかつだいたい想定の範疇でしたが結末(イベント、二人の将来)は、記述されず読者のご想像にという感じがこの後のシリーズを書いてもいいのではと思わせます。 「氷菓」がアニメの再現度が高く、アニメ化されていない二冊を読みましたが前に戻って、原作とアニメの違いについて、ゆっくりと読み進めたいシリーズです。 | ||||
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本当に面白かったです 氷菓アニメ小説全て見ましたがこの話が断トツで面白かったです 個人的にアニメで消化しきれていなかったと思っていた奉太郎と千反田えるの関係の進展が両者の心情を絡めながら綺麗に描かれてると思います 1つ不満があるとするなら読み終わったあとに早く続きを読みたいとしか思えないのに続きが出てないことくらいだと思います笑 | ||||
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千反田えると折木の物語だと思えた。特に表題作は、彼女の心の叫びが伝わってくるようで、胸が痛くなった。 対照的に見えるこの二人、実は、同じ様なセンシティヴで傷付きやすい心を持っているのだろう。 米澤穂信の原点はこの古典部シリーズだと思う。「日常の謎」というテーマは、季節限定シリーズでもそうだが、些末な事件に思えて馬鹿馬鹿しいと思う人も多いだろうし、退屈にも感じるかもしれない。登場人物への思い入れも影響している。そういう意味では、あまり、このシリーズに馴染みのない人は、いきなりこの作品を読まずに、まず、今までの一連の作品から入った方が素直に入っていくような気がする。たとえが大きくなりがちだが、クイーン四部作は最初から読んだ方がいい。それと同じだとはさすがに言えないが、シリーズものにはそういう側面があると思う。 | ||||
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私はこれまで米澤作品はかなり読んでいて、「インシテミル」、「折れた竜骨」、「満願」などを高く評価しているが、そうした傑作群と比べると本書はかなりレベルが落ちる。 まず、ミステリーとしては推理の底が浅く、謎解きのカタルシスが全くない。 青春小説として評価すべきなのかもしれないが、私はラノベは趣味でない。 なぜ、この作品が年間ベスト10に選ばれるのかが、最大のミステリーかもしれない。 | ||||
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暗い話が多い気もしましたがとても好きな作品でした。 千反田が自由になる話だというのは題名で察しがついたのですが 千反田家の跡取りとして育てられてきた、えるが他人には計り知れない葛藤と覚悟の上で今まで過ごしてきたのに、「いまさら」自由になれと言われるのは、今までえるが背負ってきたものは全部もう無駄になったと感じる何とも言えない物語です。 | ||||
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タイトルのいまさら翼といわれてもは、そういうことかと思い、読み終わった後、氷菓らしい締め方だなぁと思いました。 | ||||
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どれもいい話だ。みんなの関係性がみられる。「箱の中の欠落」について批判の意見も見られるが、元々推理小説作家はわりとトリックや解明に重きをおきがちで動機はどうでもよいのだ。 ここでは主人公の目線で物語ることから、動機は知らなくていいことになっている。うまい方式だと思う。 「長い休日」は傑作だ。全体的に満足できる。 | ||||
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とりあえず読むのだ | ||||
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表題作は、シリーズを読み続けている人には、翼=選択の自由が無い登場人物が、誰かが分かるはず。うーん何だかな。道理で単行本から文庫になるまで時間が掛かったのも納得。The角川商売。他収録作もそつは無いが、秀作と言える程の作品は無し。待たされた分期待していただけに、かなりがっかり。残念ながら星は一つとなりました。山田風太郎にも駄作は有るのだ。シリーズの次作に期待しています。 | ||||
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全体を通してクオリティが下がっているが、作品としての体はなしている。しかし一話だけは許せない。 いったいなぜ? という奇妙な犯行をしておいて、犯人も動機も不明のままでは気持ちの落ち着けどころがない。作者には知ってもらいたいのだが主人公らには動機がどうでもよくっても読者にはそうではない場合もあるということ。 | ||||
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今回のお話では古典部の4人が日常の謎を解きながら、将来について考えるような一幕が見られます。 一人は将来の目標になるような自分の在り方に気が付き、一人は夢を見据えて自分の取るべき舵を切り、一人は過去を振り返り休日に終わりをつげ、一人は急に目標を失い動揺します。 それぞれの話に、それぞれの生き方、在り方が詰まっています。 長い休日は、自分にも勝手に重ねてしまい、心に残るところがありました。 この本の中で一番出会えてよかった作品です。 余談ですが、京アニの事件のため、おそらく映像化はされないでしょう。 氷菓の続きとしてこの作品がいつか映像になることを願います。 彼らの卒業までこの作品たちを見届けられたらと思います。 | ||||
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神山高校古典部のメンバーそれぞれの、2年生になってからのお話。『氷菓』は入学したての1年生の話だった。その後のストーリーも季節は進むがメンバーは1年生。進級したのは『二人の距離の概算』から。そして本書が夏を中心にした6つの短編。 その中でも表題作「いまさら翼といわれても」が、古典部のメンバーの苦悩を象徴しているのではないだろうか。1年生でもなく3年生でもない2年生。余裕があると思われる学年なのだが、最近は卒業後の進路を考え始める時期になってきている。3年生になってからでは遅いとうのだろう。 メンバーの中でもっとも早くから進路が決まっていたはずの千反田えるが、どうやら悩みを抱えているらしい。詳しいことがよくわからない奉太郎は進路案内の本を読むえるに違和感を覚える程度だった。その後えるが事件を起こすことに…。 奉太郎よりもさらに何も考えない17歳を過ごした私は、「みんな大変だねえ。」と人ごとのように思えるのだが、実際のところ他の一般的な高校2年生はどうなのだろう。ただ、私が奉太郎や里志がうらやましい思うのは、高校時代にあんなに女子とおしゃべりをした経験を持たなかったからだ。もと女子校で全校生徒の半分以上が女子生徒だったのに。進路に悩んでもいいからおしゃべりがしたかった。 | ||||
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「いまさら翼といわれても」 初めてこのタイトルを目にした時、内容が想像できませんでした。不思議なタイトルだなあと思っていましたが、 読み終わった今は、この一文に込められた切なさに胸が苦しくなります。 登場人物の彼らにとっては、分岐点になる作品ではないでしょうか。いつまでも彼らの物語を読んでいたいですが、そうもいかなそうでこれまた切ないです。 穏やかでどこか物悲しい雰囲気漂う秀逸な作品、大変オススメです。 | ||||
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面白かった 走れメロスの着眼点が面白い | ||||
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正直なところ少しがっかりしているんだと思います。私は氷菓というアニメが大好きで中学生の頃からリアルタイムでアニメを見ていました。その後、小説を手に取り二人の距離の概算まで読み通しました。二人の距離の概算まではとても良かった、でも本作は読んだ後に清々しさが感じられなかった。なにかしこりが邪魔をしているようです、本作に収録されている短編1つ1つにもう一歩何か踏み込んで欲しかった。米澤さんには氷菓を産み出してしてもらいとても感謝しております。今作で終わることなくどうか次作もよろしくお願いします。 | ||||
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古典部シリーズ第6作だが、本作はホームズ役の奉太郎によるキレのある推理ではなく、部員個人の物語がメインである。だから、クドリャフカの順番のようななぞ解きの要素が濃い作品を期待すると、本作には少々ガッカリするかもしれない。ただ、古典部シリーズを読み続けているファンにとっては、奉太郎、里志、える、摩耶花の4人の辿ってきた道のりと現在そして未来が見えてくる、絶対に読んで損はしない作品となっている。 古典部シリーズは、推理小説ではあっても殺人事件などはなく、あくまで校内や町のちょっとした謎を解くことにとどめていること、さらに主要登場人物がすべて高校生であることから、ラノベ同様の扱いを受けている。しかし、各作品を読んでいくと、これって実は登場人物こそ高校生だけど、実は大人の世界の複雑さやいやらしさを書いたと思える箇所が至るところに出てくる。奉太郎の小学校時代を描いた「長い休日」や漫研の摩耶花を描いた「わたしたちの伝説の一冊」など、そこに出てくる人間模様の複雑さというかいやらしさは、大人の世界で起きてもちっともおかしくない。だから、登場人物はいずれもその考え方や行動様式は高校生以外の何物でもないが、私のような中年でも人間ドラマとして面白く読める。 古典部シリーズのキャラクターは年を重ねているので、いずれ受験などを経て次のステップへ踏み出すことになる。本作を読み終えて、この4人が居心地のいい古典部という繭から出てこれからどう成長していくのか、その人間ドラマを見守って行きたいと改めて思った。 | ||||
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ふたりの距離の概算 「古典部」シリーズ (角川文庫)まではたいへん楽しく読みました。でも今回は毛色が違い、各キャラに焦点を当てようとした結果なんか重苦しい胸糞エピソードばかりです。陰湿ないじめだの嫌がらせの話が3つもあります。他も不正選挙の話とか人に迷惑をかけまくる話とか興味のわかないもの、共感できないものばかりです。 話に引き込むための必要パーツならいいのですが、私は鬱展開ぽくて引き込まれませんでした。 しかも短編集なので解決の糸口が見えた瞬間終了。胸糞な敵をコテンパンにやりこめるスカッと描写もなく、読後残るのは長々語られた登場人物たちの苦悩のイメージだけ。 うまく言えませんがいつもの氷菓シリーズは0から始まって100に行って終わるのですが これだけはマイナス100から始まってマイナス50くらいで終わる感じ。どうしちゃったの? キャラを掘り下げるだけでうれしい読者もいるとは思いますが、いつものあの雰囲気を読みたかった読者にとっては星1個レベルです。 | ||||
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ミステリー小説に疲れて読みました まっすぐだけど迷いがあって、そこがさわやかでした | ||||
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米澤の「古典部」シリーズの短編集である。あとがきに米澤自身がそのようなことを書いているが、これをいきなり読むのは全くお勧めできない。「古典部」シリーズの長編(これまで出ている分)を読んだ後のほうが楽しめるだろう。 内容はというと、おなじみの古典部メンバー4名を主役に据えた短編が6つ並ぶ。といっても長さはいろいろ。これまでの長編で何度も語られてきた設定やら前提にしてきたことがらについて、その過去と未来について語られる、という趣向である。もちろん謎解き的な楽しみも織り込まれるわけだが、最後まで読み切っての感想は、ミステリとして書かれたというより、「古典部」の世界観を拡張もしくは補完するために書かれたのでは?というもの。まったく見たことはないのだが「古典部」シリーズはアニメ映像化されているはずで、本作は、そちらの方面からのもろもろの要請が成せる業なのかもしれない、と。うがった見方すぎかもしれないが。 まぁそんな裏読みなどせず、おおぉーそういう背景でそういう設定になったわけなのか(涙)、とか、ええぇーそんないきなりちゃぶ台返し(梯子外しともいう)で今後この人はいったいどうなるどうなる?、とか、そういう楽しみ方のほうが本来の姿なのかもしれませんね。 | ||||
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