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(短編集)
いまさら翼といわれても
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いまさら翼といわれてもの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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折木好きとえる好きのためだけの本。 この二人というキャラクターがあって初めて本として成り立つようなもので これが新作で出されたものならなろうのがもっといいものあるで終わる えるは前巻などのアニメ化した部分で古典部の廃部がかかってるような時にも 私、気になりますと部活のことそっちのけで自分勝手に行動して何度も周りに迷惑をかけたり負担をかけてたのを気付かず誰にも責められず、と自由に生きてきたのにいまさらと言ってもなんの重みがない。なろうの俺、またなんかやっちゃいました?系主人公のが自覚ある分マシ。そんなキャラクターがまた他者に迷惑かけつつ、クズ人間ばかりがでてくる。そんなのが見たいのなら昼ドラをお勧めする | ||||
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私はこれまで米澤作品はかなり読んでいて、「インシテミル」、「折れた竜骨」、「満願」などを高く評価しているが、そうした傑作群と比べると本書はかなりレベルが落ちる。 まず、ミステリーとしては推理の底が浅く、謎解きのカタルシスが全くない。 青春小説として評価すべきなのかもしれないが、私はラノベは趣味でない。 なぜ、この作品が年間ベスト10に選ばれるのかが、最大のミステリーかもしれない。 | ||||
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表題作は、シリーズを読み続けている人には、翼=選択の自由が無い登場人物が、誰かが分かるはず。うーん何だかな。道理で単行本から文庫になるまで時間が掛かったのも納得。The角川商売。他収録作もそつは無いが、秀作と言える程の作品は無し。待たされた分期待していただけに、かなりがっかり。残念ながら星は一つとなりました。山田風太郎にも駄作は有るのだ。シリーズの次作に期待しています。 | ||||
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全体を通してクオリティが下がっているが、作品としての体はなしている。しかし一話だけは許せない。 いったいなぜ? という奇妙な犯行をしておいて、犯人も動機も不明のままでは気持ちの落ち着けどころがない。作者には知ってもらいたいのだが主人公らには動機がどうでもよくっても読者にはそうではない場合もあるということ。 | ||||
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ふたりの距離の概算 「古典部」シリーズ (角川文庫)まではたいへん楽しく読みました。でも今回は毛色が違い、各キャラに焦点を当てようとした結果なんか重苦しい胸糞エピソードばかりです。陰湿ないじめだの嫌がらせの話が3つもあります。他も不正選挙の話とか人に迷惑をかけまくる話とか興味のわかないもの、共感できないものばかりです。 話に引き込むための必要パーツならいいのですが、私は鬱展開ぽくて引き込まれませんでした。 しかも短編集なので解決の糸口が見えた瞬間終了。胸糞な敵をコテンパンにやりこめるスカッと描写もなく、読後残るのは長々語られた登場人物たちの苦悩のイメージだけ。 うまく言えませんがいつもの氷菓シリーズは0から始まって100に行って終わるのですが これだけはマイナス100から始まってマイナス50くらいで終わる感じ。どうしちゃったの? キャラを掘り下げるだけでうれしい読者もいるとは思いますが、いつものあの雰囲気を読みたかった読者にとっては星1個レベルです。 | ||||
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古典部ファンとしては読むべき一冊で「長い休日」「連峰は晴れているか」はお勧めです。 しかし本全体としては絶賛とは言い難く構想不足或いは未成熟な作品が多いと感じます。 特に「箱の中の欠落」に至っては未完成品、発表するレベルにない作品です。 また表題作の「いまさら翼といわれても」はえるの物語ですが、この中でえるは 他人に迷惑を掛けてしまいます。過去の作品ではえるは旧家の跡取りとしての 矜持(責任感)を持っていて自分がどんなに追い詰められようと困ろうと 他人に迷惑を掛ける行為だけは避けようとする芯の通った性格だったはずです。 ですのでこの作品中でのえるの行動には違和感を感じるし理解もできません。 こうなった原因は長期間放置した挙句に短期間でまとめて書かれた作品が 多かったためと思います。あまりに長期に渡る執筆期間のせいでキャラクターに ぶれが出てきているのに加え、最近の作品は時間を掛けていないのでしょう。 良いところについてはここで書かなくてもたくさんコメントが上がっているので 悪い方について「箱の中の欠落」を例になぜそう思うのか説明しておきます。 「箱の中の欠落」・・・「解明の欠落」とでも改題して反省すべき作品 推理小説の基本要素は、犯人、動機(背景・心理)、トリックの3つの解明です。 作品によってはトリックがメインで他の2要素はおまけ程度でも成り立つ場合も ありますが、この作品にはそれは当てはまりません。 事件のあらましは生徒会選挙に関して不正(投票総数の水増し)があったというもの。 この事件のトリックは単純ですが実行するにはそれなりの手間暇を掛けなければ ならないものなので、ちょっとした悪戯心でやったものではないと分かります。 となれば事件の解明ということならどうやったのか?ではなく、なぜ?(背景)の 部分に焦点が当たらなければなりません。選挙妨害はハイリスクですが一方それに よって得られるリターンは不明です(票の水増しでは特定候補の有利不利には 関係してこない)。それなのになぜどうしてそんなことをしなければならなかったのか? ということろに光を当てる(その辺にこそそれぞれの生徒の事情・心情、青春の ほろ苦さがある)べきなのにそこが事後の雑談程度の推測会話で軽く済ませて良しと されています。これでは本当の意味では何も解決していません。 またラーメン屋での会話は日頃の奉太郎と里志の関係を掘り下げるものということに なっているようですが、肝心の事件の解決がおざなりなため冗長(不要)な会話と しか思えない。こういう会話は事件をしっかり解決してこそ生きてくるものです。 作者はこういった会話を入れたかったようですがこれでは作家の単なる自己満足です。 正直、これで完成?、と感じる作品で大幅加筆して再収録されることを願います。 ・・・というのは実はこの作品の初発表時(電子版の雑誌)に思ったことで ここからは後日談。 文庫を買ってみると雑誌とは微妙に結末が変更されているのですが、はっきり言って 恥の上塗り、読者を馬鹿にした言い訳じみた修正です。大まかにいうと 初出: 犯人は分かっていない。犯人を捕まえるのは選管の仕事で里志の仕事ではない。 文庫: 犯人は捕まったが里志は名前も動機も聞いていない。ここから先は選管の仕事。 つまり作者的には犯人が捕まりさえすれば動機の解明までは不要というスタンスです。 しかも犯人はトリックのネタを回収に来たところを捕まったとなっているのですが、 危険を冒してわざわざネタの回収にくる必然性はない(放置しても犯人特定に繋がるような 性質のものではない)のでかなりの無理筋、安易に体裁だけ整えた感がありありです。 初出時には執筆時間が足りずに泣く泣く動機解明を端折ったのかと思っていたが買い被りでした。 (作者の言い分はこの作品は奉太郎と里志の関係を書くもので、事件そのものはそのための 道具にすぎないからその解決は本筋ではなく色々書く必要もないということらしい) 日常青春ミステリである以上トリック(事件)そのものは凄くなくて当たり前、でもそこに 青春期の高校生ならではの葛藤(動機)が絡み、その心理描写があるからこそ古典部シリーズが 物語として成り立っている。そういったところを書かずに古典部シリーズを名乗るのはおかしいし それなのにこれを傑作と絶賛して喧伝する出版社も品位を疑います。 (この本の収録作品のうち新しめの作品は概してこんな感じで色々足りない点があります) | ||||
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ストーリーもミステリもいまいち。面白くは読めなかった。 それと 「鬼の首を取ったよう」 を誤用している。 言葉を扱う仕事なんだからさ、しっかりしようよ。 | ||||
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青春物語として読んでる人には評価が高いようであるが、ミステリーを期待した読者としてはがっかりした。 | ||||
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これは、ミステリーじゃないですよね?ミステリーなんでしょうか? お話はとても楽しく読みました。ほかのレビュアーさんが熱く語られているように。 謎解きは、ほとんど途中でわかっちゃいますよね?キャラクターがあれこれしてるのを楽しめばいいのですよね? あちこちで山積みされている人気の秘密はちょっとわかりませんでした。 | ||||
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