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(短編集)

いまさら翼といわれても



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【この小説が収録されている参考書籍】
いまさら翼といわれても
いまさら翼といわれても (角川文庫)

いまさら翼といわれてもの評価: 8.00/10点 レビュー 4件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

いまさら翼といわれてもの感想

古典部シリーズの第6作。
短編集ながら、この作品が今のところ古典部シリーズの最高傑作なのではないでしょうか?
満点でない理由はシリーズを全て読んでいることが前提のため、
6作目というのはさすがにハードルが高いので…。

全作品通じて高校生から徐々に大人になっていく過程のほろ苦さが見事に描かれています。
特に『長い休日』と表題作の『いまさら翼といわれても』の二作品は、
登場人物の背景がわかっていないといけませんが、
ミステリーとしてよりも、
折木奉太郎・千反田える二人の主人公の心の葛藤を存分に堪能することができると思います。
次回作も楽しみにしています。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

拝啓米澤穂信様

拝啓米澤穂信様『古典部シリーズ』も第一作の『氷菓』から数えて早や六冊目ですね。
古典部の面々もありふれた日常の中で、ちょっとした謎解きを必要とする出来事があったりと、人生の中で光煌めく季節を謳歌しているように見えますね。
収められている六編はホータローや里志、伊原摩耶花、千反田える達お馴染みの登場人物が日々の生活の中での想いや悩みと絡ませて書かれている青春ミステリでこれまでと同じタッチで書かれています。
「箱の中の欠落」はハウダニットであり、
「鏡には映らない」はホワイダニットだ。
「連峰は晴れているか」はロジックパズルであり、
「わたしたちの伝説の一冊」はメタミステリ云える。
「長い休日」は倒叙ミステリで、
「いまさら翼といわれても」はリドルストーリーとなっている。
このように趣向を凝らしてあるが、ホータローなども「やらなくてはいけないことなら手短に」とはいっていても心の変化はあって当然でこれまでとは違ってくるのはあたりまえですね。
古典部の面々がこの先も少しずつ大人になっていく過程が描かれるとしたら楽しみに付き合っていきたいと思ます。
想像するのは、この先大学生となっている彼らの生活の様子と、変わらない友情のなかで出会う考えるべき問題にホータローがどのように対処していくのか見てみたいと思います。
米澤穂信様、期待していますのでぜひとも彼たちの今後も書き続けてくださいますように。  敬具

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

いまさら翼といわれてもの感想

 
 古典部シリーズの短編集。 これまでの作品では主人公折木は巻き込まれる形で事件を解決するに至ってきましたが、今作ではどこが自発的な思考が垣間見れます。 古典部を経て何かが変わってきたでしょうか。 その他部員面々の過去、未来に関わるストーリーが織り交ぜてあり、短編ながらシリーズに大きく響く一冊となっています。

 シリーズをここまで読み進めてきた方ならミステリーとしては勿論、青春小説としてキャラクターを楽しむことに重きを置いているでしょう。 シリーズファンなら間違いなく読むべき作品になってますね。

りーり
9EDFH0HC
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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いまさら翼といわれてもの感想


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氣學師
S90TRJAH

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