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(短編集)
いまさら翼といわれても
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いまさら翼といわれてもの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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商品そのものはキレイで問題はありませんが、商品識別用のタグシールが、外装カバーと帯に跨るように2枚貼られていました。 結果、きれいに剝がせましたが、剥がす際に帯を切ったり、接着剤で汚損する危険性を感じていました。 「こんなの簡単に剥がせる」ようなものではなく、人によっては汚損するでしょう。 商品自体が良品だけに、取り扱いが残念です。 | ||||
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2021年10冊目/1月10冊目/『いまさら翼といわれても』(角川文庫/KADOKAWA)/米澤 穂信/P.384/2019年/★3.3 #読了 #読了2021 氷菓』シリーズ第6巻。全6話からなる短編集。奉太郎とえるが惹かれ合う、という青春を毎回期待しているが、毎回裏切られる(苦笑)。本作では「わたしたちの伝説の一冊」が痺れた。「伊原、あんたもやめな」「でも」「漫研やめて、あたしとやろう」(p226)というやりとりでなぜか涙が流れそうな衝撃があった。まさか摩耶花の話が一番印象に残るとは意外だ。また、漫画が好きな人が集まる漫研で、「読んで楽しみたい派」と「描きたい派」でイデオロギーの対立があるというのは、想像もしていなかった。これは一般的なんだろうか? | ||||
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古典部シリーズを通して読んでいるのですが、登場人物それぞれが主人公の短編になっていますので、これまでの古典部シリーズを読んでいて、キャラクターを知っている人は、それなりに面白く読めると思います。この作品だけを読むとよくわからないと思われる部分もあります。個人的には面白かったのですが、少し物足りなさを感じるので、次は長編が読みたいです。 | ||||
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正直なところ少しがっかりしているんだと思います。私は氷菓というアニメが大好きで中学生の頃からリアルタイムでアニメを見ていました。その後、小説を手に取り二人の距離の概算まで読み通しました。二人の距離の概算まではとても良かった、でも本作は読んだ後に清々しさが感じられなかった。なにかしこりが邪魔をしているようです、本作に収録されている短編1つ1つにもう一歩何か踏み込んで欲しかった。米澤さんには氷菓を産み出してしてもらいとても感謝しております。今作で終わることなくどうか次作もよろしくお願いします。 | ||||
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他の方も言っておられる通り、ミステリとして読むにはメインキャラクタ以外の心理描写等に欠けます。 自分はメインキャラクタの葛藤や心情の変化に焦点をあてて読んでいるので、内容自体には満足していますが、 表題作の「いまさら翼といわれても」に関してはその後どうなったのか気になってモヤモヤしています。 ネタバレを避けるため曖昧な表現になりますが、ミステリ的な謎は解明されるものの、肝心のキャラクタの心情やその後が描かれておらず、中途半端なところで終わっています。「いまさら翼といわれても」の意味は分かりますが(最初の2ページで何となく分かると思いますが)、そうなった背景やその後どうなったのかが全く描かれていません。 週間連載のマンガならそれでもいいですが、文庫で揃えているこちらとしては続きを読むのにあと何年もかかるのかと思うと正直生殺しの状態です。 本当に内容自体は素晴らしいのですが、「いまさら翼といわれても」は次巻にその後の物語と一緒に収録して欲しかったです。 | ||||
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TVアニメで人気爆発したシリーズだけど、「原作選びの悪さ」に定評のある京都アニメーションらしい微妙な原作小説です。何が微妙かというと、登場人物の「微妙な異形さ」と各エピソードでの作品方向のブレ方にある。 文章力とか描写力、演出には充分に才能があるんだけど、根本的な「お話」がよくない。 ただのミステリー小説なら何の問題もないが、その底部に流れる「高校生の葛藤と人間関係」になると違和感が出てくる。 折木が先生の言いつけ通りに仕事をこなすのが悪いことと描かれているのは、一体何を主張したいのだろうか。言いつけを護るとそれを馬鹿にされる、だから折木は合理主義の省エネ人生を歩むことにした…この話は特殊か? 現代人は、面倒なことに関わらない生き方を優先させているだろう。それなのに、合理的な生き方を選んだ折木の原点を示して、改めて「正しいことを行うのは愚かだ」と示すのはどうなんだ? 道にゴミが落ちていたら拾う。 これを否定する合理主義が正しいと作者はいいたいらしい。 しかし、それは間違いだ。道にゴミが落ちていることに気づいたら、正直にゴミを拾って正しく処理するのがまともな日本人の生き方です。そしてそのことは太陽であり神さまである「天」が見ている。その正しい行いは必ず幸運として帰ってくる。 こうして保守的な行動を否定しているくせに、最後の話では自由を与えられて押しつぶされてしまう「保守の生き方の代表である千反田える」を描く。 あと漫研のゴタゴタだって、あんな権謀術数を巡らせる高校生なんかいないw 衝突やケンカはあるだろうけど、その結果は素直に「そんな部活には行かない」で終わる。高校の部活は会社じゃないんだから、退部届を出さなくても行かなければ済むことだ。 そういうわけで、元々個人的に評価が低かったシリーズの最新刊も、がっかりする作品でしかなかった。 | ||||
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このシリーズはミステリーというより青春小説です 高校生の成長や変化をゆったりとしたペースで追っていくので、この短編集だけでは魅力を味わうことはできません。 日常におけるささやかな疑問とその推理という要素にはたいした娯楽性はないのですが、そのささやかな回り道の過程や終着にパッと現れる高校生の心の機微は素晴らしいなと思います 表題作「いまさら翼といわれても」は期待外れでした。過去作「遠まわりする雛」で出た結論が今度は前提がひっくりかえってしまって振り出しに戻されたみたいな形で終わります 「遠まわりする雛」では主人公の心境の変化が述べられることで最大のカタルシスがありました。それと比べるとだいぶ見劣りしてしまいます 短編集の最後の収録作品にメインストーリーを扱った小品をいれるという手法は「遠まわりする雛」「いまさら翼といわれても」に共通しています。でも前者はカタルシスがあり後者には投げ出された感覚があります。刊行ペースのゆったりとしているシリーズならば、状況の変化のその先までしっかり読ませてほしかったですね ネタバレになるので詳しくは説明しませんが、読んだ方はこの繰り返し感をわかってもらえると思います(良し悪しは個々の感想として) 収録作のひとつ「わたしたちの伝説の一冊」について 私も部活で似たような経験があります 「自分には才能があり志があるから、他の者に足を引っ張られている場合ではない」 この登場人物と似たようなことをいう人には実際に何人か出会いました そう言って漫研を去っていった彼らは皆その後大成していません プロになるような才能の持ち主はそれくらいのことものともせずに黙々と描いていました その尊大さこそ青春の瑞々しい自意識であり、このシリーズのテーマからすると正しいのかもしれません 伊原のキャラクター的にはあの誘いには乗らずに部に留まって別の道をいってほしかったな。これも成長と変化ということでしょうか P223で「浅沼さんと漫画の話をしたことはことはない」とありますが、P165では伊原が彼女に漫画のアドバイスを送っています。この矛盾は致命的なミスです。ストーリーのための憎まれ役にされた浅沼さんが哀れでなりません。彼女に人間的欠点があったにせよです 古典部シリーズはいじめとか人間の負の部分がよく出てきますけど、その語り口は、そういう至らない部分も含めて人間さというような寛容ではなく、辛辣というか見下したような視点を感じます 個人的にはどこか引っかかりを覚える要素なんですが、これも語りの主体が高校生自身と考えれば青春小説らしいのかもしれません 良くも悪くも青春くさい小説です | ||||
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映画『氷菓』はそこそこ面白かった。本作はその原作を端緒とするシリーズもので連作短編集。 まず、タイトルがユニーク。印象に残る。お話自体も面白いものが多い。それに第一、内容が深い。 例えば漫画研究会の話。ここまで深い話を高校生がするかどうかはかなり疑問だけれど、結末には思わず唸ってしまう。長い休暇の話も短いけれど楽しめた。 けれど、タイトルにもなっているラストのお話、「いまさら翼といわれても」は一番つまらない。女子高生がすねてるだけのお話だ。何が面白いの? | ||||
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このシリーズを初めて読んだせいかあんまりキャラクターに魅力を感じなかった。 仲がいいのか他人行儀なのか人間関係の距離感が現実離れしてるように感じた 興味深い謎もなかったし。 そういうわけであんまりおもしろくなかった。 | ||||
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漫画研究会の「読むだけ派」と「描く派」の子供じみた対立等、設定が「?」だったり、途中の描写は素晴らしいけど、話しの落しどころが弱くて、カタルシスを得られなかったり、なんかモヤモヤ感が残る。本格ミステリーを期待して読んだら、肩透かしをくらうかな?絶賛レビュー多いけど、すかっとしたカタルシスを求める人には絶対向かない作品だと思う。 | ||||
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短編集です。ラストの話は今後につながりそうですが、その分本作だけでみると、イマイチ進展したものがなく、やや物足りない印象です。 | ||||
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本作はアニメから入りました。 エルの意外な一面及び伊原が主人公の話が多いのが印象的でした。 ただ電子得点は一言サインのみで特典というほどではありませんでした。 | ||||
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表題作の他、「箱の中の欠落」、「鏡には映らない」、「連峰は晴れているか」、「わたしたちの伝説の一冊」及び「長い休日」の全6つの神山高校という高校(及び中学時代の思い出)を舞台とした短編から構成される瑞々しい連作ミステリ短編集。冒頭の「箱の中の欠落」という題名が、竹本健治氏「匣の中の失楽」から採っている事から分かる通り、「満願」の様な重厚な作品を目指した訳ではなく、軽妙なタッチで中高生の心理を描いたという印象の強い短編集である。 大きな謎こそないものの、各編にミステリ的趣向を織り込んでいる(特に「箱の中の欠落」のさりげない伏線の張り方には感心した)が、全体として、ミステリと言うよりは青春小説の香りを感じた。登場人物の中では、主に推理役を務め、「やらなくてもいいことなら、やらない」という信条(口癖)の折木の造形が光り、その信条の理由が「長い休日」で明かされる点も洒落ている。掉尾の表題作はまさしく青春小説そのものであり、この世代の将来に対する不安・希望を爽やかに描いている。 上述した通り、「満願」の様な重厚な作品を期待する方には不向きだと思うが、作者の守備範囲の広さを示した作品でもある。作者のファンにとっては一読の価値がある佳作だと思う。 | ||||
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なかった。 米澤穂信さんの作品を読むのは初めてで、シリーズものであるとは知らず購入。 学校生活の中で起こる小さな事件を毎回違う人物を通して解決していくストーリー。面白いといえば面白いけど、読んでいてぐっと引き込まれていく感じはしなかった。シリーズで読んでいるとまた違った感想になったかもしれない。 | ||||
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相変わらずエルの存在って文字にすると希薄ですよねー。 ホータローの便利屋的なエピソードが一番衝撃的でした。氷菓の衝撃に続く感じ。 | ||||
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ファンは買って損はない。久しぶりに、古典シリーズを読んだけど、違和感なく、物語りの世界に没入できた。3時間くらいで一気に読んでしまった。が、やはり何か物足りない。二人の関係に何らかの決着は付けて欲しいと思わずにはいられない。久しぶりに古典部のメンバーの日常に接しられたのは嬉しいが、何だかモヤモヤした感じが残って、嬉しさ半分、モヤモヤ半分というのが、読み終えた直後の感想。 | ||||
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