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(短編集)
いまさら翼といわれても
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いまさら翼といわれてもの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全125件 1~20 1/7ページ
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続きが読みたいです | ||||
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アニメを何度か見て、物足りないとなって漫画を読み始めましたが、 2年生となった折木奉太郎、千反田える、福部里志、伊原摩耶花が2年となっていたことから、 新たなキャラクタ・後輩の登場で次回の巻は待ちきれず本を購入しました。 「ふたりの距離の概算」と「いまさら翼といわれても」と変わっていく折木奉太郎・千反田えるの関係を読めて楽しいが、なんだか最後はスッキリしなく、早く次の物語が知りたくなります。 福部里志・伊原摩耶花ぺあはバレンタイン以降からは安定していて、ほっこりします。 今回の1冊は過去と将来についてのテーマでもあって、心に刺さってくるが、満足している。 「古典部」シリーズの中で一番読み返している。 これからこちらの話は漫画でのように描かれるか楽しみです! そして、「折木奉太郎・千反田える」の関係の2人の関係の着地も ものす~ご~く「気になります!」 | ||||
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迅速、丁寧な配送です。 | ||||
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『長い休日』を読んで… 昔から 子供の頃から 時折 心にチクチクと刺さっていたトゲが抜けた気がします。 | ||||
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アニメーション作品「氷菓」をご覧になり、食後の物足りなさを感じた方にお勧めです。 折木とえるの関係は相変わらずですが、その関係を保ちつつ補足を付け加えてくれます。 えるが置かれている立場や、人間関係上の役割に苦悶する姿が理解できるので私は最高に満足でした。 | ||||
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2022年の7月の時点でこの古典部の新刊から 約5年半が経過… アニメ勢から入りすべての古典部シリーズを 読破したわけではないですが 千反田えるのエピソードである表題作が たぶん古典部シリーズのなかでは 傑作の部類であると思う。 だからこそ…いち読者としては 古典部の新作を読みたいわけですが 色んな新刊を著者は出してはいるものの シリーズ作品となると割とインターバルが 長めになってる傾向があるので 古典部シリーズが結末まで描かれるのかが 気にはなりますが… アニメ二期は期待とかしていませんが せめて原作の完結をいつかは 望みたいです。 | ||||
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相変わらず茫洋として大器晩成を感じさせる奉太郎は別格として 伊原と千反田さんが直面する苦悩や葛藤は、今後の彼女らを成長させるだろうと 予測させるに十分なストーリー展開だった。 高二になった彼らが、アニメ化された作品群より少し大人になりつつある印象を受けて 著者が続編を執筆してくれることを待望するしかないが、続きが気になる終わり方だった。 本作は馴染みのキャラ中心の物語だったので、前作「ふたりの距離の概算」よりも個人的には楽しめた。 | ||||
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表題作中のえるの行動に対し、キャラがぶれている、えるならこうするだろう、と勝手に違うストーリーを作って責め立てるレビューを拝見したので、発売から大分経ってここを見る人も少ないと承知しつつ、少し。 千反田は責任を果たすだろう、千反田はこういう性格だからこうするだろう、他人に迷惑をかけたら千反田ではない、という正にそういった声にとりまかれてきたヒロインが、 彼女のアイデンティティを支えてきたものが崩れる出来事をきっかけにぐらついて、普段の彼女なら<決してしないこと>をしてしまうのがこのお話の謎。 そして彼女のその行動の謎を解き明かすことを通じて、折木が彼女の”今の姿“に近づいていく、という二重写しのミステリでもあります。 理由なくキャラ崩壊を起こしているのではなく、作者はわかったうえで千反田えるというヒロインの新しい面を謎として読者に提出しているのです。 千反田えるは本当のところ、どういった性格で何者なのか、という答えを、作者以外は誰も知りません。 人は表面的に理解できるものではないのだから憶測で何か言うのは時に無神経になる、と折木自身が『連邦は晴れているか』の結末部で指摘しています。作者はそもそも、一面的に人間を捉えていないということです。 千反田えるはどうしようもなく責任を果たせなくなって身を隠しますが、隠れた先で発声練習をしています。事そこに至るまで追い詰められても、彼女はまだ必死に責任を果たすべき場所に戻ろうとしているのです。 そこに折木が来る。行け、と彼は言わない。行けと言わないんですか、とえるは問いますが、折木はえるを追い詰めません。あるがままの彼女の隣にシンプルに居ます。 このあたりの寄り添い方には、『鏡には映らない』『長い休日』で見せた折木の人柄が見え隠れするような気がします。 そして『遠回りする雛』で折木が、千反田家の跡取りとして繰り返しえるが言及されることに息苦しさを感じていたというくだりともつながるように思われます。 ・ また批判レビューは歌詞が気持ちと合っていない問題を『細かいこと』と片付けていますがとんでもないことで、 『言葉』というものに丁寧に向き合ってきた古典部シリーズの謎解きを根底から否定するものです。 たった数単語の校内放送の言葉を分解してストーリーを作り上げて見せた『心当たりのある者は』などをわざわざ引いてくるまでもなく、古典部、特に千反田えるは小さなことにも心を込めてあたり、他人の言動の小さな違和感を見逃しません。(私、気になります!) そのような作品世界を作り上げてきた古典部のヒロインだからこそ、読者である我々自身にとって些末なことでも、本の中の彼女にとっては大きなことなのだと想像を巡らせながら読むことはできると思うのですが。 | ||||
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アニメ「氷菓」のファンです。普段、小説は、読んでいません。「古典部」シリーズの最新刊である、本書を読んでみました。とても、楽しかった。小説が、こんなに楽しいと思ったのは、すごく久しぶり。登場人物の心を丁寧に描いているので、とても、好きです。いろいろな発見も、ありました。 読むときには、Fireタブレットの、「自動読み上げ(合成音声)」を使用しています。目が疲れないです。読了までの日数は、目で読むときよりも、耳で聞く方が、すごく短いです。あっという間に、読んでしまった。(聴いてしまった。)(オーデイブルは、高いので、いらない。) | ||||
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おもしろすぎる〜何回も読み返したくなる | ||||
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「箱の中の欠落」『鏡には映らない』「連峰は晴れているか」『わたしたちの伝説の一冊』『長い休日』『いまさら翼といわれても』の6編からなる古典部シリーズ第6巻。長い間積んだままでしたが一気読み。最も印象に残ったのは『鏡には映らない』。中学3年卒業間近の奉太郎が、対象が自分ではない強烈な悪意に対し、やるべきことなら手短にという奉太郎流の鮮やかな意趣返しを魅せた逸品でした。『わたしたちの伝説の一冊』クドリャフカの順番を読んでからだとなお味わい深いかと。『長い休日』アニメでの奉太郎姉の印象は、奉太郎の能力を知りつつ揶揄を続けている程度でしたが、本編では最後の二、三行に弟への思いやりを感じさせます。『いまさら翼といわれても』最後の最後で、謎がHow done it?からWhy done it?にどんでん返し。ほかの2編は好みが分かれる、そう感じて☆ひとつ減らしましたが、ほかの方の感じ方はいかがでしょうか? | ||||
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『いまさら翼といわれても』です。 古典部シリーズの短編集。なのですが、一作ごとの評価と一冊全体としての評価がややズレるので、まずは一作ごとの評価から。 『箱の中の欠落』★★★ ハウダニット。フーダニットにはし得ないのでこれでいいんだろうけど、やや物足りない。結局、委員長に対するいけ好かなさと1年E組に対する同情が足りないので、そもそも主人公が動く動機が弱い。解決の展開もあまり納得できなかった。ただ、冒頭の段階で問題が提起されているので短編としては掴みは良かった。 『鏡には映らない』★★★ これ奉太郎一人が悪いのではなく班全員が悪いのに、奉太郎一人を軽蔑するのはいかがなものか。奉太郎と里志の対応も疑問。一じゃそりゃみんなから非難されることくらい、里志なら想像つくのではないか。謝ったのはいいけど、ヒロインが言っていたように遅すぎるので、あまり後味が良く感じなかった。 『連峰は晴れているか』★★★ アニメで履修済み。謎解きというほどのものはなく、単に足で解決。なので話としては面白くないけど、最後の千反田のうまく言えませんというセリフが良いので、そこが全て。 『わたしたちの伝説の一冊』★★★★ 話としては最も緊迫感があって面白かった。トリックの意図と里志の対応がご都合主義。ボディートークとの展開は良かったけど、摩耶花が主人公の割にはマンガ描く以外は特に何もせずに解決になっちゃったのは惜しい。 『長い休日』★★★ 謎解きらしいものではなく、奉太郎の過去を語ることによって省エネ主義を掘り下げる話。姉の言葉は良かったし、つまり千反田が奉太郎を救ったことが提示されて、次の翼エピと竟になっているのは良い。 『いまさら翼といわれても』★★★ 千反田行方不明事件という面白そうな導入だった割には解決の展開はいまひとつ。千反田にとってショックだったんだろうけど、だからといってそこまで多くの人に迷惑をかけるような行動をとるかどうかは疑問に感じた。ラストがどうなったのかはっきりしないのも不満。ただ、翼を与えられたということは、婿養子を取らずに嫁に行くことができるようになったということなので、『遠まわりする雛』のエピから見ると、短期的には道を見失ったように感じるけど、長い目で見れば一歩進んでいい流れではあるんだよな。 短編集一冊としては。 上記の通り個々の作品は釈然としない部分も多々あったし、ミステリとしては物足りなさの方が多かったですが、全体としては、個々のキャラを掘り下げていて、青春小説としては良かったと思います。★4 | ||||
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古典部メンバーのそれぞれのキャラクターの内面に、少し踏み込んだ作品集で、私は楽しく読みました。 楽しいこともつらいこともありますが、べつにおとぎ話ではなく、高校生のいろいろな事情や葛藤と少しのミステリが混ざったところがこの作品の持ち味の一つだと思います。 たとえいろいろな葛藤や山谷があっても、最終的には古典部メンバーが不幸になるようなことはないと思います。購入する前に、低評価のレビューを読んでいたので購入をためらいましたが、買って良かったです。 その上で低評価のレビューを再び見ると、ずいぶんひどい内容なので一言。 まず、編集者でもないのに編集者面して自分の発言に権威を持たせようとしている。世の編集者に失礼ですよ。まずはご自分の褌で勝負してください。 さらに、キャラクターに対する勝手な思い込みを開陳し押し付けようとしている。 さらには、Amazonの書評欄で同人活動を始める始末。 創作は楽しいものですが、やるべき場所でやってください。 判断するべき対象はお金を投じないと読めないのに、書評のほうはタダで読めてしまうというのはジレンマですが、私のようにためらってしまう人がいたら気の毒です。できれば、ご自分の目で判断していただきたいと思います。 | ||||
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アニメ→小説→アニメ→この本って感じで読みました。 どの話も楽しく読むことができました。 古典部の各キャラクターの転換点が来ている話で、この先が発売されることを期待します。 | ||||
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アニメから入り原作が気になったので まとめ買いしました 満足です | ||||
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この作者のデビュー作が「氷菓」だとは知らなかった。最初からハイクオリティだ。古典部シリーズは、最初アニメで見た。画面もきれいだったが、その内容の密度の高さにも驚いた。高校生たちの心理をよく描いてあって、その心理の綾を衝く推理も面白かった。高校生には高校生の毒があるのもリアルな感じがしたものだ。「やらなくていいものはやらない」とうそぶいているくせに、ついつい人のために頭を働かせてしまうクールなアニメの折木奉太郎がそのまま小説の中にいる。6篇の内、4編は折木の視点、2編は伊原摩耶花の視点で展開する。折木の小学校のエピソードが出てきたり、伊原のマンガ家になりたいという夢が一歩進んだり、千反田えるの家の跡継ぎの問題やらが出てきたりと、小説の中でも時はつぎつぎと流れている。折木の推理は相変わらず鮮やか。普通の人はこうはいかない。それにしても高校生もいろいろ大変だ。 | ||||
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続きが気になります でも次いつ出るかわからないんですね | ||||
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京都アニメの「氷菓」が好きで、原作にも挑戦?原作、「氷菓」「二人の距離の概算」と読んでからの古典部シリーズ最終巻のこの本「今さら翼といわれても」読破?でした。 内容は、古典部ファンなら(原作、アニメ問わず)楽しめる内容の短編集が、特に表題にもなっている「今さら…」は、その内容が想像されかつだいたい想定の範疇でしたが結末(イベント、二人の将来)は、記述されず読者のご想像にという感じがこの後のシリーズを書いてもいいのではと思わせます。 「氷菓」がアニメの再現度が高く、アニメ化されていない二冊を読みましたが前に戻って、原作とアニメの違いについて、ゆっくりと読み進めたいシリーズです。 | ||||
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本当に面白かったです 氷菓アニメ小説全て見ましたがこの話が断トツで面白かったです 個人的にアニメで消化しきれていなかったと思っていた奉太郎と千反田えるの関係の進展が両者の心情を絡めながら綺麗に描かれてると思います 1つ不満があるとするなら読み終わったあとに早く続きを読みたいとしか思えないのに続きが出てないことくらいだと思います笑 | ||||
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千反田えると折木の物語だと思えた。特に表題作は、彼女の心の叫びが伝わってくるようで、胸が痛くなった。 対照的に見えるこの二人、実は、同じ様なセンシティヴで傷付きやすい心を持っているのだろう。 米澤穂信の原点はこの古典部シリーズだと思う。「日常の謎」というテーマは、季節限定シリーズでもそうだが、些末な事件に思えて馬鹿馬鹿しいと思う人も多いだろうし、退屈にも感じるかもしれない。登場人物への思い入れも影響している。そういう意味では、あまり、このシリーズに馴染みのない人は、いきなりこの作品を読まずに、まず、今までの一連の作品から入った方が素直に入っていくような気がする。たとえが大きくなりがちだが、クイーン四部作は最初から読んだ方がいい。それと同じだとはさすがに言えないが、シリーズものにはそういう側面があると思う。 | ||||
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