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セイレーンの懺悔



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【この小説が収録されている参考書籍】
セイレーンの懺悔
セイレーンの懺悔 (小学館文庫 な 33-1)

セイレーンの懺悔の評価: 3.66/5点 レビュー 47件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.66pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 21~31 2/2ページ
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No.11:
(4pt)

青い

中山作品34冊め読了しました。
多香美の青臭すぎに、むせそうになりましたが、さすが中山作品どんでん返しが素晴らしいです。一つ目二つ目の返しまでは想像つくのですが、三つ目までは予測できなかった。
残りのページ数を見て、まだなにかあるかな?と思いましたが思わず嬉しくなってしまいます。
次を楽しみにします!
セイレーンの懺悔Amazon書評・レビュー:セイレーンの懺悔より
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No.10:
(4pt)

よかった

よかった
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No.9:
(4pt)

報道のスクープとは何か

若いTV報道記者を通じてスクープ報道による功罪、社会的制裁、
はたまた放送倫理について大いに考えさせられる作品です。
場面、場面によって主人公主体に読めるところ意外に、上司、被害者家族、
加害者、学校関係者の立場で読めるところもあり深く考えさせられた。
全体的に重い内容ながら一気に完読できる良い作品だと思います。
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No.8:
(5pt)

マスコミと警察の間!

①『セイレーンの懺悔』とは実に巧みなタイトルである。オデュッセウスを誘惑する半人半鳥のセイレーンはマスコミの報道に例えられる。
②今まで読んだ著者の作品群の中でも最高傑作の一つである。これ程までにマスコミ批判を作品に込めた例はない。視聴率競争→スクープ競争の構図が見事なまでに描かれる。
③国民の「知る権利」を楯に被害者家族の意志や心情を無視する情容赦ない報道合戦に心を痛める他人は多い。「知る権利」とは単なる野次馬根性に過ぎないのではないかと思われる。
④犯人は被害者の身近な所にいる人物と言うミステリーの鉄則を本書も貫く。使命感に燃える助成金記者とイケメン男性警察官のやり取りが面白い。
⑤解説は池上彰氏が書いている。池上氏はニュース解説者だと思っていたが、彼のキャリアは報道記者から始まっていた。死体を何度も目撃し、腐臭を嗅いでいる。この体験が分かりやすいニュース解説に生かされていた。
⑥何と言っても、現場を目撃したかのようにリアルに描くことが出来る著者の力量には脱帽である。
お勧めの一冊だ。
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No.7:
(5pt)

中山七里の多才さをまた見た

メデイアが追うサスペンスと、めずらしい作品、もちろん清張作品にもあるが、この作品もおもしろく読めた。
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No.6:
(4pt)

報道の正義なんて

刑事ものを読んでいると、刑事という職業がとんでもなく大変なものだと思わされる。事件が起これば、ずっと働きづめで休む暇もないし、捜査・聞き込み、どれもハードだ。しかも、警察内部での張り合い、軋轢、上下関係の鬱陶しさ、いやはやという感じだ。それに対して、記者の仕事もとんでもなくハードだが、被害者や容疑者やその家族たちに容赦なくズカズカと土足で踏み込むような振る舞いに、いったいどんな正当性を感じているのか。刑事たちには、犯罪者を捉えて正義を示すという使命感があるのだろうが、記者にはそんな堂々とできる使命感などあるのか。視聴者の好奇心を満足させるために働いているだけではないのか。
テレビ局の報道番組の記者の朝倉多香美は、組んでいた先輩ん記者の里谷と殺人事件の大誤報をやらかしてしまう。多香美は、記者の存在価値についてぐしゃぐしゃに悩みながらも、取材を続ける。最初は、ちょっと危なっかしくて鬱陶しい多香美に、だんだんと肩入れしてしまう。最後は、まあある程度予想されたどんでん返しかな。イケメン刑事の宮藤はなかなかかっこいい。
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No.5:
(4pt)

ミステリとしてはいまいちだが、報道のあり方という意味では楽しめた

ある殺人事件を追う報道番組の記者コンビが事件を追いながら、報道のあり方について考えていくミステリ。

殺人事件の捜査としては、報道記者が重要な証拠を掴んだり、証拠を捏造したりすることもなく、さほど盛り上がる要素はなかったのだが、報道のあり方という意味では楽しめた。

個人的には、刑事に駆け引きを要求したり、無茶な取材をしたりしながらも、報道の倫理をしっかり考えて行動する里谷が好きだった。

報道の原点は客観性で、絶えず中立的な視座があれば、どんな下衆なネタを取材してもニュース自体の品位が落ちることはないという言葉はもっともだと思った。

また、自分なりの主義をもつ刑事の宮藤も好きだった。

警察とマスコミ、似たような仕事をしていても、決定的に違う点がある。警察は犯罪に巻き込まれた被害者や遺族の平穏のために仕事をしているのに対し、マスコミは不安や不幸を拡大再生産しているという言い回しは、マスコミに対する苦言だと思う。

今後の里谷と宮藤の活躍を描いた物語も読んでみたい。
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No.4:
(4pt)

ミステリーとマスコミ論

女子高生誘拐事件をめぐり、スクープを狙うテレビ局の報道記者と有能な刑事とがそれぞれ使命感と矜持を持って事件を追いせめぎ合う、読み応えのある社会派ミステリーです。

目的は一緒でも、やり方や考え方が大きく違う記者と刑事が激しくぶつかり合う姿と、いじめ問題にも絡み、女子高生が惨殺されるというセンセーショナルな事件も相まって、相当な盛り沢山の内容です。
報道の在り方や学校教育の問題などは、やや極論過ぎる気もしました。しかし、これだけの要素を盛り込み、且つミステリーとしてのラストもしっかりと用意し、ストーリーも整理されているのは流石と思いました。
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No.3:
(5pt)

素晴らしい。

他では、あまり評判が良くないみたいですけど、
岬洋介シリーズや御子柴弁護士シリーズに劣らない...
なにより、時間を忘れて夢中にさせてくれるのがいいですね!
人それぞれの深層心理を見事に捉えた作品です。

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No.2:
(4pt)

ネタばれあり。

作者得意のどんでん返しあり。主人公の煩悶しながらも成長していく姿、報道記者として自己矜持を構築していくストーリーは興味深い。
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No.1:
(4pt)

著者お得意のミステリーですね

いじめ、家庭問題、報道モラル、視聴率主義といった現代社会が抱えるいろいろなテーマをうまく盛り込んで、この著者いかにものミステリーに仕上がっています。最後に明らかになる物語の裏側、さらにそのまた裏にある真実…。この著者の代表作でもある &#34;追憶の夜想曲&#34; を思い起こさせる構成です。
また、セイレーンの懺悔(最後の主人公の懺悔)は本当にその通りだと感じました。

主人公ペアのややご都合主義的な暴走(実際もう少し周りを見るのでは?)と被害者となった高校生の人間像がややおざなりだったこと(なぜ殺されなければならなかったのか?)がちょっと気になって、☆4つとしました。
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